粘り強さも諦めもどっちも大事

しつこいという言葉は良い意味では使われませんよね。

自分はしつこさの勝利という言葉を時々使っていたのですが、奥さんからしつこいというのはあまり良くないのでは?とアドバイスを受けてから根気や粘り強さなどに言い方を変えました。(なんか泥臭くて好きだったんです笑)

粘り強さの勝利というのは、諦めずに粘り強く取り組み続けたら上手くいくという意味で使っています。

なぜそう思っているのかというと、実際に沢山経験をした上に、それで上手くいったケースを間近で何度も見てきたからです。

例を上げるときりがないのですが、例えば前職で2つのエピソードがあります。

1つはいつもお世話になっている業者さんの誤発注を救う為にお客さんになんとしても通したい決済があったお話です。お客さんからしたらまったく興味のない内容でした。

当時わたしの上司は、毎日毎日お客さんにあの件の発注をお願い出来ませんかと頼みに行っていました。もう本当にしつこく通い続け、絶対に通すという鋼の意志で頼み続けました。もちろん誤発注してしまった件は内緒です。そんな温情など通用しないお客さんでした。

お客さんは毎日上司を適当にあしらってましたが、あまりのしつこさに最後は遂にキレてしまいました。しかしキレながらも決済は通してくれました。

もうわかったよ!◯△✕※…上司はお客さんに強く文句を言われながらも、決済を通して業者さんを救うことが出来ました。

上司はお客さんに嫌われて泥を被りましたが、業者さんを救う為に信念を貫きました。業者さんにとっては決済が通らずそれが誤発注になっていたら社内で大問題になってしまう案件でした。業者の担当者さんの今後にも大きく影響してしまうところてした。

上司がそこまでその業者さんを守ったのはひとえに、いつも本当にお世話になっているから、一生懸命やっていてくれているからという真っ直ぐな理由でした。非常にわたしの心に残っている思い出です。

2つ目はお金をかけたけど解決出来なかった問題です。

発注してから業者さんが数日かけてとある問題に取り組みましたが、解決出来ませんでした。あらかじめ解決出来ない場合がありますと見積に記載していたので、仕方ないかとなるところなのですが、お客さんは不満です。当然といえば当然です。解決することを期待してお金をかけて発注してくれたのですから。

そのままお客さんが不満を抱えたまま終わるのかと思っていましたが、リーダーが業者へ連絡し言いました。『何とかならないかな?何かない?』

いやーこれ以上対応したら赤字だし、あれだけ一生懸命やってたからもう無理でしょうと、わたしは思ってしまいました。

しかし業者さんは時間を作り再度来訪。全方位から原因を追究し、何と原因を発見し対応して解決に至りました。粘り強さの勝利です。

リーダーの何とかならないかな?の一押しで問題が解決に繋がりました。

これもまた、わたしの心に強く残った出来事です。わたしはこの出来事に大きく影響を受けました。

長くなってしまったので続きはまた次回にします。

本日もありがとうございました。

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