夕日を諦めちゃダメ！！

先週3日間北海道に旅行して来ました。釧路湿原をトロッコ列車で観光したのですが、列車には「夕日おじさん」なる方がガイドされてまして。

それは良いのですが、マイクを持ったおじさんはひたすら「夕日の素晴らしさ」を熱弁。ちなみに外はまだ明るくて、乗客の皆さんはタンチョウツルや野生のシカを探してます。

んで、帰りも同じトロッコで釧路駅まで戻るのですが、「夕日と夕焼けの違い」を熱弁したおじさんが「皆さん、諦めちゃダメです！」と連呼。みんなシカを見たいから下の方を見てます。

鶴やシカを見れて大満足の乗客達。その中で一人だけ「諦めちゃ駄目ですよ！」を連呼するおじさん。その光景がとてもシュール。

その日は曇り空でしたが、雲の切れ間からオレンジ色の夕焼けが見えるのをボーッと眺めていたら、すかさず
「皆さん！夕焼けが少し見えましたね！これはもう、勝ちですよ勝ち！」と興奮気味にマイクするおじさん。

その後もすっかり暗くなって街灯が点灯する中、「まだまだ諦めるのは早いですよ！」「紫色に輝く瞬間を見逃さないで！」とアナウンスは続き。

みんな野生動物が見れて満足で、夜の景色を静かに眺めていたかったと思うんですよね。別に夕日で勝ち負けの勝負してる訳じゃないし。

旅行から戻って来ても、旅仲間の間では「諦めちゃダメですよ！」がブームになってます。

これまで「関サバの爺ちゃん料理人」「長崎のタクシー運転手」が二大濃い目キャラでしたが、「釧路の夕日おじさん」の登場で、三大濃い目キャラが完成しました♪