振付師インタビュー⑬ PUNKING【 ayae 】
人生のどんなフェーズでも踊り続けてきた。
“いい踊り”を感覚で知っているからこそ
表現したいものがある
◆やったらやった分だけ返ってくる、そんなダンスに一気に夢中になった
最初はJAZZからスタートしました。
そこからYoshieさんに出会ってPunkingにはまっていきました。
だから必然的に、一番影響を受けたのは間違いなくYoshieさん。
ダンスに対するストイックさや、向き合う姿勢も多く学んだと思います。
今のチームメイトもYoshieさんのレッスンをきっかけに出会って、大学卒業後にチームを結成。本当にYoshieさんに出会って広がった世界は自分にとって凄く大きいですね。
◆商社時代はインドから本番の為に帰ってきて直行で会場に行ったりも・・・(笑)
ーー社会人になってからダンスは?
卒業して最初は商社に就職しました。そこから今は広告関係なんですが、
ずっとWE FUNKやその他のshow、とにかく舞台に出続けています。
卒業後に結成した「wired」チームもあり、とにかくチームメイトがいたからこそダンスを続けてこられたと思っています。
wired official page : http://funkawired.com
ーー両立大変じゃないですか?
逆に、仕事だけだと追い詰められる部分があると思っていて。
ダンスがあって、仕事があって・・・それでバランスを保っているんだと感じています。ダンスだけはとにかく誰のものでもない、自分のものっていう感覚があるので。
やればやるだけ自分に返ってくる。
それってなかなか仕事だとそうもいかないじゃないですか(笑)
チームメイトも真剣にダンスをやっている人ばかりなので、ayaeと一緒に踊りたいといつまでも思って欲しい、それもモチベーションになっています。
ーー学生の頃とダンスに対する思いは変わりましたか?
学生の頃に思っていたみたいな、うまくなりたい!うまく“見られたい”みたいな気持ちはなくなりました。
もっと、自分の踊りを極める、やりたいと思うダンスを体現する、そっちに重置きが移った気がしています。
とにかく「踊り続けたい」そう思っています。
良いダンスを追求したい。いい踊りって、見た時に「うわ!」っと誰もがもっていかれてしまう、あの感じ。踊っている曲に負けていないとか、踊り込んでいるからこそ滲み出る良さとか・・・いろいろな要素があると思うので、そういう音を超えるようなダンスをし続けていきたいです。
◆どこから見てもかっこいい。「直球かっこいい」曲にしたい。
自分のコマを持って創作するのが大学生ぶり。
「大丈夫かな?できるかな?」っていう気持ちが正直ありました。
でも、ZENONの執行部、何より朝子からの信頼が嬉しかった、
頼ってくれたんだから、やってみようという気持ちになりました。
この機会に自分がこれまでやってきたことを全部だして、面白いなと思ってもらいたいですね。
ーー曲のイメージ、ありますか?
どこから見てもかっこいい曲、とにかく“直球”でかっこいいナンバーにします。具体的には早めのテクノっぽい音、とかで音とのマッチングを見て踊りにしていきたいです。
ーーどんな人と踊りたいですか?
一緒に楽しんでくれる人!メリハリはつけて、いいものにしていきたい。
私自身も今回のナンバーを創りながら成長したいと思っているのでそういう気持ちを共有できる人にぜひでてもらいたいです。
男性も女性も見ている人全員が「あの曲くそかっこよかったね!」と言ってくれる曲にしたいですね。