世界最古のコミック賞「ハーヴェイ賞」に手塚治虫が殿堂入り
2020年9月28日
ニューヨーク・コミック・コンのオンライン版・メタバースで開催されるデジタルイベントに先駆けて、
今年のハーヴェイ賞殿堂入りクリエイターが発表されました。
今回7名が栄誉ある賞を受賞した中で
名だたるクリエイター陣の中から
我が日本より巨匠手塚治虫先生が受賞されました!
素晴らしい!
日本の誇りですよマジで!
ハーヴェイ賞運営委員会の共同委員長であるジョン・リンド氏は、
「2020年は、信じられないような素晴らしいクリエイター達が殿堂入りします。中でも、
世界中のポピュラーカルチャーに貢献した手塚氏の功績は計り知れません。
ハーヴェイ賞の受賞者の皆様、おめでとうございます」
と述べています。
これを受けて
手塚プロダクション取締役でありご子息の手塚眞氏は、次のように述べています。
「わたしたち手塚治虫の遺族は、手塚治虫が米国の名誉あるハーベイ・アワードのHall of Fameに選ばれたことを大変に光栄に思っております。
手塚治虫は日本のマンガの父と呼ばれていますが、
それは彼の作品が多くの後輩たちに影響を与え、現在の日本のマンガの核を築いたからです。
しかし、彼がアメリカのコミックやカートゥーンから影響を受けたことも紛れもない事実です。
そしてハリウッドやヨーロッパの多くの文化を吸収し、それらの要素を日本のマンガの中に生かしました。
日本の少年たちは、彼の作品に日本を超えたインターナショナルな、
そしてそれが故に普遍的な感性とイメージを感じとり、彼のマンガを特別なものとして扱いました。
ウォルト・ディズニーをはじめ、アメリカのポップカルチャーに大きな敬意を持っていた本人が、もしこの受賞を聞いたなら、本当に喜んだと思います。心からの感謝を申し上げます。」
ハーヴェイ賞の殿堂入りクリエイターは、10月9日(金)に開催される第32回ハーヴェイ賞授賞式で表彰され、
ニューヨーク・コミック・コンとMCMのオンライン版・メタバースでストリーミング配信予定となっております。
ニューヨーク・コミック・コンとは
アメリカにおける究極のポップカルチャー・デスティネーション・イベントのこと。
最旬のコミック、テレビ、映画、出展者、セレブリティ、コスプレ、アニメなどが一堂に会すビッグイベント
ここに我らが手塚治虫先生が殿堂入りとして名を連ねたわけであります。
マジでカッケ~。
最高!
ワールドクラス!
こんなに喜ばしいことはないですね。
古くは悪書と呼ばれ
「害悪」のレッテルを貼られ焚書運動まで起き
忌み嫌われてきた「漫画」というものを文化的発展にまで押し上げた第一人者、手塚治虫
今ある歴史とはすべて先人たちの功績であることを感じさせてくれます。