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【手塚治虫漫画全集】 400巻解説
「マンガの神様」と呼ばれる手塚治虫
生涯に15万枚という原稿を書き残し日本にマンガという文化を定着させたマンガ界の巨人、偉人、いろんな形容詞が当てはまるまさに神様。
手塚治虫の出現は当時の子どもたちにとってある種のカルチャーショックだったことでしょう。
戦後の荒れ果てた日本に子どもたちの娯楽も文化的な物も少なかった時代に
子どもたちがどれほど手塚作品に感動したことか
その時、夢中になって読み漁っていた子どもたちの中に後の日本マンガに大きな影響を与えることになる才能がたくさんいます。
藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、松本零士、大友克洋、宮崎駿…
数えればキリがないほどたくさんの作家さんたちが影響を受けたと語っています。
そんな手塚作品ですがあまりにも膨大な作品を残してきているため
すべてを網羅している方が少ないと思います。
これは非常に勿体ないことであります。
そこで講談社発行の「手塚治虫漫画全集」をベースにガイド的におすすめマンガや注目マンガを紹介しておりますので
ぜひ参考にしていただきたいと思います。
「手塚治虫漫画全集」概要
1977年6月から1984年10月まで、
毎月4冊ずつ各期100巻3期に分けて全300巻が刊行されました。
第1期 1977年6月 - 1979年8月
第2期 1979年10月 - 1981年11月
第3期 1982年2月 - 1984年10月
そして手塚治虫の死後、
1993年1月から第4期100冊の刊行が始まり、
1997年12月に全400巻完結。
MT383からMT400までの18冊は手塚治虫漫画全集 別巻のシリーズである。
発行年は1996年-1997年。
別巻として漫画作品以外の「エッセイ」や「対談集」など18冊を含んでいる。