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刀剣の手入れ

いつもお読み頂きありがとうございます。
全力教室 古川でございます。
ゆっくりと過疎化が進み活気を失う美しい龍間へ、子育て世代のご夫婦が喫茶店を営むような、商業施設の誘致が地域復興となる。
その為にnoteを用い反響を取り、大阪府大東市龍間に移転して成功したモデルケースとなる。
これが私の使命だと考えております。
どうか皆さま、一度体験にお越し下さい。


友人のイギリス人Markさんが引っ越しの際、海外に持ち出せないのでPresent for you!ということで、譲り受けた脇差し。

ちゃんと銃砲刀剣類登録証ありますよ。

発行が昭和40年!

発行年月だけで私より16歳も年上。
歴史を感じます。


譲り受けたはいいものの、鉄ですから放置すれば錆びてしまいます。
本音は「かなんもん渡されたな…」でしたが、日本人が日本刀を乱雑に扱うなどは日本人の恥。
今日日ありがたいことに手入れ方法もYouTubeに上がっていますので、毎度こちらの動画を流しながら手入れしています。


手入れセットもMarkさんが置いていってくれましたので、今でも丁寧に使っています。

さて、手入れを始めます。


先ずは目釘抜で目釘を外します。



コンコンコンコン♪


脇差しを分解。


渋いっしょ。


下拭いで古い油をしっかりと拭き取ったあと、打粉を打ちます。


ポンポンポンポン。

打ちすぎには気を付けろ!
刀身側には打たなくても良いみたいです。

上拭いでしっかりと拭き取ったあとは、鑑賞タイムに入ります。

鑑賞タイム!


ピカッ!

本来鑑賞タイムあとは刀剣油を引いていくのですが、錆びが付いてしまった際の対処法もお伝えします。

メタルポリッシュクリーム!


少量を刀に添付し、私はキッチンペーパーでわしゃわしゃ吹き上げます。

黒い部分が錆び!

それなりの手入れはされていたと思われますが、長年プロの研師とぎしに依頼したわけでもなさそうなので、細かい錆が多量に付いています。
前回も除去したはずですが、今回もしっかりと出てきました。
何度行えばゼロになるのか。道のりは長い。


綺麗に油が取り除けたら、油布に刀剣油を染み込ませ、油を引きます。

最高級刀剣油!(購入はMarkさんありがとう)



丁寧に引いていきます。
指に付いた油はなかごにペタペタと塗ります。


完成!


ピッカンピッカン!(光り輝いているって意味)


自撮り!
痛さは増すばかり!

狼藉者はたたっ斬る!
脇差しでも相当な重量感があります。
打刀うちがたなはどれほどのものか。
一度ぐらい体感してみたいものですね。


ついでなので、外出時に携帯するようの拵袋こしらえぶくろの結び方もご紹介します(てか何でMarkさん持ってたの)

豪華な拵袋。

真ん中の白鞘袋(しろさやぶくろ)もあるよ。


刀身を収めました。
既に格好いい!


ある程度巻いたら、指を挟んで隙間を作ります。


ゆっくり丁寧にあんこを作りながら…


完成!


綺麗!(一回失敗した)



外出用完成!


日本刀だと分からないように移動しないと、必ず補導されちゃうよ♪


本来は白鞘袋に入れて保管するようですが、我が家は観賞用に飾っています。

激シブ!

レプリカでしょうが、源義経公の兜もあります。
遊ぶお金が足りなくなったら売り飛ばそうか♪
ただし、それがバレたら私はMarkさんにとどめを刺されます(マジ)


Markさん自身も以前の持ち主から譲り受けたそうなので、高知県で登録証が発行されてから大東市龍間まで移動された経緯は、興味深いものがあります。
ただ、発行場所も高知県のままですし、少なくともMarkさんは所持者の変更手続きをしていない(外国人だから分からなくて当然)ので、経緯は断たれているでしょうね。

賭け事は一切しませんが、宝くじでも当たれば一度プロの研師に依頼して、刀身を磨き上げてもらいたいものです。
刀には魂が籠っています。
柄を外す時も、心の中で作りあげた鍛冶師にお願いをするよう、説明がありました。
持ち上げる時も戻す時も、一礼が必要です。

刀を所持すること自体、日本人の教養が必要とされること。
所持をし管理をするようになって、初めて知りました。
イギリス人に教わっていてはあきませんね。
次Markさんが来日(今年くるよ!)したら、彼が所持していた時より刀身が美しくなっている様、見せつけてやりますよ。

追伸:みねのもみぢばさん、こんなもんでいかがでしょうか?


最後までお読み頂きありがとうございました。





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古川真行 #全力教室
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