就職事情の今と昔
私が就職活動をしていたのは1988年
バブルの2~3年前です
あの頃はリクルートの分厚い、電話帳より厚い申し込みハガキのついた求人誌が部屋に重ねてありました
スマフォなんてないので、大学4年の時は家の固定電話を留守電付に切り換え、電話での第一声は「ハイ、吉本です」と明るく気持ちの良い対応、たとえ友達からの電話であってもです
(訪問先からの連絡をいつも意識してました)
ただ、良かった?のは時代がバブル直前
説明会に行くだけで訪問先の企業からは交通費支給
またテレホンカードや食事券をもらったりなど
内定が決まれば内定者を集めてパーティーやイベントに招待したりと今では考えられないような囲い込みがあったのも事実です
それが今は昔のような求職者に対する「おもてなし」はなくなりましたが、仕事を探す側は便利になりました
スマフォが当たり前の時代
ハガキで応募ではなくネットのフォームからの申し込み
分厚い求人誌に目を通すのではなく、希望条件で絞り込んでのネットで検索
と当然ながら変わっています
当たり前の数字かもしれませんけど、ネットで仕事を検索する人が「86%」
加えて簡単に申し込みができる≒簡単に選べる、選び直せると言えます
30年前は終身雇用が当たり前のようでしたが、今は違います
平均転職回数は男性が2回、女性が2.5回
定年までを一つの会社で勤め上げるより、転職が当たり前
そういう私も
1988年~2006年 東京の大手上場企業
2007年~2022年 山口の中小企業
今はひとりビジネスで個人事業主
男性の平均転職回数に達したので「なるほど」と納得する次第です
振り返れば、私の36年間で大手の時は人間関係で悩んだこともありました
でもお金では悩まなかった
中小の時は人で悩むよりはお金、資金繰りの問題で崖っぷち、土俵際が何度も・・・でもやってこれました
そして今は、ひとりビジネスで紆余曲折とですが、すべての今までの経験は財産、もしかしたら人のお役にたてる「自分の資産」かもしれません
そんな意味で私は今年の2月から『人材採用と定着支援』をスタートしました
お金の悩みも人の悩みも当事者しかわかりません
その悩みがわかれば人ごとではなく自分事として寄り添うこともできますね
もっと言えば一緒に悩んで終わりではなく、できれば喜びもわかちあいたい
人の喜びが我が喜び
私が大切にする言葉です