連想と動機
連想と動機
二人目の
こどもが
出来て
今度
何処で産む
ってなって
実家の方という
選択肢は
病院の都合で
ダメになり
私が生まれた
産院で
断られ
別の院を
紹介された
妊娠
七カ月
医師が
糖尿で
廃業
どうなるのこれ
保健所に
連絡
産院の
紹介といっても
うまく
つながるかどうか
それ
困る
どうしろと
出産だけ
市立病院で
という
段取りとなった
一安心
今
産婦人科
減っている
らしい
リスクと
リターンから
わりに合わない
らしい
駅に行く
途中の
学校のような
産婦人科
病院
マンションに
なってしばらく
姉の生まれた
医院は
科を変えた
私の生まれた
病院は
路地にあり
18年
住む街なのに
通っていない
土手に
つながる
細い路地
どらかと言えば
こそこそした
感じの
事情の
ある人も
来る
立地
あの場所
もし
絵が描けたら
スケッチ
してみたい
不安そうな
少年と
少女を
ぼやかして
それ以外は
細密に
カメラで
そういう写り方は
しない
画像を
後で処理する
徐々に
処理されて
ぼやける
生れた娘は
絵を
描くことが
好きだった
羊の
絵が
壁に
飾ってある
レコードの
ジャケットみたいな
絵
それから
トイレットペーパーの
クロッキー
絵筆が
ペーパーに
包まれている
安い額縁に
入れて
親は
テレビの
上に飾った
正確には
テレビ棚の
うえ
とても
前髪を
気にしている
毎日
ここまで
いずれも
見たり
読んだり
聞いたものから
派生した
言葉の
連
です
難産
ニュース
部屋
経験
フェイスブック
などと
そこからの
連想で
いわば
それらが
燃料で
動機で
ある
何を
言わんとするか
それは
とくに
無い