BYOD でArcstar Smart PBXを使うぞ！

勤めている会社で「従業員が個人保有の携帯用機器（スマホ）を職場に持ち込み、それを業務に使用するBYOD（Bring Your Own Device）」を先週木曜日に申請しました。

電話費用の自己負担は避けたいので、自身の携帯番号を利用するのではなく、会社が電話料金を全て負担してくれる「050アプリプラン」で申し込んでおきました。毎月500円の補助金もあるしね。

先の7月22日からの４連休の際、会社支給のガラケーを持ち歩くのを非常に苦痛に感じるようになってきたのです。「もう、愛着のあるHUAWEI P30 liteの１台のみで生活したい！」と強く思いました。

そこで、多くの社員が二の足をふんでいるBYODを申請することにしました。これは会社にとっては大変メリットがあるはずです。なんたって端末の費用がかからないのですから。実際、古いガラケーの営業員はiPhone SEに交換を始めているので、1,500人も営業がいる会社では、費用もばかになりません。

今後、会社支給携帯電話がガラケーからiPhone SEになっていくのです。スマホの２台持ちってどう思われますか？私は好ましく思いません。お互いをぶつけて傷つけそうだし、せっかくAndroidに慣れているのに、またiPadも支給されているのにiPhoneは要りません。

ということで、早く申請が通らないかなと楽しみにしていたところ、今日、本社総務の担当者から
「楽天モバイルでは、050アプリが上手く機能しないケースがありました。
（１）自身の電話番号で利用する。
（２）テスト用050アプリを利用して機能するか確かめてみる。
のどちらかを選んでください。」という回答のメールがきたのです。

050アプリに不具合があったのなら、（１）も再検討してみるかと契約を調べたら、楽天モバイルでの私（妻もだが…）の契約は、通話SIM 3.1GBプラン月額1,760円（税込）というプランのみで、何と「10分かけ放題」のオプションは未加入でした。思い起こせば、プライベートでは、LINE電話を使用するのが前提でしたからね。

ならばと、そのオプションに改めて入るとすると月額935円（税込）かかってしまいます。これでは、会社から支給される手当の1,000円を使い切ってしまうし、さらに10分超えたら税込11円/30秒というリスクもある。よって（１）は、選択しないことが決定しました。

というわけで本日（２）を試してみました。本社の総務が既にテストに利用して解放済みの電話番号を知らせたので、そのご本人様に２度もまちがい電話をさせられた本社とは思えないお粗末なハプニングもありましたが、「反応しない練習（草薙 龍瞬著）」をしている私は特に怒りもせず、本来のテスト番号を登録して数人（固定電話・docomo回線・050（IP電話）回線等）に試してみました。

結論から言うと、会社指定の「Arcstar Smart PBX」を050アプリとしてやってみようと思いました。IP電話なのでインターネットの具合や設定の不慣れもあったのでしょうが、最初の１時間ほどは全部で５回は電話がかかりませんでした。かかったりかからなかったりしたのです。しかし、１時間過ぎたあたりから今に至るまで全てかかっています。

これならいける。音声の品質は今ひとつではあるものの、何より電話費用を自身が負担しなくてもよいというのは絶大な安心感です。販売元のNTTCommunicationsのHPには、

「Arcstar Smart PBXは、PBXやビジネスホンを使用せずに、クラウド上にあるIP電話サーバーによりPBX機能と内線機能を実現するクラウド型PBXサービスです。PBXやビジネスホンのクラウド化により、設備・保守コストを削減。スマートフォンやPCなど多様なデバイスで、ロケーションを問わず無料で内線電話を利用できます。」

なお、「お知らせ」には、楽天モバイルのiOSでは引き続き正常に動作しないとありますが、「<Android>・楽天モバイル４G回線で確認された事象（Arcstar Smart PBXの接続不可）を回避する改修を行いました。」と表記されていました。実は私たちは現在もまだNTTdocomo回線のSIMです。ですから大丈夫だと思うし、よしんば楽天モバイル４G回線に契約が統一されても大丈夫だということです。

会社のガラケーで使える今までの@docomo.ne.jpのキャリアメールも使えなくなりますが、これは@gmail.comで代用できると思います。もちろん毎月の費用の増減を楽天モバイルのアプリで注視していきますが、添付ファイルを受けとるわけではないので、対して通信量もかからないとふんでいます。

よし！明日、本社総務の担当者に「テストの結果、良好！」と報告し、「050アプリプラン」で決済をもらおう！