モロッコの世界遺産「アイト・ベン・ハドゥ」
隊商交易の中継地として栄えたこの地にはカスバと呼ばれる邸宅が数多く建築され、中でも特に有力であったハドゥ一族が築いたのがアイット・ベン・ハドゥの集落である。孤立した集落であるがゆえに、盗賊などの掠奪から身を守るため、城砦に匹敵する構造になっている。敵の侵入を防ぐため、集落への入口はひとつしかなく、通路は入り組んでおり、1階は窓がなく換気口のみである。また、外壁には銃眼が施されている。集落の最上階には篭城に備えて食料庫がある。
街の中の住居は、赤土色の日干しレンガと粘土で造られています。とても分厚い壁で砂漠地帯の気温や乾燥にも耐えられる構造になっているため、街中でも日陰の部分や住居内は意外と涼しく過ごしやすいです。
■有名映画のロケ地
1962年制作の「アラビアのロレンス」から始まり、1999年には「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」、2000年には「グラディエーター」、2006年には女優の菊地凛子さんが出演したことでも話題となった「バベル」のロケが行われています。
■アイット・ベン・ハドゥの展望高台
頂上からはアイト・ベン・ハドゥの周囲の全景を360度一望できます。荒涼とした赤土色の大地に、カスバの街並みが溶け込んでいるようにも見えますね。城塞都市の頂上というだけあって、かなり遠くのほうまで見渡せます
■アイット・ベン・ハドゥの住民宅訪問
細い路地を歩いていると、別の時代にタイムスリップしたかのようだ。
息を切らして坂道を登り、丘の頂に立って深呼吸した後、
ガイドさんの提案でこの集落の民家を訪問をさせていただくことになった。
■アイット・ベン・ハドゥのお土産店
■アイット・ベン・ハドゥの風景
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