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uraright
日本国は小国寡民になるべき(小国寡民になる)
理由:
三島由紀夫が言うように日本民族は内発的な革命が出来ない。その原因はわからぬが、とにかくこの民族は革命を内から起こすことを成し遂げようとはしないし、その考えさえも持ったことが無いように思う。近年の日本国の衰退もこの内発的革命を起こせない民族性に起因している。事実として日本国は世界で偉大な国の一つとなった。それは人類の共通した認識だと思う。しかし、その偉大さはただ外的な要因によって成し遂げられたことを忘れてはならない。
1960年代の高度経済成長で日本国はとても豊かな国となった。だが、それも米国に敗戦し、彼らから自由主義、民主主義、資本主義のレールを引かれ、高度な物質化という目的を与えられたがために、日本民族の勤勉さを存分に発揮できたゆえの成長でだった。明治維新も同じである。欧米列強から近代化という目的を与えられたので日本民族はその目的に対して取り組むだけで良かった。
残念ながら、これまで日本国が使用してきたレールである自由主義、民主主義,資本主義は限界を迎えている。であるから,内発的革命を起こせない民族が現在、衰退していることはいわば必然的である。この問題を解決するには民族性を変えるという大作業が必須であるが,内発的革命が出来ぬ民族では不可能だ。
故に,日本国は落ちるところまで落ちるだろう。それも運命である。静かにその運命を受け入れるか,一方で落ちきったところで大革命を起こすか。人間,最底辺で何をするかによってその人間の本質が見えてくる。まぁ私は東洋の国々が小国寡民になることによって世界に平和をもたらすことができると感じているのだが…