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「火の鳥望郷編」新作アニメ化決定!あの衝撃作がなんとディズニーで!

なんとなんと超ド級に嬉しいニュースが7月に舞い込んでまいりました。

それはあの手塚治虫のライフワーク大傑作シリーズ「火の鳥」の
『望郷編』がアニメ化決定!でございます。

ついに来ました。
めちゃ嬉しい!

しかも火の鳥の12編あるカタログの中からチョイスされたのがよりによって『望郷編』とは恐れ入りました。
色んな意味で最も衝撃的と言われる『望郷編』をアニメ化とは
こんな嬉しいことはありません。

どのエピソードも優劣つけがたいですが個人的にもかなり好きなエピソードなのでこのアニメ化はマジで嬉しい知らせです。


そして製作期間実に7年の歳月をかけて完成させた気合の入りようで
そのアニメーション制作を手掛けたのは
精鋭クリエイティブ集団の「STUDIO 4℃」
映像見ましたけどかなり気合の入ったアート色の強い仕上がりになっております。

手塚治虫の世界観は正直感じないんですけど、
原作のテーマをより現代的にアレンジしたような作りは
見ていてワクワクさせてくれる映像だと素直に感じました。
この時代だからこそ、そしてこのテクノロジーだからこそ
このテーマ『望郷編』のチョイスに繋がったのかも知れません。

近未来的長編スペクタクル巨編だからこそ活きるこの映像美
その煌びやかな光景が目の前に広がってですね
火の鳥を、手塚治虫を、全く知らない世代の方々にも先入観なく
純粋に楽しめる作品になっているのではないでしょうか。


いや~この興奮はなんでしょね。
恐らく手塚作品とは全く切り離して見てる感覚がそうさせるのかも知れないけど、これまでのアニメ化とは全く違う期待感が映像を見てる限りでは渦巻いておりましてちょっとゾワゾワしちゃってます。
なまじ手塚色を追っかけてない作風がそうさせるんだと思います。

そんな期待感丸出しの新作『望郷編』ですが
ネット配信と劇場公開の2パターンでの公開となっており
配信版は『火の鳥 エデンの宙』
劇場公開版は『火の鳥 エデンの花』
タイトルも違えばエンディングも異なるバージョンで公開されるらしい。

マジすか!!!!

手塚先生の原作ばりに異なるエンディング用意するなんて楽しみですけど
見る方は大変です(笑)

しかもネット配信の方はディズニープラスで世界独占配信
なんでディズニープラスなん。
プライムとかじゃなくてなんでディズニーなん。
なんか大人の事情でもあるんすか。(配給の問題?)
しかもよりによってディズニーって、、、、なんか手塚ファンなら考えちゃうじゃないですか(笑)ね。

一方の映画公開日は11月3日
こちらはニクい事に手塚先生の誕生日であります。

ちなみにディズニープラスの配信日は9月13日
映画より一足も二足も早い公開日。
…ってかめちゃくちゃ早い。早すぎる。

もうなんかよく分かりませんけど、ディズニープラスは世界独占配信ということで世界中で公開されるようでめちゃくちゃ嬉しいですね。

これは本当に楽しみです。

いや~しかし嬉しいニュースです。なんといっても『望郷編』がチョイスされたっていうのが本当に驚きと歓喜ですよ。

『望郷編』は生命讃歌をテーマにしたシリーズの中でも
屈指の破壊力を秘めておりまして
「種の存続」をベースに人間の倫理観を揺さぶってくる傑作であります。

冒頭のあらすじを少し触れますと…
とある惑星で母と幼い息子だけの状況。
さぁ、このような状況の中で生き残るためにどんな選択肢をとるのか?
というところから始まるんですが、、、

この後、母親が冷凍睡眠に入って20年後の自分の息子と
子孫を残すことに決めるんですけど
この後、凄まじい展開になっていきます。

「生きる」ということに
子孫を残すという生物の根源的な摂理、本能というか最後には
禁断の選択をとる事になるのですが…
この後も想像を絶する展開が待ち受けています。


このように
「生きる」という事ことは「種の存続」という事なのか?

とすると人間とは遺伝子に操られているただの物体なのか…。
もう深すぎて意味不明な事になっちゃいます(笑)

そして息もつかせぬまま望郷編は新たな展開を迎えます。
人類の「天地創造」「破滅」
人類が辿った文明進化への警告、警鐘
人類の存在の在り方、自然との共生を描いた一大ロマンに発展。
まさに凄まじい勢いでストーリーが繰り広げられていきます。

息もつかせぬ展開で最後には深い感動を呼ぶ傑作!
この想像力はどんな漫画家も太刀打ちできないくらいぶっ飛んでるんで
ぜひ見たことない方は楽しみにしてていいと思いますよ。


タイトルの『望郷編』もなぜ「望郷」なのか…
望郷、とは「故郷に思い馳せること」
地球というふる里にかけているようで実は…
これはぜひご自身で見て感じて想像してみて欲しいと思います。

そして
火の鳥通してのテーマ「輪廻」「愛」そして「人間の業」
これらも見事に描き切っています。
シリーズ全体を通しての色んな火の鳥の分岐点、伏線の回収ポイントになっているとにかく見どころ満載の「火の鳥『望郷編』
いや~マジで語ると止まらなくなる大傑作。

ぜひ新作『望郷編』を楽しむために過去記事もご覧になってみてください。


そして「火の鳥」シリーズをさらに楽しむために全人類必読の
完全マストバイアイテム「火の鳥大解剖」
こちらもマジでおすすめ。
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過去記事も見て「火の鳥大解剖」も見て
全部見て予習して
完全武装で新作公開に臨みましょう。



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