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車旅記:冬の北海道旅2024-2025⑮ 早朝の美瑛はただただ美しい白の世界
2025/01/03、北海道上陸7日目は白一色に染まった美瑛と富良野エリアを散策した1日だった。
道の駅ひがしかわ
午前05時40分、外気温氷点下8℃、車内氷点下3℃。
雪が積もってくれたおかげで車内はそこまで冷えなかった。
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ちなみに車内は氷点下3℃だった
昨晩旭川は吹雪いていたのでこのエリアも雪で埋まってしまうかなと少し心配していたけれど意外と積もらなかった。たかだか14kmしか離れていないのにそれだけで雪の降り方も変わるらしい。
サクッと身支度を整えて夜明け前の美瑛方面へ繰り出した。
クリスマスツリーの木
日の出前、午前6時半。少しだけ雪が降っていたのでストロボで撮ったら幻想的な景色になった。雪景色に1本木があるだけ、絵画のような静かな景色は本当にきれいだ。これだから冬の美瑛は通いたくなる。
この場所、日中は観光公害甚だしい人気スポットだけれど早朝は自分とほか数人だけだった。本来は日中もこれぐらい静かであってほしいのが地元の願いなのだろうか。
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ちなみにスマホのフラッシュライトでも同じような雪の舞う写真が撮れないかなって思って試してみたけれど少し光量が足りないようだ。
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長居していると混んできそうなので、サクッと写真を撮ってクリスマスツリーの木をあとにした。写真には写っていないですが手前には仰々しいくらいの立ち入り禁止のロープと看板が、道路にも大型車駐車禁止の看板がいたるところに立てられている。
ここも伐採されないことを祈るよ本当に🥺
パッチワークの路(セブンスターの木)
先日ここに生えている白樺並木が伐採されたニュースが世を騒がせたのは記憶に新しい。
訪れたときは小雪がちらついていた。駐車場は自分以外にもう1台車がいたが、まもなく何処かに走り去ってしまった。
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到着してまもなくして小雪はやみ、青空が見えてきた
青と白の世界
凍てついた静かな景色が織りなす空気はすべてが研ぎ澄まされたようで凛とした独特の世界観だ。
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自分以外のすべてが凍りついて動かなくなったような、そんな錯覚にさえなってしまう。冬の美瑛って本当に好きだって思える瞬間だ。
太陽が顔をのぞかせてくるとあたりがぱっと明るくなって雪がキラキラと輝いてきた。いよいよ1日が始まるなという予感を静かに感じさせる景色だった。
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日が昇るにつれて刻々と変わる景色を眺めていたら時間があっという間に溶けていきそうだったので小一時間の散策を持ってこのエリアをあとにした。
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これも最後の写真になってしまったな
ちょうど自分が出発するのと入れ替わりで観光バスが1台やってきて、バスから出てきた外国人観光客があっという間に道路を観光客が埋め尽くした。観光公害か、とつぶやきながらこの場所をあとにした。
ジェットコースターの路
丘のある町、美瑛ならではの景色だろうここも。アップダウンのある1直線の道がジェットコースターのコースのように見えることからついた名前、知られた場所。
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ただ、名もなきジェットコースターロードは道内結構色々な所にあるのでここにこだわらなくても良いのかもしれない。例えば就実の丘のところにもそれっぽいジェットコースターロード、斜里の天に続く道、十勝のミルクロードもそんな感じだ。
この場所の真価は深山峠より眺めが良いことにある。深山峠からも十勝岳連峰は一望できるけれど、ここのほうが標高が高いので十勝岳連峰が更によく見える。
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そういう意味で景色が良い眺望スポットとして来たほうが良いと思う。
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千望峠界隈
ダイヤモンドダストがきれいに見えることで定評のあるフラヌイ大橋、ただフラヌイ大橋からダイヤモンドダストを撮る・見るなら日の出のタイミングになるので今日はもう無理だ。しかしこの場所、土地勘がなかったので来年以降の下見目的で来てみた。ちょうどジェットコースターの路からすぐ近所だし。
で、フラヌイ大橋をあとに富良野方面へ走っていたらいい感じの風景があったので少し車を止めてカメラを持って歩いてみた。後で調べてみたら千望峠という場所だった。ちなみに峠には展望台こそあれど、厳寒期は閉鎖されている。
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なんかいいなって思った。こういう何気ない景色がすべて絵になると言うか。車通りもなく静かな峠の景色。別に観光地で映える写真撮るだけが旅じゃないってことをこの場所は気づかせてくれる。
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ランチは富良野の名店、くまげらさんでローストビーフ丼😋
お店には11時ちょっと過ぎに到着したら行列ができていた。11時半から営業開始だったけれど1巡目で余裕で入れたのでラッキーだったな。下手すれば氷点下7℃前後で小一時間外で並ぶとか笑えない。
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ローストビーフ丼というと一般的にはがっかり丼で定評があるけれど、ここのローストビーフ丼は一パッサパサの肉ではなく、サシが入った霜降り肉のローストビーフでめっちゃジューシー、いうなら大トロみたいな食感でめっちゃ美味しかった😊
十勝岳温泉湯元凌雲閣
食後、十勝岳温泉に行ってみた。ここは標高1280m天空の(冬は雪見の)露天風呂、良質な源泉かけ流しという温泉好きにはたまらない場所だ。
凌雲閣までは富良野からは約35km、40分の距離だ。
・・・ただ、ここまでの道はこの旅行中1、2を争うレベルのウルトラハードモードだった。
十勝岳の中腹、標高1280mを目指して走っていくのでどんどん雪深くなってきて、除雪もこまめに行われていないようで結構轍も深い。良質のパウダースノーのお陰で周囲真っ白、道路と路肩の境界がはっきり言って分からない😂それがずーっと続く。(更にいうと山道なのでカーブもこまめにある)
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どこまでが道で、どこからが壁かわかりますか?😂
北海道の道でヤバいのはよくブラックアイスバーンやホワイトアウトと言われているけれど、こういう綺麗なパウダースノーがこんもり積もった道が一番たちが悪いと思った。どこを走ってるかわからななくなるから。
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牙と爪見たら勝てる気がしない😂
道中苦労したバイアスもかかっているかもしれないけれど、温泉は本当に良かった。お湯は源泉が異なるお湯が2つあり1つは酸性・含鉄(II)-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩温泉(酸性低張性低温泉)、もう1つは含鉄(II) - カルシウム・ナトリウム - 硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)。酸性のお湯はほぼ冷泉で訪れたときはちょっと入るのには寒かったのでもう一つのお湯で楽しんだ。
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湯上がり、休憩室で座っていたらあまりに心地よくて寝ていた( ˘ω˘)スヤァ
多分旅の蓄積した疲労感もあったのだろうが、床暖×ヒートテック靴下(ハイソックス)×湯上がりの破壊力が絶大すぎて、足元からじわりじわりと迫りくる眠気には勝てなかった😂
・・・そして起きたら1時間ぐらい経ってたw
もう今日は観光お腹いっぱい、明日に備えてゆっくり休もうって思って宿泊予定地を探しながらこの後のことを考えていた。
翌日が北海道最終日、1/4の17時には小樽から北海道を離れる必要がある。
けれど今から小樽を目指すのは流石に少し遠いのでその手前でビバークしたい。Googleマップとにらめっこしていたらいい感じの道の駅を見つけたのでそこまで移動することにした。
このあとの目的地は道の駅しんしのつだ。
道の駅併設の温泉施設あり、広大な駐車場あり、小樽・札幌の近所ということで旅の行程から言うとこの上ないグッドな場所だ。
そうと決まれば早速移動開始。
パウダースノーがどっさり積もった下りの山道、視界は曖昧。
富良野の平野部に出るまでは生きた心地がしなかった😂(ブレーキ踏んでも雪でめっちゃ滑るって全然止まらないし)
道の駅しんしのつ
十勝岳温泉湯元凌雲閣から約115km、2時間半。
ほっかいどうはでっかいどう、結構遠かったけれど無事到着することができた。道中何度も吹雪にあいながらたどり着いた道の駅。もうこの先動きたく無いのは言うまでもないだろう。しかし車中泊用の食料を買うのを忘れた。最寄りのコンビニでいいやと思っていたら、最短経路上のコンビニは遥か手前だったというオチ😂少しぐらい回り道したら良かった。
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このあとめっちゃ雪が降り出した
幸い、道の駅のレストランが21時まで営業していたのでなんとか食糧難にはならなかった。
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何が名物なのかよくわからなかったけれどとりあえず北海道って入っていたビーフカレーを食べた。この際、生きるのに必要なカロリーが満たせればヨシッのレベル😂
とりあえず温かいご飯とお風呂にもありつけ、安心して休むことができたのです( ˘ω˘)スヤァ
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次回最終回(多分)
続きます