「 Leonardo.Ai 」 Image to imageを使ってみた
はじめに
AI生成イラストの是非論争が吹き荒れる中、「Leonardo.Ai」がPCのスペックを気にしなくていいしオンラインだし基本無料だし、いろいろ出来るよと聞いたので興味本位で使ってみた。
一日で作れる数の制限があるのもいい。ハマったら24時間使い続けかねないからね。
Image to image
「Leonardo.Ai」には色んな画像生成モデル(アプリ?エンジン?)があるけど、DreamShaper v5 というのが一番しっくりきた。その違いもいずれ比べてみようと思う。
どのAI生成画像もプロンプトといわれるコマンド入力で描かれるのだが、「Leonardo.Ai」にはImage to imageという機能があり、任意の画像を読み込ませるとプロンプトと合わせて自分のイメージにより近い結果が出せるようである。
プロンプトだけで生成するのは偶然性に頼るだけでつまらないので、絵を書いて読み込ませることにした。
準備
で、まずipadで天使の絵のラフ絵を描いた。ラフ絵に15分かかったが、ここから絵を詰めていくのに数時間どころか何日もかかってしまうだろう。
この絵をImage to imageに読み込ませる。
プロンプト
で、プロンプトを入力するのだが「Leonardo.Ai」は他の人が使ったプロンプトをRemixとして再利用できるのだ。
そこでギャラリーの中からで”Angel”と検索してイイ感じの絵のプロンプトを拾う。ネガティブプロンプトも自動で入ります。
内容は割愛するけど、まぁ、「Hyper-detailed」「Beautiful face」とか画像の美しさの文言がほとんどです。
ネガティブプロンプトの方は、漫画っぽくするなとか、腕を増やすなとか。
ちなみに、オプションの数値は
Prompt Magic オフ Image to imageでは使えない
Guidance Scale 9 プロンプトの影響力
ControlNet オフ Image to imageでの細かな指示ができる
Tiling オフ パターンを作るときに使う
Init Strength 0.7 Image to imageの画像の影響力
実行1
で、試しに3枚生成。
十数秒で可愛く仕上がる。
羽根も服もちゃんと認識してくれた。手書きでここまで書き込むには何十時間かかるだろう……。
でも、左のは閉じた瞼を目として拾ってるし、真ん中のは後頭部にティアラみたいなのがあるし、右のは後ろ髪が変。
うしろ髪がもっとバサーっとなって欲しいのだ。
実行2
ということで、一番イメージに近い真ん中の画像をもう一度 Image to imageに入れて「hair blowing in the wind」(風になびく髪)という言葉をプロンプトに追加してみた。
んー、髪はいい感じになったが、左はまた目が開いてしまった(超可愛い)し、どれも後頭部が髪で隠れてないのが気になる。
修正
左の画像をPCの描画ツールに移し髪の毛を足してみる。
で、この絵をいま一度 Image to imageに入れて、3枚生成。プロンプトは同じ。
まとめ
ということで、ラフ絵を書き始めてから完成まで30分というところか。
もう少し大人の顔つきにしたかったが、充分である。
ラフ絵を描いたときのイメージからは、美しすぎる絵になってしまったが、プロンプトの内容を変えればもっとイメージに近づくだろう。
髪の毛も、手書きで足さなくてもプロンプトの文言やオプションの数値を変えれば上手くいったかもしれないが、こういう修正は自分で手を加えたほうが速いしイメージ通りに事が運ぶと思う。
どうだろう?
参考になれば幸いです。
次は他の機能の違いを書いてみようと思います。
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