アルーレン(Aluren)について その2 バウンスクリーチャーについて
さて、色々とミスばかりで申し訳ないのですが・・・次にバウンスクリーチャーの違いです。
さて、結論だけ先に言いますと、自分は『北極マーフォーク』を選びました。現環境に最適だと思います。すごい強いです。詳細な理由は下記。
ただし、やっぱりバウンスクリーチャーもそれぞれ一長一短あるので、使用者の好みで、どれを選んでも構わないと思います。幅広いデッキ構築が出来るのがアルーレンの魅力の一つですしね。(みんなちがって、みんないい)
また、対象を取るかどうかについて毎回書いていますが、要するに対象を取るものは除去1枚でまず止まります。対象を取らなければ1枚で止まらない可能性が高まります。では、個別の解説へ。
大クラゲ
元祖バウンスクリーチャー。23年前のクリーチャーのくせに、いまだに上位互換が出ないスゴイやつ。自分だけでなく相手も戻せる。
対象を取る(重要)
相手の探査クリーチャーを戻せたりすると、とても気持ち良い。リアニメイト相手にデカブツを手札に戻したり、とかなかなか小回りの効くクリーチャーです。どちらかというと守りに向いたカード。
(守りの大クラゲ、攻めのクイックリング)
ただし、対象を取るので、簡単にコンボが止まります。あと3マナなので、自分のクリーチャーを戻すには不向き。自分は対象を取るのが嫌いなので、あまり使ったことがないです。
金切り声のドレイク
1マナ1/1飛行と自分のクリーチャーバウンス。対象を取らない(重要)
弱点は1/1という貧弱なボディ。でも、1マナクリーチャーという事でサーチがしやすいので、最後まで選択肢に残っていました。
自分のクリーチャーを出し直したい時には、軽いから一番便利。
夢で忍び寄るもの
対象を取らない(重要)
さらに戻すのは自分のパーマネント(超重要)
そのため、他にクリーチャーがいなくても、アーカムの天則儀を戻す事などでアドを取れます。
さらに1/5の高スペック。相手のタルモゴイフやマンドリルすら受け止める高タフネス。壁にはぴったりです。
また稲妻で落とされないタフネスのため、コンボ中の除去耐性も少しあります。
ただし、大クラゲのように相手の妨害は出来ず、クイックリングのようなコンバットトリックはできません。地味ながら堅実な能力と言えますね。
殴る気がなくて、コンボやシナジー重視な方に。
トレイリアの大魔導士、バリン
家族を弔うためにトレイリアをまきの山にした人(抹消のフレイバーテキストより)
対象を取る(重要)
伝説なのでカラカスとシナジー。
知られざる楽園系の戻せるカードとシナジー。
ただしダブルシンボルなので、通常キャストは大クラゲに劣る。自分のクリーチャーを戻さない時の効果は大クラゲと同じ。
大クラゲで自分のクリーチャーを戻す事はほとんどなかったため、採用しませんでした。
クイックリング
攻めのクイックリング。
対象を取らない(重要)
瞬速のため、相手の除去をかわせる。こちらの『氷牙のコアトル』等への除去に対応してプレイできると、一気に勝ちに近づくスゴイやつ。
2/2飛行なので打点もあり、攻撃してきたデルバーを瞬速で出てきてブロックしたりする。
打点にもコンバットトリックにもなるため、適切に使えればこれほど強いクリーチャーもなかなかいません。他にクリーチャーがいないと死んでしまうのはご愛嬌。
自分はこれをずっと使ってきており、イチ押し。もしも『疫病を仕組むもの』、が流行しなければこれを使っていました。
邪悪なアルーレンの宿敵
尊敬される語り手、ニアンビ
新バウンスクリーチャー。能力てんこ盛り。瞬速でバウンスするだけでなくライフゲインとドロー能力まで持つ。やはり令和。
バウンスクリーチャーのくせに、洞窟のハーピーとコンボで無限ライフ。
しかも、お互いに戻しあえるため、洞窟のハーピーの能力を真髄の針等で封印されていても無限ライフになります。ワザマエ!
弱点はタフネス1と「人間」ということ。
『疫病を仕組むもの』人間指定でリクルーター(『護衛募集員』or『帝国の徴募兵』のこと)と一緒になぎ倒されます。大体はリクルーターを対象にとったところで出されるので、一気に盤面が崩壊します。
また、コストが青白なので結構構えるのが大変だったりします。
北極マーフォーク
神、いわゆるゴッド。
対象を取らない(重要)。
それどころかキッカーコストで手札に戻すため、唱えた時には手札に戻ります。基本的に妨害不可能。クイックリングよりはやーい。
本体は1/1という貧弱生物ですが、キッカーコストで2/2に。2マナ2/2メリット持ちと考えると最低限の性能はあります。
また、対象を取らない他のクリーチャーと違い、リクルーターを並べる必要がないのもメリット。
自分は現環境だと、これ1択です。採用している理由は、『疫病を仕組むもの』、が使われているからですね。
以前、『イゼットの静電術師』、が流行した時は、『護衛募集員』と『帝国の帳簿兵』を両方サーチする事で対処していましたが、『疫病を仕組むもの』は「人間」指定でまとめて倒せてしまいます。
アルーレンが出ている状況で、適切に疫病を仕組むものをプレイされた場合…
【クイックリング、夢で忍び寄るもの、金切り声のドレイク】の場合
バウンスクリーチャーのプレイスタックで疫病を仕組むものをプレイして、「人間」指定。
リクルーターが全滅。ただし、バウンス能力は一回使用可能。(この場合タフネス1の人間以外のクリーチャーがいれば戻せる)
【大クラゲ、バリン】の場合
バウンスクリーチャーの能力誘発スタックで「人間」指定。
リクルーターが全滅。能力は消えてしまって何も起こらない。
【ニアンビ】の場合
バウンスクリーチャーの能力誘発スタックで「人間」指定
リクルーター+ニアンビも全滅。能力も消えてしまうし、盤面が壊滅状態に!
【北極マーフォーク】
バウンスクリーチャーのプレイスタックでは対処不可能。(唱えた時に追加コストとして手札に戻ります)
マーフォークをサーチしたのを確認してから、リクルーターのプレイスタックで「人間」指定した場合・・・リクルーターは死にますが、盤面にはまーフォクが残り、さらにリクルーターの能力で何かをサーチ可能。
洞窟のハーピープレイにスタックで「ハーピー」指定の場合、ハーピー死亡。ただし能力は誘発するので、北極マーフォークを戻して、リクルーターを回収して、リクルーターで何かをサーチ可能。選択肢はムゲンダイ。
もちろん洞窟のハーピーが着地する前に疫病を仕組むものを除去できれば何の影響もありません。
ということで、一番対処が困難なのが北極マーフォークと言えるでしょう。
あとはおまけのバウンスクリーチャー。普通は選択肢に入りません。
シディシの信者
対象を取る(重要)。濫用により、生贄に捧げる事ができるのが利点。
リクルーター並べてから使う事でコンボまで繋がります。生贄ギミックを上手く使いこなせるならありです。ただし、本体のスペックは0/4なので打点はありません。
霊気の達人
対象を取る(重要)イラストは好み。
大クラゲの下位互換らしい・・・一応青ダブルで伝説ではないため、信心を稼ぐならこれ?(のけものはいないけど、人間はのけものを作るから仕方ないね)
タフネス2の人間であることに意味がある時に。
セドラクシスの錬金術師
対象を取る(重要)
条件が厳しいです。青のパーマネントが常に出ていそうなデッキ向け大クラゲ。(海の神のお告げとか)
他にも何種類か一応いますが、現実的ではなさそうなので割愛。
そんなわけで、バウンスクリーチャーについてでした。
コンボを使うたびに、『北極マーフォーク』について質問されまくるので、書いてみました。熱い北極マーフォーク推しでしたね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?