三陸海岸有数の景勝地「三王岩」
三陸復興国立公園にある数多い奇岩景観の中にあって最も圧巻で、高さ50メートルの通称男岩の両側に女岩、太鼓岩が寄り添い、真下に立つとまさに圧倒されんばかりの壮観さがあります。1億年もの歳月をかけて、寄せ返す波と海原を吹き渡る風が形作った美しい自然の芸術品です。
1992年には岩手県の県指定天然記念物に指定され、周辺に遊歩道などが整備されました。2011年の東日本大震災に耐え、今でも堂々とした姿を見せてくれます。
白亜紀の海に堆積してできた砂岩や礫岩(宮古層群)から構成されています。宮古層群が堆積する前の、北上山地の骨格を作った火山活動の痕跡で、激動の時代から穏やかな海への変化を見ることができます。
男岩(中央)
高さ50メートルから5分の2が羅賀層、その上が茂師砂岩部層。
女岩(向かって左側)高さ23メートル脚部が羅賀層、上が茂師砂岩部層
太鼓岩(向かって右側)高さ17メートル茂師砂岩部層からなる転石
■三陸海岸の風景北山崎
高さ200mの断崖に、奇岩怪石、大小さまざまな海蝕洞窟と、ダイナミックな海岸線が約8㎞にもわたり続きます。
■飛鳥Ⅱ世界一周クルーズ旅行記