サンフェスのヘボット上映会に行ってきたで豚肉。

おはネジよう!!!!
先日新宿で行われた『サンライズフェスティバル2021』のヘボット上映会に、私も行ってきたのでその記録で牛肉。

ヘボットで上映されたのは、以下の話数。

第44話 「劇場版ヘボット!って、ナニそれ?」
第48話 「ネジが島さいごの日」
第49話 「さよならヘボット」
第50話 「にちようびのせかい」

劇場では定番の劇場版ヘボット!に、最終三話という泣けるラインナップ。
それがTOHO新宿の一番デカいスクリーンで見られるんだからなぁ!
ちょっといい席で楽しんできました。

それぞれの話への感想とかは今更書くまでもない事だと思うんだけど、改めて見ても好きなシーンがいくつもあって、その魅力を再確認した。っていうか48話の直立二足歩行するめっちゃデカいカットビタイガー、地味に大好きなんですよ。カットビタイガー、カッコいい外見なのになんか……こう……直立二足歩行し始めたりなんか知らんがよく口が開きっぱなしだったり、可愛いんだよなぁ。

あと音響が良いからか、こまごました台詞にも注意が向けられる印象があった。同時に喋ってるのとかは流石に聞き取れないんだけど、テレビで観るのよりクラスアップした気持ちにはなるよね。いやぁやっぱり映画館っていいですね。

……で、もって。

上映が終わった後にはそそくさと場が整えられ、プロデューサー・關山晃弘さん、監督・石平信司さん、ヘボット役・井澤詩織さん、エース・オカ役・岡香織さんが登壇。ヘボットークを繰り広げて下さいました。

冒頭に石平監督も仰ってたんですけど、ヘボットがこうしたトークの場を設けたのはもう何度目かな……って感じで、大概の事は話してしまっているようで。話す内容に困っていました。ただ会場には放送後にヘボットを好きになってくれた方や、イベント初参加だって方もけっこういらしてたので、一度した話でもいいのかもなーみたいな感じになりつつ、結局のところしっかり新しい情報を出されてきました。

ヘボット誕生のひみつ。
ヘボットのデザイン、最初は「ヘボいロボを」くらいの感じで岡さんが色々と案を出していたらしく。かなりの数のデザイン案の中から、子どもにアンケートを取ったりして今のヘボットが選ばれた、というお話。

で。グチリーマンやゲロリーマンは、その時のボツ案の中から生まれたキャラクターだ、という事を仰っていました。なるほど……なるほど!?
流石にそのままではないんだろうなーとは思うんですが、メインロボの顔をしていたグチやゲロがいた……と思うと興味深い。他のボキャボットにもそういうのがいるような口ぶりだったのですが、さてはてどのボキャボットだったのか。

ゴロリーマンに関してはコロコロの小ガエル先生から、ということでした。
細長く見えるグチと、まんまる小さいゲロに、キャタピラ付きのでっかいゴロ。三人バランス取れてて良いトリオだよなーと思ってたけど、ゴロのデカさが無いと成立しない気もするし、キャタピラが無いと似たようなの三人みたいな感じになってしまうし……小ガエル先生のデザイン素晴らしいな……

玩具制作中には、3Dプリンターを使って試作品なんかも生み出していたらしい。えっそれ見たい。ボツデザイン案も含めてのヘボット玩具アートワーク、見てみたくない……? こう、5周年でなにかの拍子に表に出したりとか……需要あると思うんですよ……!

玩具アニメ的には、開始から3カ月くらいで続けるか決まってくる(ヘボット的には年末商戦が山場)という話もされていて、しかしヘボットはちょっと先行して9月スタート。年の始め頃にはまだ何も決まってなくて、結構慌ただしくやっていたような事も語っておられました。

その辺りはギャグアニメだから融通も効くし、と言いつつ忙しさを理由に色々な展開をプロデューサーに押し込んでいった……ような話も。あの溢れるライブ感はスケジュールの都合もあったのかなー。アニメ的にはプラスの結果をもたらしたなとネジが島民としては思います。

ところで岡さんは自身がエース岡役として登壇してることに、「扱いに困ったのかな」というような事を仰ってました。いや確かに……アニメのトークイベントに玩具開発担当が出てくるってあんまり……ないもんね?

最初クレーム担当として出した時は「お遊びで」くらいのテンションだったみたいですが、後のシナリオ会議でああいう事になった。シナリオ会議には魔物が棲んでいるとかなんだとか。大体6話ずつ話し合ってお題を出し合って、「大喜利みたい」と評されてましたが、そんな雰囲気でやっていたみたいです。他の一年アニメもそうなのかなぁ。

そんなシナリオ会議ではもちろん玩具のスケジュールに合わせて話に盛り込んだりもして……だけど販売スケジュールが遅れることもあり、と岡さんが言うと、「遅れるだけなら良かったけどね」と石平さん。後半、玩具が出ない事になったのを言い出し辛くて、二・三週間ほど「行きたくないなぁ」と思っていたらしい岡さん。結局それを聞いた石平さんたちは爆笑したらしい。いいのか!? でも爆笑した上でダケボとか作るからね。

サンフェスのキービジュアルにヘボットがいたのは、担当が「ヘボットを入れたい」と仰ってくれたからだそうで。その結果思いっきりセンターになっていたのを石平監督たちは「恐れ多い」とのこと。なんでも本編でもガンダムネタを突っ込もうとして怒られた、とか(ガンダムの角だけ変えたヤツを……とか言ってたから殆どモロだったんじゃなかろうか)。

5周年だからというのもあるけど、ヘボットは制作側にもとっても愛されているのが嬉しいなと思いますよね。井澤さんは「ヘボット5歳ですよ!」と仰ってて、五歳児ヘボちゃんの概念に心が温まる。

そうか……五歳児か……七五三の年……七五三やるべきなのか……?

それからヘボット、スタジオの神棚にもご神体として祀られているらしい。
最初の作品だから……ということらしいけど、ヘボ神様概念もまた楽しい話だし、やっぱり愛されてるなヘボット!!

告知の話なんかもされた。
まず今YouTubeでヘボットの再配信をしていること。
そして第三話を流すべき所で間違えて第二話をもう一回流してしまった話で耐え切れず笑う会場の人々。マジで間違えちゃっただけらしいんだけど、それが笑って流せるから良いよね。ヘボヘボしい。

ヘボット導入には三話か四話かが良いらしい……という話もされた。
二話が一番キマってるとは監督の談。井澤さんは「ヘボットというものが呑み込めたのは四話辺り」とも仰っていた。でもなんとなくわかる。私個人は初見四話入りの四話派です。そんな派閥は無い。

それから、会場で販売されているマカロニクッションについて。
これも手違いがあって、まだ在庫残ってるのに完売扱いになってしまったとか。ヘボヘボしいな! なので終演後に買えますよーとのこと。会場にはマカロニ連れのお客さんもけっこういらした。IKEAのサメ的な可愛がり方が出来ますよね、と井澤さんが言い、監督はIKEAのサメと一緒にしてる的なお話を。そして監督の毛を吸収しているらしい石平サメ。

もちろん、当日発表されたヘボットボールペンの話も。

https://www.makuake.com/project/heybot/?token=1e2a24b945519df58ed627bc21aa6def&utm_source=heybot&utm_medium=twitter

これ、上限数が「555個」となっているけれど、実際はシステム都合らしいことをプロデューサーさんが仰っていました。人数オーバーしそうな場合は対応するらしいので、多々買っても良いんだろうなぁ。

人数が更に増えればなにか……とは零していらしたけど、多分これは全然未定だと思う。まずは販売ラインを突破するかどうか見ておきたいところだけども……(個人的には金銭がアレなので気軽には行けない。残念)

そんなこんなでトークショーはお開きになった。
井澤さんは「10年目もまた」とこうしてイベントが開催されることを望んでいたし、石平監督も「次は新作とか……」と何かやりたいような感じの事を仰っていたので、いや本当にお願いします。

地味にボールペンの5thロゴとか新しいものなので、他にも五周年記念の何かが出るかもなぁと個人的には願ってるんだけど、今回出たお話はそんな所で。全体的にヘボいノリのトークショーでしたが、楽しかったです!


ざっくりと個人の感想混じりの忘備録ですが、上映会のお話でした。
次の日曜日には3話と4話両方配信するらしいから、日曜朝七時、絶対観るヘボ!!!!

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