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57歳の音大生の後期と総括

年度末になってしまいました。
後期の作品とその発表会についての詳報を逐次書いていこうと思っていたのですが、ついつい手がとまってしまいついに1本も記事を書かないで年度が終わります。
 つきまして、前期の奮闘を読んで下さっていた皆さんと私自身の備忘録的に少しまとめたいと思います。
・後期作品はソナタ形式で作曲し形式を実践で学ぶ
 楽器はクラリネットとピアノを指定(そうでなくても良いとは言われたが事実上は指定)
・ベートーベンのピアノソナタ1番のアナリーゼ解説をして頂く
 分かったつもり
・夏休み期間中に第一主題と第二主題の案を先生に提出
 なんどかのやり取りのあと主題が決定
・9月作曲着手
 冒頭から第2主題の提示までを3回のレッスンでOK頂く
・10月11月大苦戦
 第2主題以降、OKを頂けなくなる。
・締め切り2週間前に提示部終わり部分が書けていない
 残り2週間で曲の後半3/4を書く羽目になる
・なんとか締め切りに間に合ったが先生からは「あちこち仕上がっていない」とご不満の声
・合わせ練習リハーサルに先生が常に参加されて、あちこち書き直しを指示される
・クラリネット奏者(大学院1年生)の先生からもクラリネットへの熱血指導が入る。
 クラリネットの先生からは曲が美しいとお褒めの言葉を頂くが、作曲のA先生からは酷評のまま。特にピアノパートが全然ダメとのこと
・譜面審査は通り、演奏会にて作品は無事演奏される
・クラリネット奏者とピアノ奏者(大学院1年)からは演奏の難しい曲ではないが、音楽的には深みがあって良い曲だとの感想を頂く

 とまあ、こんな具合でした。特に10月11月あたりの苦戦は凄まじく。何を書いてもダメな感じで、前期の作品の順調な仕上がりが嘘のようでした。
 前期は自分のスタイルでそのまま書かせていただいたのですが、後期は「古典スタイルで形式音楽を書く」という課題だったのに対して、私自身が古典スタイルを充分知っていなかったことと、古典音楽を聴いた経験が少ないのではとの指摘がありました。先生のご指導はかなり厳しい指摘が連続したので、これは破門に違いないと思っておりましたところ「来年も続けて勉強しませんか?」とのお誘いを頂きました。

 と言うわけで、再度受験し合格したので22年4月から58歳の音大生として勉強することになりました。
 ちょっと簡単過ぎるまとめですが、これにて今年度終了です。
 

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