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アイスバブルをミラーレスできれいに撮りたい

年末年始の北海道旅行でアイスバブルの写真を撮りたかったので糠平湖とオンネトーにそれぞれ足を運んだ。けれど準備不足で今年も満足の行く写真が撮れなかったので来年のリベンジを誓いつつ、敗因を整理して必要なものを書いておく。


撮影に必要な機材など

①デッキブラシ的なやつ
②お湯(もしくはシングルバーナーとケトル)
③三脚
④予備バッテリーか外部給電システム(モバイルバッテリー)
⑤PLフィルター
⑥超広角~広角レンズ

①は雪原となった湖面から雪を除去し氷面を出すためのもの。雪はパウダースノーではあるけれど氷面に近づくにつれてアイスバーンになるのでガリガリ削れつつ、ブラシで細かい雪を除去できるものが望ましい。結論を言うと車用の雪かきブラシ(本州仕様)が最適解。

こういうの。(在庫切れだけどさ)
ポイントはスクレイパーつき、首振り機能なし、だ。首振り機能付きのはブラシ側を酷使するとすぐ首がもげるのでおすすめしない。

②は氷の氷面のザラつきを除去し、なだらかにするためにマストのアイテム。これはブラシで雪を除去して撮ったアイスバブル。残った細かい雪粒と氷面は荒れた肌のようにボコボコで氷の細かい凹凸が光を乱反射させてアイスバブルの像をにじませる。

オンネトーでご一緒された方がお湯を持っていたので使わせてもらった。一緒にアイスバブルを発掘して撮った時の写真がこちら。

真ん中の方はお湯をかけて表面をならしたので氷面下のアイスバブルがクリアに見えるようになった。端っこの方はお湯が足りなかったので露出したこめんのまま。少しざらついている。なのでクリアな写真を撮るためにはお湯が必須アイテム。

現地調達するか、持っていくかは悩ましい問題だけれど来年リベンジは現地調達プランでシングルバーナーとケトルを持っていくことにした。除去した雪を溶かしてお湯にして使えばガス欠になるまでひたすらお湯を製造できる。ただオンネトーで氷点下10℃、耐寒仕様のOD缶でも動作するかはちょっと考えないとな。

③は被写界深度合成写真撮影用に構図を固定するのに必要だ。ミラーレスのフルサイズだと被写界深度は浅くなりがちなので3次元的に広がるアイスバブルの全景を撮りたいなら頑張って絞り込んだとしても限界があるので最終的には合成したほうが良い、という結論に至る。

④、氷点下(しかも氷点下10℃前後かそれ以下)だと秒速でバッテリーが減るので予備が必要。ひどいときは40%ぐらいあったと思った次の瞬間バッテリー切れになるとか。人間は防寒装備で固めていると寒さに気が付かないけれどカメラ機材は外気並にキンキンに冷えているのでバッテリーも消耗が激しい。なので5000~10000mAhのモバイルバッテリーと外部給電システム(ダミーバッテリー)でUSB給電したほうが良いと持った。

⑤氷面の余計な反射を除去し、氷面下のアイスバブルをあぶり出すため。特に太陽光がガッツリ出ている条件下だと無いとしんどいと思う。でも超広角レンズはねじ込み式のPLフィルターつかないんだよな、悩ましい。フィルターつけるなら24mmになっちゃう。

⑥広角のほうがボケにくい。焦点距離が長くなるほど被写界深度って浅くなるので、アイスバブルの立体的な形状をなるべくボケないように撮るなら超広角~広角の方が良いと思った。まぁ、14mmで撮ったらかなりアイスバブルが小さくなったし、掃除する湖面の面積もかなり広大になったのでそれはそれで問題なのかもしれないけれど。👆️👆️の写真が14mmで撮ったの。


アイスバブル、どこにある問題

オンネトー
糠平湖

この下の何処かにアイスバブルが埋まってるので頑張って探そう😁
降雪前に行って撮るのが一番確実だけど、降雪前に全面凍結して入れる湖ってオンネトーの11月下旬~12月上旬のほんの短い間だけだっけ。糠平湖の全面凍結宣言出たのは去年も今年も1/2だ。それ以前は立ち入り禁止。

スマホの写真のGPSタグに割とピンポイントな座標が残っているけれど有料記事で書いてもどうせ誰も買わないから場所はもう書かない。ま、運が良ければ巡り会えるでしょうしらんけど。強いて言うならアイスバブルは何故できる、を考える。

来年の冬も北海道に行く理由ができたので、PDCA回してより良い旅にしていこう。


今年撮れたの

オンネトー
オンネトー
オンネトー
糠平湖
糠平湖
糠平湖
糠平湖
糠平湖

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