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📚46_365冊目📚
毎日4時45分に帰る人がやっている
つまらない「常識」59の捨て方
山田 昭男(未来工業 代表取締役 相談役)
「先憂後楽」
著者が取締役を務める未来工業が何よりも大切にしているキャッチフレーズだ。
まずは周囲に与えて、自分が得るのは後。
会社は往々にして、売り上げや利益目標を常に追求し、お客さんや社員からたくさんのものを取り上げ、自分たちが勝つことに拘ってしまう。
これは個人のフェーズに置き換えても全く同じことが言える。
しかし、先に勝ってしまうと長続きしない。
優位なポジションを崩されることに脅威を感じ、どんどん利己的になって、気づけば信用は底をつき、顔を上げた時には自分を頼ってくれる人はいなくなる。
何事もはじめから求めてはいけない。
まずは自分が与えられるものを無欲に与え、自分から何かを欲せず、周囲が集まってくる存在になれば良い。
そのような状態で始まった関係は、ちょっとのことでは揺らがないし、信用は蓄積され続ける。
コモディティ化で製品の機能による差別化ができなくなってきた現代、”何”を売るかではなく、”誰”が売るかが消費者の購買行動に大きく影響することは明白だ。
思い出してもらえる”人”や”組織”になって、複利的に信用を積み上げられる姿勢で日々の仕事に取り組んでみよう。
そして、それらを遂行するために捨てるべき59の常識が本書に書かれているので、ぜひ読んでみてほしい💡
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・業務の中で発生している5分の無駄を省く
5分を6個省ければ30分の短縮になる。
それらに意識を向けることを説き、無駄を省くことが社員にメリットがある仕組みを作る。
・定期的に担当者以外の視点で業務を精査し、無駄を省き、生産性を高めるためのブラッシュアップを。
・「今日の仕事は何時まで!」と決めて、時間内になんとかして終わらせる方法を模索することで能率は高まる
・予めチームメンバーのために使う時間をタイムブロッキングしておけ。
・「改悪」を恐れず、常に試行錯誤しながら変えていく。
・人事の移動を活発に行い、刺激を入れるとともにオールランダーを育成していく。
・「問題提議能力」を高め、トラブル予防や効率化への意識を引き上げよう。
・自分よりも部下のプライドを守ることを優先しよう
・各々の業務と直結するエンドユーザーと交流する機会を作り、自身の業務のやりがいを体感させ、使命感に火をつける。 社員や部下のモチベーション管理は上司の命題である。
・「管理職」ではなく「奉仕職」になれ
・”雑談”を使って、部下とのコミュニケーション+上司への自身のアピールをしておこう
・資格への挑戦は組織を挙げて推奨しよう。 バックアップ体制と定期的なフォローアップ そして取得後、皆がその資格を使う仕組みまで設計すれば、自信と使命感は育っていく!
・「常に考える」 上司は部下に「こうしろ!」と言ってはいけない 部下は上司に「どうしましょう?」と言ってはいけない そしてお互いの話がしっかりと行えるよう、絶対に相手の話を遮ってはいけない
・”不満”は決して無くならない。
ただ、減らす努力をし続けなければ、チームの生産性は低下し、必ず爆発する。
・違う失敗なら100回しても良い。
社員一人のミスで傾くような会社にするな
・”失敗”が生まれる環境は、自主性と自覚を持ったプロ社員が生まれる環境。 失敗が起きない組織は、挑戦意欲がなく、変化していない衰退の一途を辿るだけの泥舟だ。
・地位朝な失敗によるOJTを部下に経験させることで、成長を促す
・”食べかけのお皿”を渡されて嬉しい人はいるか?
”最後の一口を奪われて、あなたは平気でいられるか?
・失敗を通して、部下に何を学ばせるか?
そして、部下のプライドをどうやって守るか?
上司が考えるべきは、この2つだ。