滝沢歌舞伎ZERO2022備忘録
あの瞬間、確かに、この目はあなたを観るためだけにあったし、
この耳はあなたの声を聴くためだけにあった。
先日、滝沢歌舞伎ZERO2022を観劇してきた。
私にとって初めての「滝沢歌舞伎」
どんどん薄れていく記憶とその日に書いたメモを抱きしめながら、
そのときに感じたこと、考えたことを残しておこうと思う。
あの日、新橋演舞場へ向かう途中の電車内、
私は未だかつてないほど緊張していた。
今から滝沢歌舞伎を観に行くこと、目黒蓮くんに会えること、
それが信じられなかった。
2021年秋~冬にかけて行われた
Snow Man LIVE TOUR 2021 MANIAで会っているはずなのに。
初めて会う日よりも緊張していた。
降りる駅は間違えそうになるわ、
渡らなくていい信号渡りかけて途中で引き返すわ……
散々な目にあいながら(自分のせい)
何とか会場に到着した。
これはまずいぞ。
これからが本番なのに。
これから、脳味噌フル回転させないといけないのに。
私よ、大丈夫か?
入場列に並びながら自問自答を繰り返していた。
チケットの半券を自分で千切り、
消毒を済ませて会場内に入る。
ついた席は
……どセンターやん……
新橋演舞場に行くのは初めてだったので、
ステージのあまりの近さに驚いた。
いいんですか??
この空間を記録しておけるなんて贅沢だなあと思いながら、
私も何回か写真を撮った。
(開演5分前まで撮影OKです。)
そんなことを考えていたらあっという間に開演の時間。
いよいよ、幕が上がる。
音楽が流れ始めた瞬間、
あぁ、すごいところに足を踏み入れてしまったなと思った。
理由はわからないけれど、どうしようもなく泣きそうで、
9人のシルエットが見えた瞬間に涙が溢れた。
この日を待ち望んでいたのだ。
この瞬間のために嵐のような社会を生き抜いているのだ。
一幕
OP
「ひらりと桜」
この曲をずっと生で聴きたかった。
私は「和」のテイストが好きなので、
この曲は好きになるべくしてなったというか、
好きになって当然の曲だった。
この曲が持つパワーに圧倒された。
目黒くんの美青年感がものすごかった。
透明感大爆発。
艶やかな黒髪にキメの整った肌、
澄んだ瞳にふんわりと微笑む口元。
テレビの中の人だ……。
(乃木坂46「立ち直り中」MVより引用)
テレビで見るよりも何万倍も美しい人がそこに存在していた。
目黒くんは「端正」という言葉が似合うね。
一瞬にして目黒担であることを自覚させられたし、
もう戻れないところまで来てしまっているんだなと思った。
柔らかい表情で踊る目黒くんから目を離すことなんてできない。
頭に花びらいっぱい乗ってるのめちゃかわいいけど。
ねえ目黒くんさあ、
横1列?になるところで佐久間くん?と笑いあってたでしょ?
見てるよ。
最後の最後まで目黒くんから離れない花びらが1枚だけあったんだけど、
あれはきっと私の魂だったと今でも思っている。
「いつか」
IMPACTorsだ!初めまして!
と思ったのもつかの間、目黒くんがセンターに降臨。
動揺して最初のほう見逃してしまったじゃないか。
しかもここの記憶ほぼゼロ。
それほどの衝撃だったんだと実感。
がんばってくれよ私の海馬。
立ち姿が「EVOLUTION」Cメロで1列になるところと同じだったことはうっすら記憶している。(メモに「目黒蓮の角度」と書いてあった。)
曲の後半に「D.D.」の最後のハカみたいに足を広げて腰を落とす振りがあるんだけど、そこでニヤッと笑っていたね?見てるよ。
「Breezer」
きた。
きてしまった。
やばいやばいとは噂で聞いていたが、想像を優に超えてきた。
目黒くんは黒のジャケットに白のパンツスタイル。
最近の目黒くんは肩幅イカつめな衣装をあてがわれがちだったので、
今回のスタイリングにまず大歓喜。
「ただ流れるだけ」
って歌詞のところで、両手の親指をベルト辺り当ててその他の指で太もも?をポンポンしているんだけど、
これと同じノリ方をところどころでやってたから今ハマっているのかもしれないな、なんて思った。見てるよ。
オタクは細かいね。怖いね。ごめんね。
そして、手首にキスしてた……。
手首にキスしてた……。
ねえ目黒くん、
いつの間に纏う空気の色まで操れるようになったの?
永遠のようなその一瞬が頭から離れなくて呼吸するのを忘れた。
オタクはもう、ひれ伏すことしかできない。
あと、どのタイミングか正確には覚えていないんだけど、
(おそらくラウとの絡みの後)
ジャケットの後ろのひらひらしているところを指でつまんで持ち上げているところがあったのね。
そのシルエットが絵になりすぎていた。
(イメージとしては、乃木坂46「シンクロニシティ」の大サビ前の花が開くような振付)(誰がわかるんですか)
この瞬間のステフォ売ろうよ!!!!!
目黒くんの好きなところの1つに「ダンスの形が綺麗」っていうのがあるんだけどまさにそれ。
これについてはいつかまた話そうと思う。
振付なのか目黒くんのアレンジなのかはまだ答え合わせができないけれど、とにかく1つ1つのシルエットが綺麗で映える。
曲の最後のほうはスポットライトに照らされても俯きがちな目黒くん。
オタクはどこまでも見ているからね。
早くBreezerの歌詞を知りたい。
歌詞がわかればあの表現の意味がわかると思うから。
CD音源化、そして円盤化、よろしくお願いします。
「腹筋太鼓」
初めて見る生の腹筋太鼓。
メカ太鼓が開き始めると、いよいよ目黒くんたちの見せ場。
最初のほうは思ったよりと涼しい顔をしている?
と思ったけど、回転が速くなるにつれて険しくなっていく表情。
どんな表情の推しも見たいのがオタク。
こちらも双眼鏡で必死に食らいつく。
推しを見失うわけにはいかないので。
目黒くんの筋肉の付き方に見惚れた。
ムキムキすぎない腕に洗練された筋肉がついた背中。
「あの二の腕を忘れてはいけない。」
自分史上最高に気持ち悪いメモを見つけてしまった。
はい、忘れません。
忘れていませんよ。今の、今も。
「Feel the light,Lovely」
お洒落な曲が追加されたと噂には聞いていたが、
こんなにも好みドンピシャなものだとは思わなかった。
肩を交互に後ろに振る?ような振りに二宮くんみを感じた。
(元二宮担)
そして同時に、「この振り、見たことあるぞ。」と思った。
帰宅後、「Are You Happy?」に収録されている「また今日と同じ明日がくる」を見返してみたところ、
「無限に感じてた時間に作り上げた
たくさんの君のかけら」
の「たくさんの」のあとで似たような振りがあった。
オタクの記憶力怖いわ……。
なんてことない振りだから数多くの楽曲に使われているとは思う。
でも!
一瞬にして二宮和也みを感じ、「また今日と同じ明日が来る」を思い出した私、ちょっとすごくないか?
ぜひ、この振りも見返したいので、
円盤化!よろしくお願いします。
私が観劇した公演はラウが挙げた右手に軽くタッチをしていた。
そのあと佐久間くんと向かいあったときに舌ペロしてたでしょ。
見てるよ。
そのあとすぐの下手から上手側に移動するときもがっつり唇舐めてたね。
乾燥してた?(乾燥してた?)
「舞台上での生化粧」
目黒くんは上手側のいちばんセンター寄り
生化粧中は綺麗なお顔を穴が開くほど見つめさせていただいた。
タオルの中に前髪を全部しまって、
太めの白い紐?をさらに巻くんだけど、
その手つきが好き。
そのあとタオルで顔を身体を拭くんだけど
お顔も身体も美しすぎやしないか……。
お風呂上りを覗いている気分になった。
(最悪感想)
お化粧中はふっかさんが率先して話を進めてくれるんだけど、
私が観劇した公演での内容は確か、
「パーカーを洗う頻度について」
(なんだそれ)
チャックがついているパーカーとついていないパーカーでは洗う頻度が違うとかなんとか言っているときに()
突然目黒くんがマイクを奪った。
目黒くん喋るの!?
FC動画やYouTubeでも口数少なめな目黒くんが自らマイクを奪うなんて……。と感動している私。
何を話し出すのかと思ったら、
「ラウールが新曲で俺の足踏んでた。」
「5秒くらい踏んでた。」
な、な、何事ー---------------------
あ、そういうことね。
それでやけにニコニコしていたのね!?
突然の特大めめラウに会場大歓喜。
(声は出していないけど空気が揺れることってあるじゃん?あれです。)
この公演に入ることができた私は運がいい。
あ、ちなみに目黒くんのお化粧の順番は
首→鼻下→頬→目周り→(ドーラン終わり)→眉、目周りのライン→口紅
です。
目周りにドーラン塗るときだけ左から(左目の周り)からやってた。
あとは全部右から。
化粧の順番をメモった人私以外にいる?
(ちなみに2回目の観劇の時はもっと細かくメモを取りました。
目黒くんのお化粧の順番知りたいじゃん。)
別の方のレポを読んで知ったんだけど、この日目黒くん耳にドーラン塗り忘れたらしい。
「Fighter」
「目黒くんがこの衣装をデザインしてくれました!」
と紹介されても表情は崩さず淡々と自分の準備を進める目黒くん。
(軽く会釈?お辞儀?してた。)
曲の最後のほうだけ後輩たちのパフォーマンスを見てたかな。
滝沢歌舞伎ZERO
「海を守る妖精と汚すモノの話」
目黒くんは青い着物に紫の髪飾り(シュシュみたいなやつ)
ラウがかなり表情を作っているのに対し、
目黒くんはあまり表情を変えずに演じているのが印象的だった。
歌舞伎に関しては無知なため、これくらいしか書けないのが悔しい。
何度も足を運べばもっと意味がわかるようになるのかな……。
パンフレット買おうかな……。
「花鳥風月」
「ひらりと桜」に負けずとも劣らない人気の楽曲。
今年は連獅子に挑戦していると聞き、
正直かなり心配だった。
何公演もこんなハードなことをするのか……
すごすぎるぞSnow Man。
目黒くんの連獅子はかなり丁寧だったな、という印象。
毛振りのタイミングも全て揃っていた。
最後声には出していなかったかもしれないけれど、
「ウラァ」
って口が動いてた。
幕が閉まるときに片足を上げているんだけど、
微動だにせず、軽々やってのけるのがさすがだなと思った。
こんな陳腐な感想しか書けない自分が悔しい。
やっぱり歌舞伎についてもっと知りたい。
二幕
「鼠小僧の話」
半兵衛は終始目がイってしまわれていた。
(イってしまわれていた?)
基本的に顎が軽く上がっていた印象。
私が1番好きだったのは
官兵衛から「攻撃はまだするな。」と手で制止されたときに見せた
イラっとした表情。
半兵衛にとって官兵衛は味方でも敵でもないんだな
と思った。
あの一瞬の表情でそれを伝える目黒蓮は天才だ。
最後の戦いのシーン
攻撃を受けているときも、自分が優勢なときも、
不気味な笑みを浮かべている半兵衛。
他の人よりワンテンポ遅れて
「そうそう、これこれ。」
みたいな表情と仕草で戦いに向かうのがよすぎる。
目黒くんの中で半兵衛というキャラクターが安定してきた?
生き生きとお芝居をしている目黒くんをみることができて私は幸せだ。
「WITH LOVE」
しょぴソロのあとの手の振りが目黒くんだけ少し違ったように見えた。
(目黒くんだけ掌が上を向いていた。)
あと、ハモり出した瞬間にすごく苦しそうな表情になったように見えて、
「どうしたんだろう?心配……。」
と思っていたが、
あのときおそらく鼻啜るの我慢してたね?????
最後のフレーズを歌う前も啜るの我慢してて、
見ていて笑ってしまった。可愛い。
映像化されている「WITH LOVE」の目黒くんは終始充実した表情をしているというか、やり切った感、多幸感で溢れていると思うんだけど、
この日は違った。
祈りだ。
この日の「WITH LOVE」は祈りに近い。
ひとつひとつの振りに力が入っているように見えたし、
笑顔というよりは決意の表情に見えた。
私はそんな目黒くんをみて、
改めてこの人を応援していきたいと思った。
幕が下り、退場のアナウンスが流れる。
夢から一気に現実に引き戻すその音は、何度聞いても寂しい。
後ろ髪を引かれつつ、会場をあとにする。
またここで会えますようにと願いながら。
また目黒くんに会えますようにと願いながら。
滝沢歌舞伎ZERO2022、すばらしかったです。
追伸
このブログに書かれていることは私の個人的な感想であり、
事実とは異なる部分があるかもしれません。
(「半兵衛は官兵衛のことを敵だとも味方だとも思っていない。」とか。)