石破首相、グッジョブ！

石破首相がG20に出席したものの、渋滞で集合写真に間に合わず、更に会場ではスマホをいじって交流に参加しなかった。各国首脳が挨拶に来ても、椅子に座ったまま握手した。腕組みして写真に写った……と、非難轟々になっています。
皆さんは怒り心頭の様ですが、僕的には「石破首相、グッジョブ！」と思います。なんでか？

余程体調が悪い時を除いて、人と握手する時は立ち上がってするのは、社会人の常識です。笑顔でフレンドリーに会話をするのは、外交の基本です。
人から教わらなくても、大抵の人は身に付けている教養です。それが無い。

じゃあ誰が彼を首相に選んだのか？……総裁選の時に民衆は高市首相誕生を期待した。それを押し退けて石破首相を選んだのは、自民党の皆さんです。

つまり、自民党の皆さんは「我々には人を見る目が全然ありませんよ」と宣言しているのと同じな訳ですよ。

プロ野球の日本ハムが札幌ドームに契約見直しを打診した。人工芝の改善と賃料値下げを頼んだら、芝の改善は却下されて逆に賃料値上げになった。だからエスコンフィールドに移り、結果的に大正解になりました。それと同じ話です。

石破首相は、「自民党を選ぶと、大切な国際会議でこんな無礼を連発しますよ～」と実践してみせてくれた。本来なら記者会見を開いて、諸外国や国民に謝罪した方が良いと思いますけどね。

お陰様で、次の参議院選挙でみんなが心置き無く他の政党に投票出来ます。だから、「石破首相、グッジョブ！」なのです。

ちなみに、石破首相は目が特徴的ですが、何かに似てるんだよな～と思っていたら、「ぬりかべ」でした。103万円の壁が話題ですが、「壁内閣」と密かに呼んでいます。

石破首相に「父親の後を継いで政治家になれ」と勧めたのは田中角栄氏。人の心を掴む名人だった角栄氏は、あの世で「オレの目が節穴だった」と嘆いているんじゃないですかね。