AWS TokyoリージョンでCloud9を使う
AWS Cloud9は5リージョン(シンガポール、バージニア北部、オハイオ、アイルランド、オレゴン)でしか使えませんが、
工夫すればAWS 東京リージョン、GCPなどで使うことができます。
対象OSは、AmazonLinux,ubuntuなどのLinuxOSできます。
今回はAWS Tokyoリージョンで構築したいと思います。
※2019/4からTokyoリージョンも対応されました。
※terminalソフトが必要です。
※vimの操作が必要です。
AWS Cloud9 python環境構築については、
python 開発環境構築手順(AWS)を参照ください。
東京リージョンでEC2でインスタンスを作成
1. Amazon マシンイメージ (AMI)
Amazon Linux AMI 2018.03 を選択
2. インスタンスタイプの選択
t2.micro を選びます。(性能が欲しい場合はt2.mediumなどを使う)
3. インスタンスの詳細設定
必要な項目をチェック(デフォルトでも良い)
4. ストレージの追加
30GBに変更(必要な場合は変更)
5. タグの追加
Name bot-1などとわかりやすい名前などをつけます。
6. セキュリティグループの設定
ここでは0.0.0.0/0で進めます。後ほど変更します。
18.179.48.96/27 (AWS Tokyo)
18.179.48.128/27 (AWS Tokyo)
7. インスタンス作成の確認OKであれば作成を押します。
既存のキーペアを選択するか、新しいキーペアを作成します。
ない場合は新しく作成してダウンロードしてください。
インスタンスの作成を押します。
左のメニュー Elastic IP 新しいアドレスの割り当て
で作成します。
新しいアドレスを割り当て
新しいアドレスができました。
作成したアドレスを右クリックし、
アドレスの関連付けを押します。
作成したインスタンスbot-1に関連付けします。
terminalソフトなどでsshでログインします。
terminalの接続については下記リンクを参照ください。
【初心者向け】Amazon EC2にSSH接続する【Windows、Macintosh】
下のコマンドはMac、WSLのターミナルからログインする例です。
$ ssh -i 秘密鍵.pem ec2-user@取得したElasticIP
nodejsのインストールをします。
※nodejsがインストールされていないとcloud9のインストールができません。
# Amazon Linux
$ curl -L git.io/nodebrew | perl - setup
$ echo "export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH" >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
$ nodebrew install-binary v13.13.0
$ nodebrew use v13.13.0
# ubuntu
$ curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_8.x | sudo -E bash -
$ sudo apt-get install -y nodejs
サービスでcloud9を検索します。
東京を選択します。
Create environment を押します。
Name bot-1 を入れます。
Next step
Configure settings
Connect and run in remote server (SSH) を選択します。
User ec2-user
Host Elastic IP(取得したIP)
Copy key to clipboard (公開鍵のコピー)
公開鍵をコピーして貼り付けます。(ターミナル操作)
※cloud9コンソールから作成したインスタンスに入るための設定です。
※よく使う Vim のコマンドまとめ
$ vi .ssh/authorized_keys
もしくは
$ cp .ssh/authorized_keys .ssh/authorized_keys.old
$ echo 上のclipboard >> .ssh/authorized_keys
※ターミナルでコピー・アンド・ペーストした状態です。
〜@cloud9.amazon.comがコピーした公開鍵です。
Next step を押します。
Review
問題なければ、Create environment
Nextを押します。
Nextを押します。
Y/nを聞かれていますのでYを押します。
Next を押します。
Finish 終了です。
AWS Cloud9 が使えるようになりました。
接続する場合は、シンガポールのcloud9からになります。
良いCloud9ライフを。