心が躍る
この生涯でこのままいくと外国で暮らすことは
まずないだろうと思う しかし 100%ないとも
言えない
やっても仕方ない つまらない些細な事 そんな
事ばかりで人生が成り立っているという良し悪し
のわからない状態 もしかして良し悪しを超えて
いるかもしれない状態
息子は難しい話を理解できないが容赦なく普通
に話す 息子に難しいと思われた話は聞き返さ
れたりわからないという顔をするのでわかるよう
に言い換えて話す するとわかることが八割く
らいあり残りは分からずじまいになるようだが
別に健常者同士 この健常者という言葉 嫌い
だが別に嫌いだからと言って使わないという訳
でもないので使った での話でも分からない話
なんていくらでもあると思って 敢えてレベルを
落とすことはない
計算して 何となくこのまま生きていける目途が
立つ 雇われないで生きる という目標を全う
できるか 目標は全うするものでもないか もし
生きていけない感じになっても何とかやっていけ
る力が少しずつついてきた 錯覚としてもそう
思いたい
違う風がふっと走って 柳の枝がばさっと落ちた
抱き寄せて息を吸い込むと口の中に髪が流れ
込んできた
これでも部下がいた 私大の雄二校のうちの
ラーメン二郎に近い方 素直で性格が良かった
こともあって一目置かれ可愛がられていた
彼と遠い取引先へ帯同営業に出かけた よく晴
れて気持ちのいいドライブ日和 冬に近い秋口
だったか 業務に全く関係のない話などで盛り
あがりながら高速道路を走っていると黒いかた
まりがぎゅーっと近づいてきてタイヤホイールに
吸い込まれがつと少なからぬ衝撃を受けた いわ
ゆるバードストライクだった 高速を降りてホイール
を確認すると かなりの傷がついていて 走行に
も支障をきたしそうだと素人目に見えた バード
ストライクだった と二人で言い合い私の勘定
にてサイゼリヤで昼食を取った
後日 この件で総務から呼ばれた あの事故
バードストライクと報告されていたが本当か と
間違いなく出来事を見ているので本当のことだ
と答えると シャーシーが歪んでいるという 鳥
で歪むか と なるほど と心に思ったが特に彼
への感情はそれほど変わらなかった 愛嬌
素直 学歴による色眼鏡 諸々含めて能力な
のかなと思った 迷惑をこうむらなければそれで
いいと考えたのだった
八月に入って相場が不安定になってきた 上下
に揺れ幅の大きい相場がくる 破滅
願望を隠し味とした尋常とは言えない軽躁感