パイオニア東海王参加レポ
3月17日に晴れる屋さんで行われた、パイオニア東海王決定戦に参加させて頂きました。
参加者62名、スイスラウンド6回戦+シングルエリミ3回戦。
結果としては残念ながら2没でした。
ただ、今回は珍しく他の人のデッキを使用させて頂いたため、簡単な大会参加レポを書かせていただきます。
まず、使用デッキは、れいぜるさん謹製のゾウさんデッキ。
素晴らしいデッキでした。
デッキはコレです。
まず、自分が前回参加したパイオニア大会は、12月のラストサン本戦です。
そこでは、オリジナルの5cパルヘリオンを使いました。
正直感触は良かったのですが、もっと強く押し付ける動きが出来るデッキが良い、という事でコレを選びました。
…あと、3ヶ月ぶりのパイオニア大会という事で環境理解が浅いという点もあります。
(ちなみに自分のパイオニアの環境理解は、れいぜるさんとpipoさんの動画に頼りきりです)
リストはれいぜるさんのほぼ完コピですが、少しだけ変更。
メインは大狸を1枚増やし、群れの渡りを1枚減量。
サイドはボロス召集がめちゃくちゃ辛いため、大群退治を増量。サイドインしにくいエリシュノーンを1枚減量。
どちらも速いデッキを視野に入れた変更になります。
一応先手であれば、大狸がある場合、相手が3マナムーブをしてきた返しでコンボ勝ち出来るという上振れを狙った感じです。
こちらがゾウさんコンボとバレていなければ簡単マジックになりますしね。
ただし、ボロス召集はほぼ見なかった事、大群退治は結局一回もサイドインしなかった事は予想外でした。
また、ボロスヒロイックというデッキは存在自体知らなかったため、非常に苦戦をしいられました。
相性も悪い上に、大会のトップメタで実に困りました。(2回当たりました)
また、予選で唯一負けた、青黒緑魂剥ぎ、ですが、運の要素がかなりあったとは思いますが、墓地に全く触れられない辛さは感じました。
具体的な当たり方は以下の通りです。
1回戦目 対赤単◯◯
2回戦目 対ボロスヒロイック×◯◯
3回戦目 対黒単吸血鬼◯◯
4回戦目 対青白コントロール◯◯
5 ID
6回戦目 対青黒緑魂剥ぎ×◯×
スイスラウンド
1回戦目 対ボロスヒロイック◯×◯
2回戦目 対青黒赤ミッドレンジ×◯×
少しだけ詳細レポです。
1回戦目 対赤単◯◯
クリーチャー除去2枚+マナ加速で2戦とも勝ち
ただ、ライフが1まで減らされているため、運の要素が大きかったです。
相性としてはかなり悪いですね。
速いデッキな上に、サイドの、乱動する渦、が致命的なので厄介です。
2回戦目 対ボロスヒロイック×◯◯
1 ダブマリして土地づまり。
呪文を一つも唱えずに負け。ただし、相手はこちらのデッキを把握できなかった様子。
2.3 除去してコンボ勝ち×2。
1戦目でデッキを把握させなかった事が大きかった気がします。
3回戦目 対黒単吸血鬼◯◯
1 しっかりと除去を合わせてくるが、クイントリウス×2、カルノサウルスをプレイして勝ち。
明確に除去を持ってそうなため、クイントリウス+能力から入ってコピーカードを温存できた事が大きかった。
2 強迫されるがスペル1あとはクリーチャーと土地という手札だったため、相手は2枚目の強迫を血トークンで捨てて、真っ白を打ってくる。
この1枚の手札差が大きく、捨てられなかったカルノサウルスで勝ち。
あれが思考囲いだったら間違いなく負けていました。完全に運ですね。
4回戦目 対青白コントロール◯◯
1 掟破りのメイン思考のひずみで蹂躙。
これは自分でもヒドすぎるとは思ったし、打たれた相手は言葉にしにくい表情をしていました。
コレについては文句はれいぜるさんに…
2 クイントリウス×2、カルノサウルス×2で、カウンターと除去を乗り越えて勝ち。
ここでもクイントリウス+から入るのは重要でした。
5 ID
6 対青黒緑魂剥ぎ×◯×
1 相手先手のドブンムーブ+4ターン目思考囲いでゾウを抜かれて5キルされて負け。
2 敏捷な妨害術士サイクリングで、クイントリウスの能力を打ち消されるが、コピークイントリウスの能力起動で勝ち
3 相手にクロックを出されるものの、残りライフ11点の状況でカルノサウルススタート。
しかし、クイントリウスをめくることができず、何とコピーカードを全てめくってしまう、そして最後にクイントリウスが着地。
しかたなくトークンを出す。
地上の打点こそたくさんある(7/6×2、8/7×4)が、返しに相手の飛行呪禁持ち「アーボーグの掃除屋」に二段攻撃をつけられて、12点ダメージで負け。
(ウ…ウソやろ こ…こんなことが こ…こんなことが許されていいのか…と心の中で叫びながら敗北)
ほぼトップから一気に下がって8位抜けに落ちる。
IDできれば上位。負けても確実に残れる順位だったのが救いでしたね。
スイスラウンド
1回戦目 全勝のボロスヒロイック◯×◯
1 除去連打からクイントリウス。
相手のクリーチャーを即除去、さらに出てきた、照光の巨匠に対して、手札唯一の発見カードであるカルノサウルスを捨てて除去。これで相手の動きが止まり、クイントリウスを引くのが間に合って勝ち。
2 序盤のクロックを除去するが、3ターン目に守るカードを構えながら照光の巨匠を出される。
当然除去を乗り越えられて、いきなり19点受けて負け。
3 除去連打からクイントリウスで勝ち。
2回戦目 対青黒赤ミッドレンジ×◯×
1 相手に砕骨の巨人を構えられているのが分かるが、ライフが足りずに選択肢がなく、クイントリウスでコンボスタートしようとするが、止められて負け。
2 相手に妨害をしっかりと準備されているため、長引く。
こちらは、クイントリウスプレイから、灯の分身を手札からプレイ。
相手に砕骨1枚では対処出来ないようにして、発見を2回やって勝ち。
(禁断の発見"二度打ち"…!)
3 除去とカウンターで対処されて負け。
相手のデッキが把握できておらず、「思考のひずみ」をサイドアウトしてしまったのが良くなかった気がします。
また、最終戦はもっと揺さぶりをかけてから仕掛けていれば、勝てていた可能性もあったため、腕の差が出ましたね。参りました。
感想など
ちなみに先手の勝率がかなり良いのは、相手がこちらをゾウさんコンボと認識していない事も大きかったと思います。
(・相棒公開は1戦目は基本的にしない。
・最序盤は、なるべく他のデッキっぽく見えるように振る舞う。
・2戦目3戦目でも、状況によっては相棒公開をしない。)
涙ぐましい努力かと思いますが、それでも相棒を公開しない事で、何か低マナ呪文が入っているのかと警戒させる事が出来たのかもしれません。
デッキの強さは間違いないですが、プレイヤーのレベルが足りないので、こういう小細工で、わずかなりとも勝率を上げる工夫をさせていただきました。・・・あんまり意味無かったかもしれませんけどね。
最終戦だけは相手のデッキが全くわからなかったため、パイオニア環境の知識不足がはっきりと出た形ですね。
ボロスヒロイックなども初見でしたが、1回戦目が早く終わったため、参加者のデッキを確認する時間がありました。
そして、非常に使用者が多かったため、晴れる屋さんのデッキリストを検索する事で何とかなりました。
デッキは強い。作成者の意志と使い込みを感じる良いレシピです。
実際見ただけで、「コレしかない!」と判断したわけですしね。
れいぜるさんとpipoさんの動画を見ていたため、初回しでも何とか使いこなせました。
というより、それでも使いこなせる使い勝手の良さと、完成度の高さがすごかったです。
(れいぜるさんくらいのプレイスキルがあったら、十二分に勝てていた気がします。申し訳ないです!)
マナバランスも上手く出来ていて安定感があるデッキです。
ただ、4ターン目に「賢いなりすまし」をプレイしたいシーンが多かったので、青ダブルがやや出しにくい事だけは気になりました。
というか、このデッキの「賢いなりすまし」がめちゃくちゃ強いですね。
相手のクリーチャーになって時間稼ぎをすることも出来ますし、何より「力線の束縛」をコピーできるのは便利すぎますね。(大会中は青ダブル出なかったりして力線コピーは出来ませんでしたが、やりたいシーンが多かったです)
とりあえず以下を見ればゾウさんコンボはバッチリでしょう。
お二人ともありがとうございました!
あと、対戦してくださった方々、本当にありがとうございました!
めちゃくちゃ勉強になりました。感謝!