#006 防災気象情報伝達の改善内容について_その2
前回のnoteにて、国土交通省と気象庁は、「防災気象情報の伝え方の改善に関する検討会」を行い、以下のような主な取組を発表した旨をお伝えしました。
【主な取組】
・線状降水帯による大雨の半日程度前からの呼びかけ
・キキクル(危険度分布)「黒」の新設と「うす紫」と「濃い紫」の統合
・大雨特別警報(浸水害)の指標の改善
・指定河川洪水予報の反乱危険情報を予測でも発表
ここからしばらくは上記について詳細を見ていきたいと思います。
「線状降水帯の予報(令和4年6月1日~)」
ここ数年、「線状降水帯」による豪雨被害発生が大きく報道されています。線状降水帯とは次々に発生する発達した積乱雲の列のことで、大雨災害の危険が急激に高まると言われています。そこで、「線状降水帯による大雨発生の可能性が高い場合、複数の県にまたがる広域を対象に線状降水帯による大雨となる可能性を半日程度前から気象情報において呼びかける」という改善が行われました。
「キキクル(危険度分布)「黒」の新設と「うす紫」と「濃い紫」の統合(令和4年6月30日~)」
キキクル(危険度分布)は、土砂災害、浸水害、洪水災害から住民の命を守るための情報です。大雨警報、洪水警報、土砂災害警戒情報など避難の目安となる情報を「警戒レベル」と「色」で示し、災害の状況を一目で把握できる情報になります。「キキクル(危険度分布)に警戒レベル5相当の「災害切迫」(黒)を新設するとともに、警戒レベル4相当を「危険」(濃い紫とうす紫)に統合することで、より分かりやすく危険度を伝えることができる」改善が行なわれました。
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