チュニジアの世界遺産「トゥッガ」
■チュニジアの世界遺産「トゥッガのローマ遺跡」
トゥッガは、チュニジア北部にある世界遺産の巨大ローマ遺跡です。ドゥッガは城壁に囲まれたベルベル人の村であり、トゥッガは「牧場」を意味していた。その後、紀元前2世紀にヌミディア王マシニッサがこの地を所在地とした。ローマ人は紀元前2世紀後半にこの街を占領しました。古代を偲ぶ旅人を癒してくれる魅力的な遺跡となっています。
■トゥッガローマ遺跡入口にある半円形の劇場
遺跡の入口に半円形の劇場があります。丘の傾斜を利用してスケールの大きな観覧席が設けられています。保存状態は良好で、夏になると、ここでドゥッガ・フェスティバルというクラシック音楽のコンサートが開催されます。
■巨大な大神殿
劇場から南西方向に向かうと、ローマ遺跡の中心部にそびえる大神殿があります。ここはドゥッガのシンボルで、絵葉書になった素晴らしい建造物です。コリント様式の列柱が大きな屋根部を支え、青空を背景にそそり立つ景観は圧倒的な迫力があります。
■下町の門からの大神殿南の下町にあるいくつかの門から大神殿を見上げ、門を額縁のように配して写真撮影すると素敵な作品になります。
■大神殿の周の市民広場
大神殿の周りには、市民広場やマルシェと呼ばれる市場跡があります。さらに南へ下っていくと、住宅・浴場・各種商店・売春宿跡などが広がっており、都市の規模の大きさが実感できます。
■本格的な共同大浴場
リキニアの浴場跡は本格的なもので、運動場・冷温室・温浴室・熱浴室などが並んでいます。床にはモザイクが残っており、当時は豪華な共同浴場であったことが想像できます。
大浴場のモザイクタイル
■モザイク画のある共同トイレ
Uの字形に座って12人ほどが一斉に用を足すことができる共同トイレ。この形になっているのは、ローマ人はトガと呼ばれる長衣を着ており、それを着たままトイレを覆って用を足すように作られているためです。下水設備も完備していました。
トイレのモザイクタイル
■ジュノカエレスティス神殿
遺跡の西の端にあるジュノカエレスティス神殿は、柱だけが残ってます。
■ アレクサンデル・セヴェルスの凱旋門
アレクサンデル皇帝(セヴェルス朝最後の皇帝)が在位中に造られました
門の先はオリーブ畑になっています、現在遺跡の発掘中です。
■ドゥッガの水道橋
■ビコ・プュニック廟
ビコ・プュニック廟と呼ばれるもので、貴重なローマ時代以前の建築物。紀元前3世紀のヌミディア王子の墓とされ、カルタゴ語とベルベル語で書かれた碑文が発見されました。
■ドゥッガのその他の風景
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