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国の重要文化財「荒川家住宅」
高山市丹生川町の荒川家は、天正年間から続くという旧家。主屋と土蔵は江戸中期に建てられたもの。飛騨の匠が腕をふるった建物は見応え充分で、国の重要文化財に指定されています。内部には、民具や伊達政宗が金森長近に宛てた書状などが並びます。入館料:無料
■母屋
母屋は、桁行11間、梁間8間、2階建切妻造りの大型住居で、正面外観は出桁を腕木でうける小庇をつけ、また差物や軒桁にかなりの巨木を用いて横の線をつよめるとともに、2階正面の格子窓と2段に通る貫の細い直線的交叉をみせるなど、かなり洗練された立面意匠をあらわしている。
■土蔵
隣の合掌造りの土蔵は、かなり修復されたようでぱりっとしてる。土蔵は、桁行3間、梁間2間、2階建切妻造、妻入りで東側は片流れの蔵前が付く、蔵前は、主屋の建設前に奥行1間半、2階切妻造りに改造したものと考えられる。
■物置小屋
■美しい日本の風景