【ウルトラヒーローズEXPO2021サマーフェスティバル】後期感想：また、この場所で会いたい
先週、ウルサマこと『ウルトラヒーローズEXPOサマーフェスティバル』後期に行って来ました！
https://www.ultra-expo.com/summer/2021/
行ってから少し日が経ってしまったんですが、ざっくり概要とバトルステージのネタバレ込み感想記事を書いていきます。
【前期感想記事は↓】
まず展示部分ですが、こちらは一部怪獣が変化しているのと、ポーズが変わっているヒーローがいるな……というぐらいで、全体的な印象は大きくは変わりませんでした。ただ細かい違いを探すのは楽しかったですね。あっここも変わってる！あそこポーズ取ってる！！
印象的なのはやはりキリエロイドⅡ。
前回はパワータイプでしたが、今回はシーンが変わってスカイタイプのキリエロイドとなっていました。
また、闇の三巨人の展示がトリガーからティガの三人に変更。
じっくり至近距離でカミーラ、ダーラム、ヒュドラの三人を拝むことが出来ます。カミーラさん、スパークレンス発売おめでとう！
ウルトラショットは後期から本気を出してきたというか、サプライズゲストが増えたみたいですねー。
私が行った回はエース兄さんとのショットがあって、「バーチカルギロチンのポーズで撮ってもらおうかなぁ」とか考えていたら当日……ゾフィー兄さんの姿が!!
エースとゾフィーのお二人と一緒に写真を撮れたので、大満足です。
前説コーナーはババルウ星人の回だったんですが、先にウルトラショットのシフトを終えたゼロが通路から帰らず、「お前がいると誰もこっち観ないんだよ!!」と怒られていました。実際、ほとんどの人がゼロに視線を奪われるという。これはもう仕方ない、ゼロさんが悪い。
人の混み具合も気にならず、会場内は快適でした。
色々と気になる中での開催でしたが、前期後期とも、会場でやれる対策はしっかり行ってくださっている印象です。
それでね、ライブステージなんですが、これがまぁ……
めちゃくちゃ楽しかった。
ウルフェス恒例の参加型ショーに近い形なんですが、時勢にも合わせた展開が没入感を高めてくれたといいますか。
ストーリー性は前期の方が高く、エンタメ性は後期の方が高い……というイメージでしたね。この辺り、トリガーの放送日程との兼ね合いもあるのかなぁ。先行お披露目枠（フォトンアースとかゼロビヨンドとかみたいな）は無くて、シンプルに楽しいショーという感じです。
いつものウルフェス前期ショー同様、会場で一緒に楽しむのが一番盛り上がるタイプのショーではある、と思うのですが……それを差し引いても楽しい仕上がりになっているので、配信での視聴もおススメです！
というわけで、以下はネタバレ込みの感想になるので、未見の方はご注意をお願いいたします。
ライブステージ後期・ネタバレ感想
ファンタジーゲームの世界に閉じ込められて……っていう、ウルトラでは珍しいシチュエーションが新鮮でしたねぇ。
しかしまず冒頭、闇の三巨人が研究所を襲うシーンなんですが、こう……
やっぱあの三人、素でやっててもちょっとコメディ感混じってるのなんなんでしょうね!? ざっくりな印象がドロンボー一味とかそういうさ、「毎回悪だくみして主役を追い詰めるけど上手くいかない三幹部」の味が出てきてるんですよね。本編でもちょっと滲んでると思う。闇の巨人といいつつなんか変わった人だなぁみたいな長閑さが出てるよね。やってることは十分に悪辣なのに……なんでだろう？
トリガーがゲーム世界に取り込まれた時、「えっ勇者にふさわしいウルトラ戦士といえば光の勇者・ウルトラマンタイガでは!?」って思う気持ちもあったんですが、時系列が前期ステージの直後ということもあって、あの戦いを観た結果……というのがなんか妙に説得力があって良かったです。あの時のトリガーはしっかりしてたもんな。
バトル中はタイプチェンジの描写が楽しくて、毎回しっかりセレクトするのが良かったです。選ばれなかったタイプが黙って帰っていくあの瞬間……好き！
あとね、やっぱり衝撃のイーヴィルティガね……
もう完全にクール系ライバルキャラみたいなノリが身に沁みついてるライブステージ版イーヴィルティガ、これはこれで好きなんですよ。
一番印象に残ったのがウルトラマンゼットとの絡みで、ゼットへの攻撃を避けさせるために無理くり頭下げさせて、何が何だか分かってないゼット君に平手打ちするイーヴィルティガ。すごく、笑う。
で、今回のゼットさん、なんとガンマフューチャーだったんですよね!!
ショー展開でのガンマフューチャー、基本ガンマイリュージョン係みたいな扱いというか、他のタイプとの差別化がし辛そうな印象があったんですけど……ゲームの魔法使い役ってポジションが上手くハマっていて、魔法陣での拘束とかもしっかり披露してくれたのが好印象でした。
ガンマイリュージョンでティガの３タイプを一気に召喚するのとか、あれもうヤバかったですね。タイプチェンジキャラクターの全タイプ同時出現、夢があるけど実現はしにくいヤツじゃないですか。ガンマイリュージョンなら指先一つですわ。「はっティガ!?」ってケンカ売りに行こうとするイーヴィルティガ含めて、ステージのティガ濃度の高さに大満足。ティガがいっぱいだー。
でもここで出たってことは本人は……？ とか思ってたら終盤にしっかり皆さん登場してくれたのも嬉しかったです。
前回はお預けだったガイアSVとアグルSVの共演もここで果たして、あとさりげなくね、"召喚ではないTDGとガンマフューチャーが共演"っていう珍しい構図だったんですよ今回!!!!!!!
うっすら思ってたんだけど。
— 螺子巻ぐるり (@zenmai_nezimaki) July 27, 2021
ガンマフューチャー、本物のティガダイナガイアがいるとガンマイリュージョンやりにくいから、ステージで共演ほぼ出来ないのでは……？
ガンマフューチャー、博品館ティガ編や前期バトルステージでも登場しなかったので、地味にガンマイリュージョンしたTDGとしか並んでなくない……？って思ってたんですよ（共演してるショー既にあるかもだけど）。で、その原因はやっぱりガンマフューチャーの最大の魅力がガンマイリュージョンにあって、魔法使い属性はステージ上で再現し辛いからなんじゃないかなー……とか思ってたんですが、今回はその辺を全部解決してきた。
そうですよね。ガンマイリュージョンと本人は別々のシーンで呼べばいいんですよ。その時に絵面が似たり寄ったりにならないようにティガマルチレイヤーしてくるのが盛り上げ上手だな～って思って感心しきりです。すごい。
あと盛り上がりといえば、ウルトラマングルーブの登場もめちゃくちゃ嬉しいポイントでした。湊三兄弟が久しぶりにひとつのステージに揃ったのだから、やっぱり見たいじゃないですかグルーブ！纏うはマコト！不滅の真理!!しかもめっちゃ強い!!!
劇場版用のタイプってそれだけでもスペシャル感があって好きなんですけど、カツ兄イサ兄アサヒがしっかり三人揃った上でのグルーブ、感動もひとしおなんですよね。グルーブだけすぽーんと出てくるのとは嬉しさのレベルが段違いなんですよ。やっぱハードルが高いからかな。
相手の毒霧がマスクをしている観客には無効だったり、手をパタパタさせて換気で無効化したり、声は出せないけど足で音を出してみんなを起こしたり、時勢を汲んだ演出も楽しかった部分でした。
にしてもやっぱこう……
前期ステージを踏まえた上で、ダークヒーロー通り越してマジで一人のウルトラマンとしてイーヴィルティガを描くの、良かったと思いますホント。
後期だけだとちょっと唐突感あるかもだけど、ここは前期後期通してのポイントというか……EXPO形式のショーである一番の意味なのかな。
イーヴィルティガという「かつてウルトラマンであったはずの存在」をどう捉えるかって、本編が本編だったから媒体によって変わってくる部分なんですけど。子どもがメインのショーであまり重苦しくはせず、「彼もまた一人のウルトラマンであった」という着地を見せてくれたのは良い事かなと思います。暗い側面はダクヒで魅せてくれるだろうしね！
前期ではウルトラマンティガにスポットを当てていて、後期は楽しい世界観でトリガーを中心に話を進めていたから、最後そこに初代ウルトラマンも合流した三人でのシーンがあるのも嬉しかったです。
ティガの25周年であると同時に、ウルトラマンの55周年でもあって。
最新のウルトラマンであるトリガーを含めた三人が並んで戦う構図は、やっぱり感慨深いものがあります。系譜を感じる。
それで……最後ですよ。
ウルトラマンさんが口にした、「もう一度、この場所で会う事が出来て嬉しい」という言葉で、私は涙ぐんじゃったんですよね。私も嬉しかったから。いつもなら会えるあの場所で、去年は会えなかったんですし。
たとえ言葉にしなくとも、君たちの想いはちゃんと届いている。
それは年末年始のEXPOでも語られた言葉だけど、何度でも、応援の声を出せなかったみんなにそう伝えてくれるのが、本当に嬉しくてたまらない。公式でウルトラチャージや手拍子といった方法を提示して、更にこうして届いているとも伝えてくれる。とても安心する一言で、だけど同時に苦しいなぁとも思ってしまった。
今年のウルフェス、色々と気を付けて開催はしていただいたし、会場内ではなにも問題は無かったと思うんです。私含めて、きっと皆さん行き帰りも気を付けて来場してくれてたと思いますし。……それでも、ウルトラマンさんの言葉を聞いた時、来れなかった人の事も思ってしまった。行きたかったけどどうしても無理で諦めてしまった人、たくさんいたんだろうなぁって。私自身、どうなるんだろう、大丈夫なんだろうかと思っていた部分もたくさんありましたし、今の情勢も情勢ですし……
ショーの終わりには、冬のEXPOの開催告知もされました。
冬になる頃にはまた状況も変わっているでしょうけど、それがどんな変化かは来てみないと分からない部分もあると思います。なんだかんだ大丈夫になってるかもしれないし、まだ収まってないかもしれない。
ただ、やっぱり……
来たい人がみんな来れる状態だと良いなぁ、と思います。
冬も夏も全力で楽しめる状態にしなければ、と思います。
その時が来たらもう一度、いつもの場所で会えた喜びを、ウルトラマンさんと共有出来たらいいな……って思うんですよ。
それにやっぱり、諦めきれない夢もありますしね。
えぇ、そうです。ご唱和です。したいよね、ご唱和。
みんなで一緒にご唱和出来た時が、ウルトラファン的には乗り越えた時……なのかなぁ。
そんな感じで、最後はちょっとしんみりした気持ちにもなってしまったんですが、今年のライブステージも楽しくて気持ちの盛り上がる素晴らしいものでした。
各種対策の施された会場はとても居心地が良かったので、欲を言えば色々収まっても入場や座席はこのままが良いなぁって思ってるんですけど……それはどうなんでしょうか、円谷さん!? やっぱチケット代高くなっちゃうから厳しいかな……!?
なにはともあれ、冬のEXPOも楽しみにしています。
あとライブ配信もね！！あるからね！！！
今年のウルサマ感想記事はここまでです。
お読みいただきありがとうございました！
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