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振付師インタビュー⑮ JAZZ【 秋吉朝子 & まっつん 】


個々で辿り着けない新たな境地へ 
ふたりだからこそ目指せる新たな挑戦


◆様々な形で“舞台に立つ”事に向き合ってきた

ーーダンスを始めたきっかけは?

まっつん:
ダンスを始めたのは5歳で、最初はクラッシックバレエでした。
母が舞台やダンスを見に行くのが好きな人でバレエは小中高と続けて、高校に入ってチアダンスを始めました。

その頃、安室ちゃんの“SAY THE WORLD”のミュージックビデオを見て「これがやりたい!!」となって(笑)近所のHIPHOPスクールに通い始めました。

安室ちゃん以外にもJanetにはまったり、やっぱり音楽の影響は大きかったなぁと思います。

朝子:
中高は機械体操の床をやっていました。
腰を痛めたのをきっかけに体操はやめざるをえなくなりました。

大学に入って知り合いがJADEにいたのをきっかけにダンスを始めました。JADEに入っていろいろなジャンルをやってみて、最終的にJAZZに落ち着きました。

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ーー思い入れのあるステージは?

まっつん:
2年生の卒業公演で、CHICAGOをやりたくて創った振り付けです。
それには朝子もでてるよね!

朝子:
私は、2005年の夏コン。MARIBUででたステージです。あれは本当に優勝を目指して全ての力を注いだステージだったのですごく心に残っています。


◆社会人になってダンスの意味は大きく進化

まっつん:
卒業してオーディションを受けてディズニーで5年プロダンサーとして踊っていました。毎日が本番で、本番にでる事で生計を立てる、これはダンサーにとっての夢だと思います。

この期間に学んだ事をすごく大きい。ダンサーによるダンサーの為のダンスというのとは180度違っていて、老若男女問わず見てもらって楽しめるエンターテイメントを目指していました。

ダンサーだけを見に来ているわけではないという状況の中で色々と得られる事がありました。

今度は自分の好きなことだけをやってみたいという思いが強いです。   結婚した事もあって、今はちょこちょこおばさんダンサーかな(笑)

朝子:
私も会社員になってからの方が踊ってる!
時間のない中で、それでもやりたい事だからそこは主張しながら「やりたい」って強い気持ちでやっています。 だからこそ、練習は毎回必然的に濃くなります。

作れる作品の幅は色々経験しおばさんになった方が増えるかな(笑)
会社員になった事っていうのは私にとっては足かせではなくて、ダンスがあるから仕事を頑張れる。
ダンスが一番自分を表現できる手段だから、大切にしたいと思っています。

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◆いい意味で期待を裏切る、そんな舞台にしたい

朝子:
これまでは大人数の作品を創るのはそれぞれ個別だったので、二人でやるというのは初めてです。時間はかかるけど、二人が一緒だからこそ出来るような曲を創りたいと思っています。内容は公演に合わせて柔軟に創り上げていきます。

まっつん:
前回も創らせてもらってすごく良いものができたので、今回もすごくワクワクしています。

アンフィシアターは使いようによっては良くも悪くもなる舞台なので朝子と一緒に頭を絞って素晴らしいものを創りたいと思っています。

朝子:
公演という大きな流れの中でいい意味で期待を裏切るナンバーにしたいと思っています。その意味で新しい挑戦です。


ーーどんなダンサーと踊りたいですか?

レベルがどうこうというよりもやる気がある人。
作品を一緒に創るという気持ちがある人とやっていきたいですね。
作品の中に、ダンスがあるというようなナンバーになると思うので一緒に創ろうとしてくれるなら男性でも、女性でも、その間でも!

アンフィだからこそ、の公演になればいいなと思っています。