無形文化財の「十字架の丘」
■リトアニアの文化遺産「十字架の丘」
バルト三国のなかで一番南に位置している国・リトアニア。そして、この国最大の巡礼地が「十字架の丘」。この丘は、数々の抑圧とそれに対する抵抗を繰り返してきたリトアニアの歴史を象徴する場所となっています。なんと50,000以上もの十字架が丘の上にたっている光景は、一度みたら忘れられなくなるほどのインパクトです。
14世紀頃、他国からの侵略を受け続けていたリトアニア人が祈りを捧げようと集まって、十字架やキリスト像などを持ち寄ったのがはじまりではないか、といわれています。
「十字架の丘」の存在を知ったソ連は、3度にわたりブルドーザーでこの丘にある十字架を撤去しようとしました。けれども、リトアニア人たちは、すべての十字架がなぎ倒されてしまった丘に、再び新しい十字架をたてつづけたのです。
周辺は畑ばかりなのですが、そこから少し離れたところにある駐車場付近には、お土産物屋さんがあります。このお店では、十字架やロザリオなどを購入することが可能。ここで購入したものは、もちろんお土産として持って帰ることもできますが、多くの人びとは購入した十字架やロザリオを丘へと捧げていきます。
■十字架の丘周辺の風景
■十字架の丘近くのドライブイン
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