【小説】ブルーム・フェザー #4
#3
「それで、フェザー部入っちゃったんだ」
「うん。もう少し向き合ってみてもいいのかな、って」
それから少しした日の、休み時間。
机の上のチコを見つめながら、わたしはリョウコにそう話した。
リョウコは、わたしがフェザー部に入部したことに驚いていた。
まぁそりゃそうだろう。でも経緯を話したら、どこか安心した顔で「それもアリだね」と言ってくれた。
「えっ、なになにツバサ、フェザー部入ったの?」
わたしたちの話を聞いたミナは、頭にサフランを乗せながら話に入ってくる。
「ちょっと前までブルームフェザーには興味ない、って言ってたのに~」
「成り行きでね~。……そうだ、ミナはフェザー部入らないの?」
サフランが机の上に降りてきて、チコと何やら突き合う。
その可愛らしい仕草に見惚れながら、ミナは「入らないよ?」とはっきり答えた。
「そうなの? ミナ、ブルームフェザー好きじゃん」
「わたしが好きなのはサフランなの! それにほら、フェザー部ってブルームフェザー戦わせるんでしょ?」
「フェザーデュエルね。面白かったよ?」
「面白くても、わたしサフランを戦わせるのは無理だなぁ~」
サフランを指で撫でつつ、ミナはそう言った。
あくまでサフランを愛でたいだけの彼女にとって、フェザーデュエルは魅力的な要素ではないらしい。
「だから、ごめんね。でもツバサは頑張って~!」
チコちゃんもね~、とミナはチコにも指を伸ばすが、チコはふいっとその指を避ける。
「ありゃ。やっぱ他の人には懐かないね、その子」
「他のブルームフェザーとは仲良いんだけどね……」
「うーん、クール! でもそれも良いよね!」
言いながら、ミナはカシャカシャとスマホで二匹を撮影する。
確かに、わたしにしか懐かないっていう所には、ちょっとした優越感はあるんだけど。
(チコの考えてること、やっぱまだ分かんないなぁ……)
性格というか、設定というか。
チコにはまだまだ謎が多いのだ。
「あっ。ミナ、その写真あとで送って?」
「もっちろん!」
とりあえず分かるのは。
……チコ、かわいいよね。
*
「明石さん、もう来てたんだ」
「ホームルーム、早く終わったんですよ」
部室には、既に明石さんとパンジーが待っていた。
わたしが中に入ると、長机の上にいたパンジーが、パタタとわたしの正面に飛んでくる。
『ちゅんちゅんっ!』
「こんにちは、パンジー』
『ちゅちゅっ!』
挨拶をすると、パンジーは満足げに部屋の上空を飛び回る。
それに触発されてか、チコも『ピィ』と鳴きながら飛び立った。
「……。パンジーって、なんとなく社交的だよね」
遊ぶように飛んでいる二匹を見上げて、わたしはそんな事を考えた。
そうですねぇ、と明石さんも頷く。
「パンジー、うちと親しい相手にはよく懐くんです」
「へぇ、そうなんだ」
「……あっ。ごめんなさい、迷惑でした?」
「いやいや、むしろ嬉しいかな。わたしが明石さんと友達になれたって、パンジーにも伝わってるってことでしょ?」
あの試合に向けた練習の中、わたしと明石さんは少しずつ仲良くなっていった。
試合が終わったら縁が無くなっちゃうかとも思ってたけど、結局のところわたしはこの部に入部して、まだ明石さんと一緒にいる。
ある意味で、チコがわたしたちを友達にしてくれたんだろうな、なんて思ってしまう。
「そうだ。せっかくだし、明石さんのこと名前で呼んでも良い?」
「えっ。それは構いませんけど」
「じゃ、アカリ。これからもよろしくねっ」
「はい、よろしくお願いします、蒼崎さん」
わたしが言うと、アカリはぺこりと丁寧に頭を下げた。
うーん、蒼崎さん、か。どうせならアカリにもツバサって呼んでもらいたいけど、もう少し様子を見ることにしよう。アカリにはアカリのペースがあるだろうし。
「それで、話は戻るんだけどさ。パンジーって社交的でしょう?」
「はい。それがどうかしましたか……?」
「いやね、さっきクラスの友達と話してた時なんだけど……」
チコは、わたし以外の人間には懐かない。
思い返せば、最初にこの部に来た時も、チコの興味は他のフェザーだけに向かってた。
それが不思議だというと、「性格ですね」とアカリは答える。
「ブルームフェザーにも性格があるの?」
「ありますよ! 詳しいアルゴリズムは公表されてないんですけど……」
ブルームフェザーには、確かに性格と呼ばれる『判断の傾向』が設定されているのだ、とアカリは言う。
人を見分けて、天気や音楽に個別の反応をするのはもちろんのこと。
放っておいた時の反応や、好きな遊び方だってそれぞれ異なるんだそうだ。
「とても細かく設定されていて、どのようなプログラムが組まれているのか、まだ誰も解析できていないんです!」
「……それを、わたしのお母さんが作ったんだ」
「はい! あ、正確には蒼崎さんのお母さんと、もう一人メインのプログラマーがいまして……今はその方がプロジェクトの大部分を引き継いでいるそうですよ」
嬉々として語るアカリ。その辺りの事情を、わたしは何も知らなかった。
へぇ、と答えつつ、考え込んでしまう。お母さんは何を想いながら、このおもちゃを作ったんだろう。
「おや、後輩ちゃんたち揃ってるね。何の話をしてたの?」
アカリと話していると、飾利先輩も部室にやってきた。
ブルームフェザーの性格についてです、と答えると、先輩は「ああ」と頷く。
「いろんな子がいるよねぇ。パンジーちゃんは人懐っこいし、フリージアは気まぐれだし」
言いながら、飾利先輩は肩に乗せた黄色いブルームフェザー、フリージアを指で撫でる。
けれどフリージアは、ひょいっと彼女の指を避けて飛び立ってしまった。
ぴゅいぴゅいとチコたちに挨拶するフリージアを見て、「ほら」と先輩は苦笑する。
「でもあれで綺麗なものは好きだから、デコったり塗装したりすると喜ぶんだよねぇ」
「へぇ。……っていうかフリージアの羽根、やっぱり先輩が?」
飾利先輩のフリージアは、目じりや首元がラインストーンで飾られている。
長めのクチバシも、緑と白でほんのりグラデーションになっていて、他のブルームフェザーと比べて手が込んでいる印象だった。
「まぁねー。けっこうイイでしょ?」
「はい。でも、そういうのって大丈夫なんですか?」
ブルームフェザーの改造は、フェザーデュエルに影響する。
わたしが問うと、「外装は緩いんだ」と先輩は答えた。
「ちょっとした加工ならチェックは通るよ。弾かれるのは内部をいじり過ぎた時とか、明らかに危ないモノを組み込んだ時だけだし。……っていっても、まぁ」
ダメでもやるだろうけどね、と先輩は不敵な顔で言う。
もしその改造でフリージアが可愛くなるのなら、レギュレーション違反でもやる。
先輩の発言に、わたしはちょっと驚いた。
「あ、ツバサちゃんも、チコちゃんイメチェンしたかったら言ってね、教えるから!」
「は、はい。……ありがとうございます。でも」
答えつつ、わたしは上空のチコを見る。
視線に気づいて降りてくるチコを、わたしは手の平で受け止めた。
不思議そうに首を傾げるチコに顔を寄せて、わたしはそのデザインを改めて確認する。
ほんのり紫がかった青い翼に、白くて膨らんだおなか。
短めのクチバシに、細い足と、LED内蔵のクリアな爪。
「……今のチコの見た目、けっこう好きなんですよね」
初めて見た時には何も思わなかったけど、チコの見た目はわたし好みなのだ。
だから多分、これ以上手を加える事はない。
そう話すと、先輩は「そっか」と何故だか嬉しそうに呟いた。
「気に入ってるなら、それが一番! 塗装仲間が増えなかったのは残念だけどね」
アカリちゃんも白城部長も塗装しないしなー、と飾利先輩は唇を尖らせる。
二人とも、外装の改造にはあんまり興味を示してくれないんだそうだ。
「失敗すると取り返しつかないじゃないですか。うちにはムリです」
「そりゃそうだけど、気を付ければ大丈夫だって~」
「そもそもパンジーも今の色でいいんです」
『ちゅんちゅんっ!』
「あらら、パンジーちゃんにも断られた……」
はぁ、と先輩はわざとらしくため息を吐く。
「ツバサちゃんの周りにはいない? そーゆー改造興味ありそうな子」
「うーん……フェザー持ってる友達はいるんですけど」
「よし! その子も入部させよう!」
「でもその子、フェザーデュエルには興味ないって」
サフランを可愛がっていたミナなら、先輩の話にも興味を持つかもしれない。
でもそれ以前に、ミナはフェザー部に入るつもりが無いみたいだった。
ブルームフェザー同士を戦わせることに、抵抗があるみたいだったし。
「ああ。分かる。戦わせるのはちょっと、ってなるよねぇ」
そう話すと、意外な事に先輩はうんうんと頷いて見せた。
塗装はあんなに勧めてたのに、そこはあっさり同意しちゃうんだ。
「フェザーデュエルはしないって人、多いんですよ」
戸惑っていると、アカリが補足で説明してくれた。
ブルームフェザーを可愛がる目的で買った人の中には、彼らを戦わせることに抵抗を覚える人が一定数いるんだそうだ。
「ま、逆にツバサちゃんみたく、フェザーデュエルでブルームフェザーに興味を持つ人も大勢いるんだけどね。半々くらいかなぁ」
「そうなんだ……」
ミナが少数派というわけではなく、むしろフェザーデュエルの方がブルームフェザーの遊び方の一例でしかない、という感覚なのだそうだ。
「ツバサちゃんは大丈夫だろうけど、そういう人に無理にデュエル勧めちゃダメだよ?」
「はい、分かりました。……あれ、でもわたし、結構無理やりフェザーデュエルやらされたような気がするんですけど……」
「ああ! あれはねぇ。部長も強引だなぁって思ったよぉ」
「私がどうかしましたか?」
「わっ、部長、お疲れ様です!」
いつの間にやら、白城部長も部室にやってきていた。
慌てて挨拶するアカリに、部長は「お疲れ様」と微笑む。
わたしと飾利先輩は顔を見合わせ、なんとも言えない気まずさに苦笑い。
「皆さん揃っていますね。では練習の前に、ミーティングといきましょうか」
言いながら、部長も椅子に腰掛ける。
白い翼のアマナはぴょんと長机に乗り、チコとパンジーが小さく鳴いて挨拶した。
わたしも空いた椅子に座って、部長の話を待つ。
ブルームフェザー部の活動は、主に二つだ。
一つはフェザーデュエルの練習。もう一つは、練習前のミーティング。
ミーティングでは、ブルームフェザーに関する情報共有や、各々のやりたいことについて話し合うのだ、とアカリが言っていた。
部に入ったばかりのわたしは、これが初めてのミーティングだ。
「議題は……蒼崎さんが新しく入部してくれたことですし、蒼崎さんの疑問に答えていく、という形にしようかと、思っていたのですが」
「思っていたのですが……?」
「その前に、興味深い話をしていましたね。フェザーデュエルをしない方のお話を」
「ああ。蒼崎さんのクラスメイトに、そういう子がいたって話を」
「ええ。そういう方に出会った時、無理にフェザーデュエルを勧めてはいけない。飾利さんらしい、良いアドバイスですね」
「……あれぇ……部長、もしかして」
さっきの話、全部聞こえていたのでは?
飾利先輩が訊ねると、部長は平然と「ええ」と頷いた。
「私が無理やりフェザーデュエルをやらせたというのも、強引だと思っていたというのも」
「うわーっ! でもそうだと思いますっ!」
「そうですね。しかし必要な事でもありました。荒療治であったことはお詫びします」
驚きながらもあっさり認める飾利先輩に、部長も頷いて、わたしにそう謝った。
「それは……大丈夫です、結果的に。気にしないでください」
「……。事情を知っていれば、もう少し違った対応が出来たかもしれません」
白城部長は、小さく言って目を伏せた。
あの日、あの決闘の後、わたしは自分の母が『蒼崎フウカ』であることを明かしていた。
チコを貰った理由も、手放したかった理由も、そこから来ていると伝えた。
だからだろう。白城部長が『違った対応が出来たかもしれない』なんて言うのは。
でも、実際のところどうだろう。もし事情を知られていて、そのことに気を遣われていたら、わたしはどう反応していた?
(きっと、受け入れられなかった)
わたしにとって、お母さんのことは他人に触れられて欲しくない部分だった。
それは今も変わらない。お母さんの造ったブルームフェザーについては知りたいけれど、わたしとお母さんの関係については、他人に何も言われたくない。
知られていたら、白城部長はそれを無視できなかっただろう。
もしそうなっていたら、わたしは彼女にチコを預ける事を、諦めただろう。
たとえそれが部長の優しさだったとしても、きっとわたしには耐えられなかったから。
「むしろ、これで良かったと思います。わたしは部長に感謝してますよ!」
「それなら、いいのですが」
部長は、どこか心配そうな顔でそう言った。
もちろんです、とわたしは頷いて見せてから、「これが本題ですか?」と尋ねる。
「いいえ。けれど関連した話では、あります」
「というと……?」
「今日は皆さんに、ブルームフェザーの魅力について考えてもらおうかと」
「……!」
部長の一言で、アカリと飾利先輩の雰囲気が変わった。
ぴりっと真面目になったというか、気合が入ったという顔だ。
「まず初めに、蒼崎さん。今の蒼崎さんは、ブルームフェザーをどう捉えていますか?」
「どう、って言われると……」
ブルームフェザー。お母さんが、わたしには目もくれず作り上げた機械の鳥。
最初は嫌いで、出来るだけ意識しないようにと務めていた。
けれど部長に試合を挑まれて、アカリに色々と教えてもらって、それがどれだけ凄いものかを知った。試合の中で、勝負のドキドキや熱さも知った。
そうして一度受け入れてしまえば、こんなに可愛い存在が他にあるだろうか、と思ってしまっている自分もいる。チコは可愛い。間違いなく。
そういったことを、わたしは途切れ途切れに口にした。
「つまりは……熱いバトルが出来る、可愛いホビー、ですかね……?」
それが今のわたしの、ブルームフェザーの捉え方。
合っているだろうか。不安になりながら部長を見ると、彼女は「ありがとうございます」と微笑んだ。
「蒼崎さんは、しっかりとブルームフェザーに魅力を感じてくれているようですね」
ですが、と白城部長は続ける。
今わたしが口にしたことだけが、ブルームフェザーの魅力なのだろうか?
部長の言葉を合図として、アカリと飾利先輩の二人が同時に手を挙げた。
「では、明石さん」
「はい! 基本的には、さっき蒼崎さんが挙げた要素がブルームフェザーの魅力ではあるのですが、では、それを構成する要素は何か、という点について話したいです!」
スイッチの入ったアカリは、普段の大人しさがウソのように熱弁する。
その熱意が、今のわたしにはほんの少しだけ分かる。ハマるよね、そりゃ。みたいな。
「まずですね、ブルームフェザーは『鳥である』という事が素晴らしいと思うんです。鳥のおもちゃは色々とありますが、本物の鳥のように思考し飛行するおもちゃというのは非常に難易度が高くて! 重量とサイズのバランスを取るのが困難なんですよね。これまでもプロペラなどを内蔵すれば実現は容易でしたが、それでは鳥というよりヘリコプターですし! ですがブルームフェザーは翼で羽ばたき、空を飛べる! それを実現したのが」
いややっぱ分かんないや。
アカリはそれから数分、『ブルームフェザーがどのような機能を備えているか』を熱く語った。けれど、正直難しい話はわたしの頭に入ってこない。
「……という事でですね! 現実の鳥を可能な限り再現しつつ、感覚的な操作で戦わせることも出来るというこの完成度の高さが、ブルームフェザーの魅力を語る上で見逃してはならない要素なのだと、思います!」
はふぅ、と話し終えたアカリが息を吐く。
それからハッとして、顔を赤くしてわたしの方を見た。
「ええと、その」
「ごめん。難しいところはよく分からなかったんだけど、マシンやおもちゃとしてのクオリティが高いことが魅力ってことだよね?」
「は、はいっ!」
安心したように頷くアカリに、「確かにそうですね」と白城部長は言う。
機械の小鳥が、機械の小鳥である事の難しさ。
それを思うと、お母さんもきっと苦労したのだろうなと感じてしまう。
だからお母さんへの感情がどう、ということもないけれど。
「では次に、飾利さん。あなたが思うブルームフェザーの魅力はなんでしょう」
「それはもちろん……綺麗なこと、だと思いますよぉ」
指名を受けた飾利先輩は、ふふっと不敵な笑みを浮かべた。
さっきまで塗装の話をしていた人だ。見た目の話をするのは想像していた。
「アカリちゃんが言ってたみたいに、ブルームフェザーは本物の鳥を出来るだけ再現してるんですよねぇ。だから飛ぶフォームが綺麗」
けれど、飾利先輩の話は外装の事ではなかった。
本物の小鳥を模して造られた、そのモーションから生まれる美しさを先輩は語る。
「バトルを前提にして作られているのに、それが出来なくなる人が多発するくらい、ブルームフェザーは本物なんですよねぇ。私も最初、フェザーデュエルに興味なかったし」
「えっ、そうなんですか!?」
フェザー部にいるくらいだから、最初から興味あるんだと思ってたのに。
わたしが驚くと、「びっくりした?」と飾利先輩は満足げに言う。
「ツバサちゃんの友達と同じだよ。ブルームフェザーはそこにいるだけで可愛くて、綺麗で。そんな彼らに傷をつけるかもしれないフェザーデュエルなんて、興味なかったんだ」
「じゃあ、どうして……?」
「フェザーデュエルじゃないと出せない綺麗さに、気が付いたから」
飾利先輩はそう言って「さてと」と椅子から立ち上がる。
彼女の動きに気づいたフリージアは、さっと彼女のそばまで飛び、『ピッピィ』と高い澄んだ声で鳴く。
「だよねぇ、フリージア」
「……? フリージア、何を言ったんです?」
「戦おうって。私もそれが良いと思うんだけど、部長はどうです?」
「ええ。これ以上は言葉で済ませるのも野暮でしょうしね」
飾利先輩に聞かれて、部長はこくりと頷き、わたしを見た。
もしかして、これは……そういう流れかな!?
「蒼崎さん。今から、飾利さんとフリージアさんを相手に戦っていただけますか」
やっぱりそうだ。
アカリとは練習で、白城部長とはあの試合で戦ったけど、飾利先輩は初めてになる。
「やります。よろしくお願いします!」
わたしが頷くと、チコは勇ましい声で『ピィ!』と鳴く。
飾利先輩とフリージアは、一体どんなデュエルをするんだろう。
【続く】