4コマ小説?!「絶賛!お見合い中!」
こんにちは!初めての試みです!
僕は漫画も好きだし、色々な漫画が好きですが中でも4コマ漫画というジャンルは大好きですし、とても興味を惹かれます。
また、小説も大好きです。読むのが遅いのでとても困っているのですが、慣れれば速くなるという情報を信じて最近は量を増やすように努力しています!
さらに、文章を書くのが昔から大好きでした。上手かどうかは分かりませんがドヘタでは無いのではないかと自負しております。
そこで、「4コマ漫画」と「小説」を合わせて「書く」ことが出来ればもっと楽しく面白いものが出来るのでは無いか?と考えて始めようと思いました。
出来るだけ定期的に4コマ小説を書いていこうと思います。
世の中に4コマ小説なるものを聞いたことが無かったのですが、調べてみるといくつかあるようです。そのような他の小説を読みながら、書きながら模索していければなと思います。もし、意見がある人や感想を頂けると幸いです。
第1話
いつものように香菜は目覚めると時計を見た。そしてしばらく動かなかった。
「遅刻だ!!」
突然香菜は叫んだ。
そして慌てて着替えて、リビングの扉を開けた。
そこには一人の男性がお茶をすすってのんびりしていた。
「棚橋さん、あなた、仕事はいいんですか?」
香菜は呆れたように言った。言いながら仕事用バックを手にっとった。
「いや今日は…」
と健司は言ったがその言葉は香菜の発言に遮られた。
「まあ、いいけど。とにかく私は先に出ますので、鍵を確認するのを忘れないでくださいね。」
と香菜は言ってリビングを出た。
「え?ちょっと…」
健司は追いかけたが香菜は既に家を出ていた。
健司は慌てて電話をかけたが、出ることは無かった。
健司は数回電話をかけたところで諦めて朝食を作り始めた。
香菜は息を切らせながら大手町のオフィスビルに駆け込んだ。
受付で社員証を見せたが、受付の女性が訝しげに言った。
「本日は営業していない様ですので、出入りは禁止となっています。」
香菜の頭は混乱していた。現実を受け止められなかった。
「曜日を勘違いしているなんてことは無いでしょうか?」
彼女は少し冷たく言った。
そして香菜は改めてスマホを見て唖然とした。日曜日だった。
「すいません…」
香菜は少し俯いて、囁くように言った。そして、社員証をスマホと共にポケットに突っ込んだ。そして出口に向かった。
香菜は歩きながら先ほど見たスマホのホーム画面に健司からの電話の着信があったことを思い出していた。
オフィスビルを出ると雨が降っていた。香菜はバックをまさぐったが、折りたたみ傘は無かったので、すぐにそのまま歩き出そうとした。
「宮代さん!宮代さん!」
香菜は自分を呼ぶ声の方を見た。そこには傘を持った健司の姿があった。
「棚橋さん?!」
香菜は少し驚いたように言った。香菜はなんだか泣きそうになった。迷子の子供が親を見つけた時はこういう感覚なのかな?と考えて少し笑いそうにもなったが、実際どんな表情をしているかは分からなかった。
「朝ごはん、食べません?」
健司は香菜に傘を渡しながら言った。優しい声だった。
香菜は傘を受け取って健司の目を見上げた。でも、きまりが悪くなってすぐに目をそらした。涙は引っ込んでいた。
「ありがとうございます。そして…朝はその…ごめんなさい。」
香菜の声は少し小さくなった。
「どこに行きます?『タミルズ』なんてどうです?美味しいみたいですよ!」
二人「タミルズ」へ歩き出した。
終わりに
今回は1話だけです!
今のところこの二人の関係とか、タイトルの意味は分からないですが少しずつ書いていきたいです。
それと、この後はコメディー要素もあったりしますのでよろしくお願いいたします。
今回出てきたカフェ「タミルズ オオテマチ」のリンクを下に貼っておきますね!