パウパーデッキ解説『5cゲート』(ブリンクゲート)とステッカー
改めてパウパー東海王に就任できたため、デッキ解説を書かせていただきます。
といっても、ほとんどの内容は前回の部分で説明しているため、今回はステッカーについての話がほとんどです。
ちなみに前回東海王の時のデッキ解説はコチラ(https://note.com/zenofasto/n/n3920dee7a4c1)。
まずメインデッキは以下の通りです。
サイドはこちら
基本は前回の5cゲート(https://note.com/zenofasto/n/n3920dee7a4c1)がベースなのですが、メタの変化や安定性の向上のために様々な変化があります。
まず、より序盤を安定させるために、土地サーチカードの増量。
メインから墓地対策をするために、大祖始の遺産の採用。
そして、特に目立つのが、ステッカーの採用(『Finishing Move』)でしょうね。
これは前回の東海王戦(この時はスイスラウンドで赤単バーンに負けました)から使っていましたが、非常に強力ですね。
除去だけではなく、クリーチャーの強化を行えます。
また、状況によって様々な使い道があったりして、めちゃくちゃ選択肢が多いカードだったりします。
ステッカー自体強力なシステムなため、上手く使う事で、アドもテンポもコンボ対策も、様々な効果を取ることが出来ます。
また、ライフレースに対しても有効ですし、トドメの一撃にもなります。
実際スゴイ。まさしく「必殺技」
ステッカーの選択は非常に悩みましたが、最終的に以下の形になりました。
選びに選び抜いた逸品です。
ステッカーについては、角とうふさんの記事も参考になると思います。
まず、最もパワーが増える5/1タイプ5枚。
これは正直ステッカーを使う人は必ず使うと思います。
これらは『Finishing Move』による一方格闘と、打点アップの役割を担います。
他の能力は正直おまけです。
一応、「接死」付与については、タフネスが6以上の大型クリーチャー除去に対して使うことがあります。(接死格闘により、確実な除去になるため)
次に、回避能力持ち2枚。「トランプル」「威迫」
バジリスク門によるパワー強化を最大限に活かせる組み合わせ。
チャンプブロックを許さない。
ただし、「トランプル」と違って「威迫」はかなり格が落ちます。
(キャプテン翼の若林と森崎くらいの違い)
次に、アグロ相手に最強の能力、「絆魂」の1枚。
状況に左右される問題はありますが、相手によってはすさまじい強さを発揮します。
例えば、「ギルドパクトの守護者」に「絆魂」を付与して、バジリスク門で強化しながら殴るだけでライフレースが崩壊します。
また、適当なクリーチャーをバジリスク門で強化してから、Finishing Moveを使うことで、大幅なライフゲインも狙えます。
次に、5/1の次にサイズの大きいパワーが4になるカードの中から2枚
サイズ修正が優秀なだけでなく、墓地から対象のカードを1枚追放する能力が非常に便利です。
特にカルニブラック相手に非常に強いです。
大祖始の遺産と違い、こちらが選んで追放できるため、非常に便利。
これがあるだけで勝てたりします。
地味にドロー能力が便利。
今大会中も、一度だけ相手のクリチャーを除去しながら、「門を這う蔦」にドロー能力を付与することで、戦況を打破したことがあります。
さて、これら10枚のステッカーを選択しました。
これらのステッカーカード、つまり、「Finishing Move」を使う際に良くある動きとして。
3ターン目に、2ターン目に出した聖なる猫と、相手のクリーチャーを対象としてフィニッシュブローを使うパターンが、定番かつ最高の動きになります。
この場合猫を5/1にして一方格闘を行なって相手を除去。そのままアタックで合計10点のライフを回復できます。
こういう使い方によって、アグロ相手の時間稼ぎが出来るようになるわけです。
上振れっぽく見えますが、似たような動きはかなり安定して行えます。
また、当たり前ですがパワー5のクリーチャーで殴っていくことになるため、相手に妨害されない場合は一瞬で相手のライフを削り切れます。
実際に今大会中で、5ターンキルと、6ターンキルを行っています。
「ゲートコントロール」と分類されているものの、打点は結構高く、状況によっては素早く勝負を決めることが出来たりします。
ステッカーで回避能力をつけてバジリスク門による強化をするだけでゲームが簡単に終わりますしね。
(6ターン目に、土地6枚で2回起動すると、12点増えて瞬殺出来たりします)
また、ステッカーを付ける事自体は対象を取りません。
そのため、フィニッシュムーブでも、条件さえ満たせば、ギルドパクトの守護者にステッカーをつける事も出来ます。
(例えば、自分の他のクリーチャーと対戦相手のクリーチャーを対象にフィニッシュムーブを打ち、ステッカーをギルドパクトの守護者につける)
この動きは、特に対象になったクリーチャーが除去された場合に、よく起こります。
通常ならフィズり(打ち消され)そうな動きなのですが、この呪文の特性として、自分のクリーチャーと相手のクリーチャーの両方を対象にとります。
そのため、自分のクリーチャーが除去されても、相手のクリーチャーが存在している限りは打ち消されることがなく、呪文は解決されます。
その際、一方格闘は発生しないものの、ステッカー能力は通常通り解決されます。
コレがかなり便利です。
また、どうしてもステッカーを貼りたくない場合は貼らずにステッカーをためて置くこともできます。
その場合、次にFinishing Moveを打った時はステッカーが4枚になるため、「7/4」「4/8」などのとんでもないサイズにすることも出来ます。
と、いうことで、ステッカーを上手く使ったゲートデッキでした。
この怪しいデッキと解説でしたが、皆さんの暇つぶしにでもなっていれば幸いです。