これぞ名著!「超」入門 失敗の本質

「『超』入門 失敗の本質」から何を学ぶか⁉

米軍「目標達成につながる勝利」が多かった
日本軍「目標達成につながる勝利」が多かった


私たちも、大東亜戦争時の日本軍のようになっていないでしょうか?


ハンドボールでの大失敗


私は、中学から大学までの10年間ハンドボールに青春をかけていました。中でも忘れられないのは、大学3年春季リーグの6月に受けた大ダメージ。4番手のチームに私のせいで明白に試合に負けてしまったのです。絶対的優位なペナルティーシュートでゴールキーパーにキャッチされるレベルのシュートを放ってしまったのです。しばらくは立ち直れないほどのショッキングな出来事でした。それもあり、チームは3位に終わってしまったのです。


ハンドボールでの大成功


ハンドボールイラスト


しかし、4ヶ月後の同じく大学3年秋季リーグの11月にはみちがえるほどの成長を見せ、決勝戦では2点差で負けはしたものの、自身は10得点をたたき出す正にエースの活躍を見せたのです。

1年上の同じくエースだった先輩から「負けたわ。お前には」と言わしめたほど。きっかけとなったペナルティーシュートでも、4回の機会で全て得点し、途中でインターハイ経験者のゴールキーパーがあきらめて、交代を申し出たのは気持ちがよかった!

さて、4ヶ月で何を変えたのか?自身のシュートスタイルを「ジャンプの高さ、ボールスピードの速さ・強さ」から「タイミングをはずしたジャンプと腕のスイングスピードの速さ」に転換したのです。10年近く続けてきた長年のプレースタイルを変えたことに周囲も驚きましたが、私には必然の変化であったのです。

大失敗となった問題のペナルティーシュートのときは、直前に相手チームのプレイヤーとの接触で右手親指を痛めていたので力が入らなかったせいもあります。しかし、リーグ戦を通じて思ったような活躍ができなかったのは、自身の「ジャンプの高さ、ボールスピードの速さ・強さ」を強みとしたプレースタイルが通用していなかったということなのです。

スタイルだけでなく、自主的に鍛えたのは手首でした。毎日まさに1日の例外もなく、鉄アレイをボールに見立てて、手首から先だけのシュート練習を自宅でやり続けました。そんな変化に気づかない対戦相手は1試合だけでは対応できず、ぼう然として私を止めることができなかったのです。


「指標」こそが勝敗を決める


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よく戦略や戦術という言葉が使われます。「『超』入門 失敗の本質」には、


戦略とは追いかける指標のことである

と書いてありました。これは、衝撃的な文言です。この本の真骨頂とも言えるフレーズです。「指標」とは、「状況や物事に価値をつける際の基準となる要素」と意味づけてはいかがでしょうか。

戦略の失敗は戦術ではカバーできないので、有効な指標を見抜く指標の設定力こそが最大のポイントとなります。指標を正しく決めることが、先に説明した「目標達成につながる勝利」を決めるということなのです。

今思えば、前述した自身の大学時代のハンドボールでの経験がそうだったと気づいたのです。「指標」のダイナミックな変更が私に勝利をもたらしたのです。私よりも身長が10cm以上も高い奴らと同じ指標で戦っていたからかなわなかったのです。大まかに言うと、「強さ」から「タイミング」に「指標」を変更したのが功を奏したのです。


ビジネスにおける優位性


これは、今後多くのことに活かせます。「何においての優位性を追いかけるか?」この「戦略」のかなめとなる「指標」を何に設定するかという点を考え抜かねば、ビジネスにおいても、優位に立てないのです。逆を言えば、先行する相手の優位性をくつがえすことは常にできるということです。戦いのルールとも言える「指標」を変えてしまえば良いのです。例えば、「高性能」ばかりを追っている「日本」が「アメリカ」に負けてしまうことがあるように…


マコなり社長よ、ありがとう!


この「『超』入門 失敗の本質」も、今最も尊敬するYouTuber「マコなり社長」のおすすめ本です。何回も読みたくなる本が多いので、ありがたい限りです。このあと、3度目に入ろう(^^)/

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