世界遺産「法隆寺」
法隆寺は、奈良県生駒郡斑鳩町にある仏教寺院。聖徳宗の総本山である。別名は斑鳩寺、法隆学問寺など。 法隆寺は7世紀に創建され、古代寺院の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院である。創建は金堂薬師如来像光背銘、『上宮聖徳法王帝説』から推古天皇15年とされる
■南大門
軒が深く大寺の玄関口として堂々たる門である。ただし現存のものは創建時のものではなく室町時代の永享10年(1438)に再建されたものです。
■中門と五重塔
南大門を入ると法隆寺式と呼ばれる伽藍配置である中門と左奥に五重塔、右奥に金堂を一望することができる。修学旅行生の定番撮影箇所。
■中門
金堂、五重塔と同時期の 和銅4年(711)ごろに建築された。中門の左右に立つ我が国最古の仁王像、金剛力士像。一対の金剛力士像のうち、大きく口を開いて右に立つのが阿形(あぎょう)像。口を閉じてやや左下をにらみつけて左に立つのが吽形(うんぎょう)像。
■五重塔
建立は、和銅4年(711)ごろと推定されており、高さは基壇上から31.5m。日本に現存する木造塔として最も古い。 上に行くほど小さく作られ、五重目は初重の半分程度となっている。
■金堂
現存する木造建築として世界で最も古いことで有名である。重厚で堂々とし五重塔、中門、廻廊とともに飛鳥建築の粋を集めたものといわれている。
■大講堂
この堂は、延長3年(925)に落雷により焼失し正歴元年(990)に再建されたものである。薬師三尊像が安置されている。
■廻廊
エンタシス様式の円柱がよく観察できる廻廊。建立は五重塔と同時期と推定されている。
■鐘楼
当初の鐘楼は講堂と同じく延長3年(925)の焼失し、11世紀初頭に再建された。しかし梵鐘そのものは寺伝では白鳳時代のものと伝えられている。
■三経院・西室
本堂伽藍を挟んで東室と西室があり、元々は僧坊であった。この西室は平安時代の承歴年間(1077-82)に焼失し、寛喜3年(1232)に再建された。三経院はこの三経を講じる道場である。
■大宝蔵院と百済観音堂
百済観音堂を中心に東西の宝蔵からなる大宝蔵院には法隆寺に伝来する数々の名宝が安置されています。
■大宝蔵院からの五重塔
■西院伽藍と東院伽藍を結ぶ石畳
東大門をくぐると西院伽藍への広く長い石畳みの道に出る。左には宗源寺などの塔頭が並び、右手には聖徳会館がある。先に見えているのが夢殿だ。
■夢殿夢殿は東院伽藍の中心を成す八角の堂である。夢殿とは聖徳太子が瞑想のためにこもった堂として伝えられ有名であるが、この夢殿はその夢殿ではなく天平11年(739)に、聖徳太子の住まいである斑鳩宮跡に聖徳太子の遺徳を偲び僧行信が建立した。
■鐘楼
夢殿を囲む廻廊の北西に隣接して建つ鐘楼である。この鐘楼は鎌倉時代に建立されたもので、中につるされた梵鐘には中宮寺と刻印されている。
■寺務所前からの五重塔
■法隆寺その他の写真
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