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チラシとビラとフライヤー

広告の相談をお受けする際、お客様から「チラシを相談したい」とご依頼を受けることが多々あります。そのチラシの内容をよくよく聞くと、ポスターだったりDMハガキだったりすることがありましたので、今回は紙媒体のひとつ「チラシ」の話です。

「チラシ」と聞くと、連想するのは「折込みチラシ」を連想しませんか? なんせ「チラシ」という言葉がは入りますから。

でもチラシのことを「ビラ」と言ったり、まれに「フライヤー」と聞くことがあります。見たところ一枚の紙の印刷物ですので、そんなに違いはありませんが実はそれぞれ使用の目的が違います。

[チラシ]

チラシは「散らす」からきており、江戸時代に道端で引き札(広告)を撒き散らしたことが由来のようです。

現在では引き札の役割は「新聞折込み」や「手配り」し「チラシ」と呼ぶようになりました。主に不特定多数に撒くことが目的で、紙面サイズは情報量やご予算に合わせ、A4・A3・B4・B3の比較的薄手の紙を使うことが多く、色も4色カラーがほとんどですが、赤や紺の1色や、緑と赤の2色で印刷することもあります。

因みに業界では折りのないチラシを「ペラ」とか「ペライチ」とも言います。ポスターは折りませんが「ペラ」とは言いません。

[ビラ]

ビラはもともと掲示板に貼る片面に印刷した広告のこと「ビラ」と呼びました。また、片面の「片」という字はビラとも読み、それが由来とも言われます(諸説あり)。

今では「ビラ配り」とか「手配りビラ」と呼ぶようになり、貼ることはなくなり、本来は貼る目的だったビラは「ポスター」に変わり、ビラという言葉はチラシと同じものになりました。

うちの祖母は紙の広告はポスターからパンフレットまでオール「ビラ」と言ってましたが、そういう世代でしょうか。

[フライヤー] 


あまり耳馴染みはない言葉だとは思いますが「フライヤー」とは、飛行機やヘリコプターなどから撒かれ、広告自体を飛ばすもの(flyer)であったことから「フライヤー」と呼ばれるようになりました。今は空から巻くことは法律で禁じられています。

主にイベントの告知用にイベント名と日時だけを記載して制作されることが多く、店舗のレジ横やカウンターなど、取りやすいところに置き、持って帰ってらうことを目的としています。

持ち帰ってもらうため、カバンの中でしわくちゃになりにくいよう、厚めのしっかりした紙でA5やA6サイズの小さなものが多く、チラシよりデザインの凝ったものが多いかと思います。

要約すると

チラシやビラは「撒く」に対して、フライヤーは「持って帰ってもらう」。「新聞折込フライヤー」はない。てことです。

でも弊社では、分からない場合はとりあえず「チラシを相談したい」とお申しくだされば、折込みチラシからポスター、リーフレット、DMなど多岐に渡りご相談承ります。
https://zentan-print.co.jp/

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