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振付師インタビュー⑯ OPENING【Kei & たくぱん】


やるならどこまでも本気で。
2つの違うバイブスが交わる時生まれる爆発力



◆エクササイズで始めたダンス!?

ーーダンスを始めたきっかけは?

けい:
慶応ニューヨーク学院の同期の辻って子に誘ってもらい、ZIONっていうダンス部には入りました!高校では特にダンスにあまりこだわりがなかったので、アニメーション、ロック、ヒップホップなど色々なジャンルをかじっていました!

大学ではヒップホップ一本にしぼろうと思いそれからずっとヒップをやっていて、はじめに影響を受けたのは、面識はないですが高校の大先輩でもあるクロックアイドキャンバスのてるさん。いつも動画をみながらパワームーブをまねしてました!

そして全体を通して1番影響をうけたのはWrecking Crew Orchestraのドミニクさん!!大学3年で伸び悩んでた時に高校の同期でもある豊隆君に「ドミさんめっちゃいいから絶対教えてもらったほうがいいよ!」と言ってもらい大阪に修業にいくことにしました。当時のチームメイトとマンスリーを借りたりして、レッスン、イベント深夜練などあらゆるとこで非常にお世話になりました。

ものすごく厳しい方で何度か厳しいお言葉をいただき泣いてしまったこともありましたがwあの時が1番、ダンススキルだけでなくメンタルが強くなった時期だった気がします。そしてダンスの楽しさを知りました!

TKP:
中学一年の時に地元に1つだけあったダンススクールに通ったのがきっかけです。でもそこ、当時はガールズヒップホップの先生しかいなくて・・・笑

それでも高校三年生までガールズヒップホップの先生のもと、地元のコンテストやイベントに出たり、高校のダンス部で活動したり、ホントに夢中で踊ってました。

家にもダンススタジオを作って、毎日家でも。

海外のダンス番組「So you think you can dance?」にでてるTravis Wallというダンサーを知って衝撃を受けました。こうやってどんなジャンルでも自分のものにして踊りこなせるダンサーになりたいと思って。最初のダンスの価値観みたいなのが形成されました。彼の影響でジャズダンスのスクールに通ったりして、新しいスタイルを積極的に学ぶようになったんです。

最近はsuzuyakaさんのナンバーに出たりして、JAZZも続けてます。
suzuyakaさんや、JAZZダンサーのSHUNさんにもすごく影響を受けています。


ーー心に残っているステージは?

けい:
4年の時の秋祭ですね。
それまで超限定や限定ばっかり作っていたので、一部には怖がられてたかも?(笑)
なので、後輩を育てたいなという気持ちで作った初めてのナンバーでした。このナンバーで初めて後輩と距離が縮まったのを感じました。


TKP:
僕も自分の4年生の秋祭。

あとは、連盟公演 I AMのオープニングです。


◆普段会社人としての自分がいるからこそ舞台でより輝く

けい:
仕事はITコンサルで朝までコースな日も・・・あります・・・。
それでもダンスはやっぱり続けていたい。
今まで知らなかった人と知り合えるのはやっぱりダンスを通じてだと思うので。ZENONも大きなきっかけの1つです。

エクササイズとして?
・・・大いにあります!ダンスはやっぱりエクササイズ!

TKP:
社会人になってよりダンスを”ちゃんと“やりたいという気持ちが強くなって。

可能な限りステージの上でかっこいい自分を表現したい。
1枚でも多くのかっこいい写真を撮ってもらいたい(笑)
そうじゃないとやる意味ない。
普段の社会人としての自分がいるからこそ、舞台上にいる、その瞬間の自分を、より意識します。

エクササイズ?
・・・その意味合いはマジで大きいですね!やめたら本当、太る!(笑)

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ーー今後の目標は?

けい:
バトルやコンテストではなく、楽しいダンスを追求したいです。
50歳になった時にもし自分に子供がいたら「お前の父ちゃんのダンスうめーな!」って言われるようになりたい。

TKP:
それめっちゃわかる!

けい:
振りをつくる時は1つ上のレベルで常に創りたいと思っています。

TKP :
今後はどんどん、ちゃんと“ダンス”の活動をしたいなと思っていて。
ギリギリプロの活動というか、舞台に立ったりツアーを周ったり・・・
社会人なりの踊り方の中でも、これまでよりもうちょっと上のレベルで踊りたいと思っています。


◆一言で言えば・・・ガチ!限界に挑戦!

ーーZENONとの関わりは?

けい:
HELLO Lilliputの出演からです。
今回はたくやと一緒に創作できるというのが一番楽しみです。   
二人の組み合わせで自分たちもまだ未知の何かが生まれると思っています。

ZENONは色々なバックグラウンドとかライフスタイルを持っている人が
集まっているから仲良くなりやすいしきっかけが多いと思います。    

自分の中の目標は、この公演中に自分がうまくなるということ。ナンバーはOPなのでとにかくこの先を期待させるような曲を創りたいですね。

TKP:
卒業したら出るって決めてました。 
けいさんとはBound Junctionで一緒にコマをしたのが4,5年前。それ以来の念願の共同創作です。

創作のオファーが来た時に、自分ではオールジャンルをコントロールできない部分があるなと思いました。

誰かと一緒にやりたいと考えた時、けいさんしか思いつかなくて。けいさんとできないならやらないって決めてました。けいさんの持つストリートバイブスと、僕の女子バイブスというか。この2つが反応していいバランスで出来るかなと思っています。

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ーーどんなナンバーを構想してますか?

今まで一緒にダンスをしていた人も、初めての人ともとにかくもっと密になりたいと思っています。それぞれがここまで頑張ってきたものをこのナンバーで1つにしたい。

つまり、一言でいうと・・・「ガチ」です!!!
思いっきりやって、限界に挑戦したい。


ーーどんな人にでてもらいたいですか?

この曲にでたら「フルアウトするのって最高!」って思ってほしい。
限られた時間の中でダンスをやっているなら本気でやらないと楽しくない。本番、OP始まる前に泣けてくる、その感じを全員で味わいたい!
社会生活の中で普通では味わえない瞬間を、共有したいです。