「Leonardo.Ai」 モデルの違い
はじめに
Leonardo.Aiには様々な種類のモデルが有り、絵の仕上がり方が異なります。
線画に水彩のような着彩をした絵の場合、どのモデルが一番有用なのかを検証してみました。
またしても、AIが下描きの線を整えて、色も綺麗に塗ってくれるのではないか、そのための適度な設定は?という発想です。
まぁ、DreamShaperが一番いいということは分かってるんですが、全てのモデルで検証してみようと思います。
準備
ラフの線画にササッと色を付けた絵を用意。
プロンプトはこんな感じ
Japanese kawaii actress(日本人の可愛い女優顔)
watercolor, visible paint strokes(水彩の筆跡を残したい)
あとは、他の人のプロンプトを参考に、画像が綺麗であることを10個くらい。
ネガティブプロンプトは、オフ。
公平を期すため、よほどのことがない限り全てのモデルに共通して同じプロンプトを使った。
Init Strengthの調整
左:原画から離れつつ、水彩画っぽい絵(0.6か0.7)
中:程よくミックスされた状態(0.4か0.3)
右:画像変換のゴール地点(0.2か0.1)
先に結論を言うと左の絵に大差は無かった。
もともと原画が水彩風なので当たり前か。
実行
モデルは2023年5月時点のバージョンです。以後バージョンアップする可能性はあるし、モデルが増える可能性もありますね。
尚、各モデルの内容は割愛させていただきます。
Leonardo Diffusion
「Japanese」と入れると絶望的な結果になる。AIはまだ何も分かっていない。
Deliberate 1.1
0.1にすると人間ですら無くなって水彩を散らしたの抽象絵画になった。
真ん中はイイ感じになった。
Vintage Style Photography
「kawaii」をやめて「pretty」にしてみたが駄目だった。
Luna
同級生にいた感じ。
DreamShaper V5
やはり良い!中間の絵も右の絵も凄く良い!ホッとする。
DreamShaper3.2
DreamShaperの旧バージョンだけど、遜色なく良い!
RPG 4.0
真ん中、写実に寄ってるけど良い。右がカラフルになるのは「水彩」だからか?
Paper art style
右、このテの顔になるのはAIの感性なんだろうか。
Ilustration V2
やたら細かい筆致になった。
Spirit Creatures
真ん中はなかなかイイ。
Pixel Art
真ん中、ピクセル絵になるのは分かるが、なぜエルフ耳?右、ピクセル絵にならなかった。
Character Portraits
真ん中の塗り方は綺麗だけど、むむむ。
Isometric Fantasy
真ん中がアメコミチック。
Isometric Scifi Buildings
SFぽい建物が得意なモデルなのに、いい感じ。
Cute Animal Characters
可愛い動物を書くモデルだから可愛くなると思ったらならなかった。
Cute Characters
右の絵がとても”イラスト”っぽいくていい感じ。
Shields
盾を描くのに特化したモデルってなんじゃらほい。
Amulets
お守りやジュエリーなどを作るモデルなのにいい感じ。
Leonardo Select
左はたしかに写真ぽくて凄いけど、コレジャナイ感。
Leonardo Signature
左は可愛いのに、なんで中間の顔がこうなるのか。
Leonardo Creative
左、写真ぽくていいけど、クセがありますね。
Magic Items
右、イラストっぽくていいですね。
まとめ
最初にも書いたが、Init Strengthを高めに設定するとどのモデルも綺麗に整えてくれる事が分かった。
中間の絵はもっとモーフィング途中みたいになると思ったけどならなかった。
やはりDreamShaperがぐんを抜いている。
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