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金のしゃちほこ「名古屋城」
慶長14年(1609)、徳川家康が天下統一の最後の布石として建てたのがこの名古屋城で、以来徳川御三家のひとつに数えられる尾張徳川家の居城とされてきた歴史を持っています。
■正門
名古屋城の正門・旧榎多門です。本来の榎多門は明治24年の濃尾地震で大破したので、明治44年に旧江戸城の蓮池門が移築されて、その時に石垣も積み直されて現在の姿になったそうです。
■名古屋城 西南隅櫓
未申隅櫓と呼ばれ、本丸の隅櫓は天守と同時期の慶長17年頃の完成とみられている。外観2重、内部3階建、塗籠造、本瓦葺、屋根の棟を南北に向ける。下層の屋根には南面に切妻破風と唐破風、西面に入母屋破風を付け、両破風の軒下に石落としを設ける。
■名古屋城 東南隅櫓
辰巳櫓。かつては西側と北側に多聞櫓が続いていた。1952年の解体修理により、木曽の木材が用いられており、1707年に修理され、明治になり江戸城の鯱が取り付けられていたことなどが明らかになった。
■名古屋城 本丸御殿
2018年に公開が始まった本丸御殿。実測図や多数の写真、礎石などを基に、約10年を費やして忠実に再現された武家風書院造の建築物だ。
■名古屋城 大天守
再建された大天守は築城当時と異なり、5重7階となっています。城内と石垣の外側にはエレベータがそれぞれ設置されており、車椅子でも5階まで上がることができるバリアフリー構造となっています。現在は、閉鎖中です。
■裏側から見た大天守
■清正石
大きさ約八畳敷、重さ推定10トンとされる名古屋城の石垣で最大の巨石があります。この石を清正が運んだという伝承があり「清正石」と呼ばれていますが、この石垣の施工大名は黒田長政なので単なる説話と思われます。
■旧二之丸東二之門
■不明門
■金のしゃちほこ
■空堀
■美しい日本の風景