Lomogonを宙玉に使ってみる!
Lomogon 2.5/32はロモグラフィーが開発したレンズです。
特徴としてはフィルムカメラの「LOMO LC-A」をベースに作ったのでレトロな描写であること。
そして真ん丸の絞りにより、光った部分などに発生する玉ボケの形がきれいな真ん丸になるということです。写真はLomogonレンズ。真ん丸の絞りがついています。
こちらは後ろから見たところ。絞りがきれいな真ん丸だということが確認できます。
通常は絞り羽根を使うので、真ん丸ではなく多角形になります。これが普通の絞り。
この違いは玉ボケに現れます。Lomogonの場合はきれいな丸い玉ボケになります。
一方こちらは普通の絞り羽根の場合。ボケは多角形になっています。
宙玉(そらたま)で撮る場合は透明球のエッジをはっきりさせるために絞って撮影するケースが多く、絞りの形が気になる場合があったので、この真ん丸絞りのレンズを試してみることにしました。
結果から言えば効果はありました。きれいな玉ボケ写真が撮れたので結構満足。またLomogon独特の描写もなかなかいい感じです。
イルミネーションを撮るとこんな感じ
きれいな玉ボケに注目してみてください。
どんな機材を使ったか?
今回使用したカメラはソニーのα6500。焦点距離は35mm判換算で48mm相当になります。Nマウント用だったのでマウントアダプターを使いカメラに取り付けました。また宙玉では接写をして透明球にピントを合わせる必要があるので、接写リングを使っています。
カメラへは以下の順番で取り付けました。写真左から
soratama 72 (Zenjix)
Extension Tube 72 (Zenjix)
Step-up ring (Marumi)
Lomogon 2.5/32 (Lomography)
Macro extension tube (Kenko)
Mount adapter (Kipon)
α6500 (Sony)
真ん丸絞りの効果が確認できたので、ほかのレンズにも自作の真ん丸絞りを取り付けられないかなと考えています。もし試された場合はぜひその効果などシェアしてください!
ボケ味も独特でいい感じ
こちらは玉ボケというよりも、バックのボケの描写に注目してみてください。なかなかレトロでいい感じのボケ具合です。
●動画にしてもおもしろいです
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