兵庫県知事選挙について。
兵庫県知事選挙が映画みたいな凄い展開になっています。
元々斎藤知事がパワハラ・タカリ体質で、片山副知事も阪神の優勝パレードの協賛金を信用金庫から集める時にキックバックを行った疑惑がある。
それを告発した局長が知事や副知事から不当な停職処分を受けて、百条委員会で証言する直前に自死した。それでも知事が居直って辞めず、議会が全会一致で不信任案を採択して、新たに知事選が行われている……と言う話のハズでした。
ところが、百条委員会ではパワハラやタカリの事実は確認されず。信金側もキックバックを完全否定。局長が複数の女性職員と不倫をした形跡を市のパソコンに保管していたと。
更にパソコンからは知事や副知事を辞職させるクーデターを計画していた事も判明。百条委員会でその悪行が発覚する事が嫌で、自死した可能性が極めて高いと。
大手マスコミは斎藤元知事を悪者にしたままで、SNSでは「私達はマスコミに騙されていた」「斎藤さん御免なさい」と擁護の声が広がって、街頭演説は連日大観衆。その様子を大手マスコミは一切スルー。
百条委員会は局長の不倫についてはプライバシー保護を理由にブロック。副知事の証言は非公開にするなど、かなり怪しい動きを見せています。
んで、どうやら斎藤知事が1000億円掛かる新庁舎建設計画を凍結させて、高校のクーラーを整備したり授業料無償化など改革を進めた事に反発した人達が、知事を辞めさせようとしたのが真相のようです。
マスコミが善悪を決めて誘導する手法は昔からあります。例えば日中戦争の「上海南駅の赤ん坊の写真」が有名です。これは日本軍の空襲で被害に遭った赤ちゃんの写真が世界中の雑誌に掲載されて、「日本軍を許すな!」と日本=悪のイメージが根付いた写真です。
湾岸戦争でも「イラクが大量の原油をペルシャ湾に流した」と油まみれの水鳥の写真が何度も紹介されましたが、実際には原油流出は米軍のミサイル攻撃が原因でした。
例えば企業の内部留保が過去最高額になりましたが、会計では内部留保と言う言葉が無い事は知られていません。売上から費用を引いた金額が内部留保とされ、設備投資費も含まれている事も知られていません。つまり、内部留保=すべて悪のイメージも、マスコミによって作られた幻覚です。
今回の知事選は、大手マスコミが作りあげた「斎藤知事=悪者」のイメージをSNSが覆し、「組織票VS民衆票」となっている歴史的な選挙。その結果に注目しています。
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