百鬼夜行 vol.11 開催レポート
- はじめに.
2023年10月13日(金)-15日(日)、『百鬼夜行 vol.11』を開催しました。参加者並びにスポンサーの皆さま、いつも本当にありがとうございます。
11回目の舞台は、日本の起源に深く関わる数々の神話が残る地、九州。「天孫降臨の地」として語られる、霧島神宮を訪れました。
(天孫降臨の場所については、諸説あり)
遅くなってしまいましたが、当日のレポートを書き留めたいと思います。
- 百鬼夜行 vol.11 備忘録
◉ 旅のしおりはこちら
◉ 集合は金曜夕方、神戸港
主に名古屋から向かう参加者が多いので、今回の目的地・鹿児島は、かなりの遠出です。移動時間も有意義に過ごしたい!ということで、神戸港からフェリーで九州入りするというプランを立てました。金曜出発ということで、フェリーに間に合わない組は、翌朝飛行機で鹿児島入りし、現地合流する計画です。
出航は、7:10PM。ZENKI初のフェリー旅と、神戸港から見える夜景にテンションが上がります!
出航後、船内のレストランでまずは腹ごしらえ。そして、二次会は缶ビールで乾杯!鹿児島前夜を堪能します。
この日は船内で1泊。朝目が覚めると、船はすでに宮崎沖に到着していました。フェリー旅、思った以上に快適で、時間も有効活用できて、はまりそうです…!
無事九州に上陸し、飛行機入りのメンバーを迎えに、さっそく鹿児島空港へ向かいます。
一方その頃、鹿児島空港では。
迎えを待ちながら、空港に併設された足湯でまったり。
そして、フェリー組と無事合流し、百鬼夜行@鹿児島スタートです!
◉ 霧島神宮 古宮址
はじめに向かったのは、「霧島神宮 古宮址(こぐうし)」。霧島神宮から車で15分ほど山を登った高千穂峰の麓にある、霧島神宮の跡地です。
古事記および日本書紀には、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が『筑紫日向の高千穂の久土流多気に天降ります』『日向の襲の高千穂に天降ります』と記されています。
瓊瓊杵尊は、日本の最高神・天照大御神の孫にあたる神さま。その瓊瓊杵尊が降り立った地が、この高千穂峰だと言われています(宮崎の「高千穂峡」という説もあり)。
神話で語られるこの有名な出来事が「天孫降臨(てんそんこうりん)」です。
かつてこの場所にあった霧島神宮は、噴火で焼け、現在霧島神宮がある地に移されたといいます。その跡地が「古宮址」と呼ばれ、古宮址内の「天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)」では、現在も霧島神宮の祭事が行われています。
跡地ということで、社殿はなく鳥居と斎場だけの場所ですが、厳かな雰囲気が漂い、自然のパワーをダイレクトに感じられる、とても素敵な場所でした。古の空気がそのまま流れているような不思議な感覚を覚え、何時間でも佇んでいたくなるような気持ちになりました。
◉ 高千穂牧場
霧島神宮 古宮址を後にして次に向かったのは、霧島連山の麓に広がる高千穂牧場。大自然の中でのびのびと育つ牛や馬、羊たちとふれあえる牧場です。
◉ 霧島神宮
お腹も満たされたところで次に向かったのが、今回のメイン目的地、霧島神宮です。主祭神は、瓊瓊杵尊。1715年に再建された現在の社殿は、国宝に登録されています。
先に訪れた古宮址とはまったく異なる雰囲気の霧島神宮。境内はたくさんの参拝客で賑わっていました。
霧島は、幕末の志士・坂本龍馬が妻のお龍を伴い、新婚旅行に訪れた地としても有名です。緑に囲まれた中に朱色の社殿が映える、素敵な神社でした。
◉ 焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン
フェリーが出航する宮崎港へ戻る途中、旅の最後に向かったのは、かの有名な霧島酒造が運営する「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」。焼酎の工場見学ができるほか、レストラン、そしてここでしか買えない限定の焼酎を販売する直営店が併設されています。
近づくにつれて、街全体に芋焼酎の香りが漂います…!
ファクトリー内の「霧島焼酎神社」でお酒の神さまにご挨拶。
そして、お目当ての限定焼酎を無事ゲットし、帰路へと着きます。
◉ 宮崎港からフェリーで帰路へ
これにて弾丸の鹿児島旅は終了です。宮崎港から神戸港へフェリーで戻ります。
お酒を片手に語り合いながら、船上の夜は更けていきました。フェリー旅、やっぱりはまってしまいそうです…!
- おわりに.
翌朝、フェリーは神戸港に到着。これにて百鬼夜行vol.11@鹿児島は終了です。滞在時間半日の弾丸訪問でしたが、ぎゅっと凝縮した旅となりました。参加者の皆さん、お付き合いいただきありがとうございました!
数々の神話が伝えられる九州。いつかもう一方の天孫降臨神話の地、宮崎の高千穂峡もぜひ訪れてみたいと思っています。
次回は、年内最後の百鬼夜行の旅となります(12月は名古屋で忘年会を開催)。舞台は和歌山・高野山。どんな新しい発見があるのか、楽しみです。