モロッコの世界遺産「ラバト」
■ムハンマド5世の霊廟
ムハンマド5世は、20世紀後半からフランスやスペインの植民地となっていたモロッコを1956年の独立に導いた王様で、1973年に建てられた霊廟にはその偉大なる王の魂が眠っています。ステンドグラスが美しい天井を持つ廟内は絢爛かつ厳かな趣。
■ハッサンの塔
ハッサンの塔は、1195年、時の権力者が世界最大のモスクと最も高い塔の建設を目指して着工されたものの、4年後に没したため工事は中断し未完に終わってしまいました。さらに1755年のリスボン大地震で大打撃を受け、塔と200本の支柱だけが残った現在の形になったと言われています。
美しく整備された広々とした道を歩いて、白と赤の衣装を身に着けた衛兵が警備にあたる霊廟の入口に到着。馬に乗って凛とたたずむ衛兵たちは、とても絵になります。
壁面は幾何学模様やイスラム書道で彩られた色鮮やかなタイルや、気が遠くなるほど精緻な透かし彫りが施された化粧しっくいで覆われ、上に目をやれば人間業とは思えないほど精巧な細工を凝らした天井が目に入ります。
床の中央に安置された石棺がムハンマド5世のもの。この霊廟を訪れれば、没後50年以上経ってもモロッコ独立の父であるムハンマド5世がいかに重要な存在であるかが肌で感じられます。
黄金色に輝く天井だけでなく、そこにはめ込まれた色とりどりのステンドグラスも美しく、首が痛くなってもずっと眺めていたくなるほど。
■モロッコの首都ラバトの街並み
モロッコの都市というと、マラケシュやカサブランカ、フェズなどが思い浮かびますが、実は首都はそのいずれでもなく北西部のラバトです。ラバトはメディナと呼ばれる旧市街を中心に街一帯が世界遺産。
■マモラの森
この地帯はコルクガシが多くフランス統治時代からモハメド王朝による独立以降もコルクは国家経済にとって重要な外貨収入をもたらしてきた。またラバトなど都市に近いため薪炭材の生産地として計画的管理が行われてきた。マモラの森はモロッコの誇りの一つになっており、今後も長く保続されていくと思われる。
■道路沿いのトリュフ売り
モロッコの名産白トリュフを販売してました。道路沿いに不思議な棟を建てて販売してましたが偽物も多いとのことでした。
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