本物とは
いつもお読み頂きありがとうございます。
古川全力運動教室 代表の古川でございます。
本日のヤフーニュースに、宇良関が右足を負傷したと掲載されておりました。
非常に心配です。
宇良君は格闘技関連からご縁があり、応援している力士です。
同郷の寝屋川市出身ではありますが、そこは私にとってどちらでも良く、応援する要素にはなりえません。
同郷や同期入社とかに、あまりご縁を感じません。
ご縁は実はそこそこにある。
大切なのはご縁で出会い、相性で続いていく方との関わりが大事であると考えています。
ご縁も大事。
これは私の一方的な意見です。
宇良関は小学生の頃から小柄でしたが、成人してからも小柄。
小柄なゆえに、大変な苦労をされた、いえ、今もされています。
レスリング仕込みのアクロバティックな技の数々には、ユーチューブで何度見ても見惚れてしまいますね。
全ては地金の足腰が、鍛え上げられているからこその技なのでしょう。
美しく、素晴らしい。
簡単に得たものは、簡単に失うと考えています。
日本人あるある。
即効性に騙され易い(笑)
2週間でマイナス6kg-!
健常状態を保ちながら落とせる質量は決まっていますので、単純に危ないです。
これさえすれば必ず痩せます。
んなアホな(笑)
皆さん職業環境や家庭環境が違うのに、誰しも全く同じことをして、同じ結果が出るはずなし。
このような考え方を、ヘルスリテラシーと表現したりします。
小手先に頼らず、運動量を増やし、摂取量を減らす。
これが唯一無二のシェイプアップ、ダイエット法です。
間違った情報に惑わされないようヘルスリテラシーを高め、自身の望む体型を手に入れる方法を、共に探しませんか。
結果が同じなら、より労力が少ない方がいいじゃないか。
そのように思う方が居られるのも当然でしょう。
効率考えずしては、業務の進行速度は滞るばかりです。
私も仕事に対しては、自分がしなくても良い作業は徹底的に減らし、
自分にしか出来ない作業に没頭するよう心掛けています。
元々個人の能力が低いのですから、誰にでも出来ることをしている余裕はありません。
結局は地力がものを言うと考えていますが、日常業務では如何に手間を減らすことが出来るのか。
それに尽きると思いますし、大共感します。
では、時間を掛けて、不必要なほど手間を掛けて得たものに価値はないのか?
いえ、そこには反論いたします。
私は総合格闘技を9年ほど練習しておりまして、どうしてもプロになりたかったのですが、全く及ばず、アマチュアで選手生活を終えたへっぽこです(笑)
最後の2年ほどはほんとうにきつい時間でしたが、その時得た技術や心構えは、生涯を通して活きると確信しています。
自身の経験上ですが、簡単に出来た技って、向いている技だとは思うのですが、簡単に崩れるのですよね。
そして、試合のここぞって瞬間には、役に立たない。
人の体力は有限ですから、最後にものを言うのはフィジカルです。
要するに、練習量がものを言います。
これだけ反復練習をし、技が決まった記憶があるからこそ、自信を持って繰り出せる。
自身の得意技、格好良くいうと必殺技。
ほんとうに鍛錬しました。
何度も何度も反復練習を繰り返し、元々出来ていたことが出来なくなり、迷走しながらも自身の軸をぶらさず、何とか軌道修正でき、技を習得していきました。
その作業はほんとうに苦しいのですよ。
苦しみに尽きます。
しかし、その時私はプロ昇格を目指す一念で、どうすれば勝てるようになるのかを足りない頭で考え続けた結果、愚直に繰り返すしかありませんでした。
当たり前ではありますが、誰も見ていないところで、退屈な反復練習を積み重ねます。
総合格闘技はスポーツの中でも激しいコンタクトスポーツでありますので、怪我は日常茶飯事でした。
しかし、続けます。
出来るまでやります。
何を捨てても、プロになりたかったから。
…いけません。その時の情景が鮮明に思い出され、目頭が熱くなります(笑)
全てを出し切ったので、後悔は一切ありません。
これでプロになれなければ仕方ない。
そこまでやり切ることが出来ました。
しかし、いつ思い出しても悔しい。
まだ出来たんじゃないのか。
後一歩だったんじゃないのか。
今でも夢に見ます。
しかし、冷静に考え直すと、怪我の状態もギリギリでありましたので、絶対に出来ませんでした。
人生には、自身の全てを捧げても、出来ないことがあると学びました。
なので、プロ志望を断念した以降、私はもの凄く切り替えが早くなりました(笑)
そのようにして得た技は、生涯失うことはありませんし、ここぞの場面で自身を守ってくれるものになるのでしょう。
簡単に得たものは、簡単に失う。
本物は苦しみの中にこそある。
これは私の人生哲学です。
日々鍛錬を重ね、その地金が映像からも容易に見て取れる宇良関を、心から尊敬しております。
最後までお付き合いありがとうございました。