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振付師インタビュー⑩ Men's SP【RIKO】


ZENONの成長をずっと見守ってきて、
3回目の今、その目に映っているものとは


◆「かっこいい!」
   気付いたら当時やってたサッカーを速攻でやめてた(笑)

ダンスを始めたのは高校2年生の時。
ZION(慶應NY高校のダンス部)の先輩が踊ってたのを見て、「かっこいい!」と思って。当時やっていたサッカーを速攻でやめてダンスを始めました。


ーー影響を受けたダンサーは?

ダンスを始めて出会った人たちに今の自分を創ってもらっている感覚なので、影響を受けた人は国内外にマジでたっっっっっくさんいます。

就活している時なんかも、出会った人の話ばっかしてました。笑
それだけの人たちに出会わせてくれたダンスには本当に感謝しています。

強いてあげるなら、NY校の先輩ですね。
3個上のアキモトさん、テルさんや1個上のニノさんはJADEでもお世話になっていたし人としても凄く影響を受けています。
あとは同級生の陰山くん。もともとはサッカーやってた僕を「ダンスやろうぜっ」って誘ってくれたのも彼で、なんやかんや大学卒業までずっと一緒でしたね。

今回も誘ってるのですが、「大舞台は恥ずかしい」とか言っているので、
こういったソーシャルテロを通じて、彼と一緒の舞台にまた立てることを願っています。笑

僕自身、影響を受けまくるタイプなのですが、中でも一番影響を受けたのは、HIPHOPからHOUSEへ転向したての仲間たちです。

大学3年の頃で、同級生のイノッチに軽いノリで誘ってもらい、JADEで2個上のヒロさん、1個上の岡田さん、同じ歳のケイシ、イノッチ、1個下のTK子、ガンちゃん(EXILE、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)と“ひげもざ”ってHOUSEのチームをやってました。そのチームでappleのオフィシャルイベントのオープニングアクトに出演したりサークル内外のイベント、コンテストに出たり。笑 メンバーの中の岡田さん、イノッチ、ケイシとは旅行がてらBUZZSTYLEの福岡大会にも出ました。

イノッチがラスユニを1カウント早取りしながら踊りつづけたのは今でも思い出すだけで笑えてきます。いい思い出です。


◆思い入れのあるステージは?

未だにフリが頭をよぎる曲があるくらい先輩たちの作品には本当に影響を受けました。

個人的なものとしては2年生の時、自分が総指揮を務めた2008年のJADE公演「TAXI」はその時間自体が自分自身の人生に刻まれていますし、4年生の時のJADE公演「KEY」でつくった「ON STAGE」という曲は特に思い出深い曲です。


「KEY」は、バイオリン少年が主人公だった公演で、オリジナルの曲にSFCのなおすけ(NY校の同級生で、ドゥブでも同年代のみなみの旦那さん)にお願いして、バイオリンの音をミックスしてもらいました。

そしたら凄く感動的な曲が出来上がったんですよね。その時に異質なもの同士を混ぜ合わせると面白いクリエイティブが出来上がる事に気付いて今もその経験が大きく自分の創造力に影響を及ぼしています。


◆自分の社会人人生と重なっているZENONはライフワーク


ーー社会人になってからダンスは?

会社でやる余興ダンスがメイン!(笑)ももクロは誰にも負けません。
そしてやっぱりZENON。
社会人1年目の時に話しを頂いて、第一回公演で振り付けをやりました。

その時は山手線がテーマの曲だったので母校のある田町駅で塾歌をサンプリングした“若き血Remix”という曲を創作しました。せっかく社会人でダンスをやるんだったら何か変わった事がしたいと、こだわって作りました。

しかし社会人ならではといいますが、初めての公演がすごく大切な出張と重なり振付だけし、舞台には乗れませんでした。笑

そんな僕ですが、第1回の総指揮、副指揮のしゅんさん、じゅんやさんが総指揮に任命してくれて、第2回の公演そして今回と、結果的にZENONの立ち上げからずっとZENONで活動していて自分の社会人人生とゼノン人生は完全に重なっています。だからZENONは僕のライフワークです。

ZENONには、若手にはすごい子たちが沢山いるので、彼ら彼女らが仕事だけじゃなく、日頃込めている熱い想いを爆発させて、今まで会ったことのない自分に会える場所というか、そんな環境を作っていきたいです。

ZENONはこういった記事もそうですし、1つ1つのアイデアに愛があるので、その積み重ねが結果的にみんなの人生にとっても、もっと大きく言えば日本にとっても、大きな爪痕を残るような経験をしたいし、なっていけばいいなと思っています。


◆面白い個性と個性がぶつかって爆発するような曲を

ーー今回はどんな曲を創作するつもりですか?

僕自身の立ち位置は、“振付師”というより“プロデューサー”だと思っています。先ほども言ったみたいにZENONには面白いメンバーが多いので、それを「MENS SPECIAL」という傘の元、

個性と個性がぶつかって大爆発するような曲を創りたいです。上も下もいろいろなサークルに声をかけてそういう環境を作り出したいし、自分なりの集大成かな、と思っています。


ーーどんな人に出て欲しいですか?

基本は“男性であれば誰もオッケー!”です。
記憶に残るような作品を創りたいですね。

早速、同級生のマイメンのNAGOYAMADA、もはや腐れ縁のGACKY、登場するだけで沸くTakumiN & 洸太、圧倒的イケメンを誇る かさたくに振付をつくってもらうことも決まり、他にもHIPHOPやBREAKそしてKRUMPといった男っぽい“アガる”ジャンルを全サークル巻き込んでつくっていきたいです。

あとは曲だけでもカッコいい!と思える曲を、いま絶賛選曲中です。
みんなの力を貸してください!!!


(最後に、総指揮の立ち場として?)

社会人になった今でもダンスをやっている皆の武器を活かして、
社会的二面性を活かせるようになったらいいなと思っています。
それと同時にZENONの面白い活動を多くの人に知って欲しい。
これからも楽しいハプニングを次々と仕掛けていきたいです。