![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/37406565/rectangle_large_type_2_4c7bc07810fe1fbaf58550f3febf87bb.jpg?width=1200)
振付師インタビュー⑧ LOCK【舞&しおぴー】
その瞬間の自分の心に忠実に。
そんな2人の“今”に詰まっているものとは
◆バレエから、ブレイクからダンスに入った2人がロックに辿り着いた
ーーダンスを始めたきっかけは?
まい :
5歳からクラシックバレエを始めて、トゥーシューズにレオタードで真剣に11歳までやっていました。
その後も創作ダンス部でずっとJAZZをやっていて。
ストリートダンスを始めたのは大学生。
高校生の時からハマっていたファンクミュージック。たまたまドゥブのステージでそのファンクミュージックで踊っている人達がいて、「これで踊れるんだ!」って知ってそこからロックを始めました。
大学1年生の時の限定曲がかっこよすぎたのと無限定が楽しすぎたことで、完全にLOCKにハマってしまいましたね。
しおぴー:
高校生の文化祭のブレイクダンスをやったのが初ダンスステージ。
まぁ、2,3ヶ月しか練習期間なかったんですが(笑)
当時はウィンドミルの練習とか一生懸命やってて。
大学に入って初めて話した先輩がesのまさやさんで、「僕は何を踊ったらいいですか?」って聞いたら「ロックだよ!」って言われてそこからずーっとロック(笑)
ーー影響を受けたダンサーは?」
まい:
外部で一番影響を受けたのはKENZOさんです。一番習ったのも。
大学の頃はえありさん、将平さん、ヒロさんにすごく影響を受けて、自分の中でそれは凄く大きいです。
しおぴー:
やっぱり自分がロックを始めるきっかけにもなったまさやさんです。
連盟公演で初めて出会ったフィッシュさんも自分の中では大きな影響があって、「ちゃんとダンスに向きあおう」と思ったんです。
ーー心に残っているステージは?
まい:
1年生の時のヒロさん・やないさんの限定曲ですね。
出させてもらった責任感と、ヘタだけど踊らなきゃってすごく焦って。
毎回号泣しながら練習してました・・・(笑)最初は凄く怖くて・・・
でも、ドゥブのロッカーの先輩は怖かったけど今でも本当に感謝しています。
しおぴー:
1年生の時のまさきさんの限定ロック曲。
練習がめちゃくちゃ厳しくて、間違えずに踊りきるまで繰り返し踊るっていう、鬼のようなえげつなさの練習をしていて、気づけば周りにはギャラリーが(笑)
そんな中全員間違えずに踊りきった瞬間、自然と大喝采が起きて・・・
その瞬間の達成感とかチーム感がすごく印象に残ってるんです。
◆社会人になってそれぞれにダンスの意味に変化が
まい:
大学4年くらいからダンスに対する自分の考え方が変わっていって、
卒業してから一年間はダンサーになりたいと「locksmith」っていうチームを組んで、コンテストやバトルにでまくってました。
勝ち負けや、結果にこだわってダンスをしていたのがその頃。
今思えば、若かったな〜って感じです(笑)
しおぴー:
社会人になって仕事に専念しようかなと思ってた頃に、自分の中であるターニングポイントがあって。そこで「やりたいと思った事はやらなくちゃ」と強く思うようになりました。
初めて外部の発表会のナンバーに出てみて、徐々に体を取り戻していきました。
そこから自分でもナンバーを創るようになり、CUMっていう練習会に参加したり、「GetPeace」というチームを組んだり。
そういう意味で学生の頃よりもっとダンスをするようになっていきました。
まい:
確かに、それは私もそう。社会人になってからの方が踊ってる。今思うと色々あって、社会人になって改めて『ダンスが好きだな』って強く感じた。
しおぴー:
社会人って“劣等感”との戦いだと思っていて。
上には上がいるし、勝ちたいと思っても勝てない部分があったり。
そんな中で自分のプライドを保つために“ダンス”という価値を付加してそういう劣等感を埋めているような感覚があるかなと思います。
◆ZENONに出る事で得られる価値を感じてもらえる環境を創りたい
ーーどんな人と踊りたいですか?
まい:
ダンスだけ上手くなりたい人はスクールに行くっていう方法があるし、
ちょっと踊りたいならクラブに行くっていう手もある。
でも、全然踊ってない人もがっつりダンスをしている人も“ダンスが好き”っていう共通点だけで一緒に楽しんだり、繋がったり出来る環境がZENONにはあると思う。自分なりのダンスを全員が出来る場を創って行きたいと思っています。
この曲に出てくれた人全員にその価値を感じられるようにしていきたい。
しおぴー:
ちょっとでも心の中に「ダンスしたい」っていう気持ちがある人は絶対出て欲しい。
「思ってる事はやったほうがいい」
これは自分のこれまでの経験で間違いない事だから。
少しでもやりたいって気持ちがあるなら、それを可能にして実現出来る環境を僕達が創っていきます。
だから、「今の自分の気持ちに素直に!」
出来る時に、やりたい事をやる、それに尽きると思います!
まい:
気持ちが一番。ダンスって人から見て上手い下手とか、勝ち負けとか正解はないものだと思う。スキルはなくても心に響くダンスってあるし、気持ちが伝わる人っていいなって。だからこそダンスは面白いんです。
ちなみに私のナンバーではいつも飲みはいつもすごく大事にしてる。
しおぴー:
ナンバーにでれば強制的にでも身体が動くようになると思うから単純に身体を動かしたいってモチベーションでも全然ありです(笑)
とにかく、どんな理由でも、やりたい気持ちがあるなら、出てほしい
心からそう思ってます。