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車旅記:冬の北海道旅2024-2025⑨ 2025年元旦、大津海岸のジュエリーアイス

北海道上陸5日目、そして2025年01月01日元旦!
今年も初日の出は大津海岸(豊頃町)で見ることになった。そんな1日の、2025年の始まりの話。




道の駅うらほろで目覚め

2025/01/01 03:30 AM 、外気温氷点下9℃、車内は氷点下5℃だった。目覚ましをかけていたけれど駐車場の除雪車の稼働音で目が冷めた。周囲を見渡してみると昨日晩に比べて車が何台か増えていた。こんな辺鄙な場所で元旦にビバーク、みんなジュエリーアイス見に行くのだろうか。

道の駅うらほろにて
車中泊すると車内は結露しますがこうも寒いと結露も凍りつきます😂
出発前に綺麗に拭き取っておかないと、走行中に溶けてポタポタと垂れてくる

去年もそうだったけれど、大津海岸のジュエリーアイス見学者用駐車場はそれほど広くないので早めに行ったほうが吉。ということで サッと身支度を整え昨日晩スーパーで買った食料でお腹を満たし出発した。

初詣、浦幌神社

道の駅から徒歩10分ぐらいなので歩いてきても良かったんだけどね。往復の時間がもったいなかったので大津海岸に向かうついでに車で寄った。

道の駅うらほろから車だと3分ぐらいのところにある神社。今年もここで初詣した。そこそこ大きな神社ではありますが北海道の神社は意外と歴史の浅い神社が多くて、多くは北海道開拓と同時に建立されたもの。ここもその1つで昭和27年頃に北海道開拓の折に建てられた。早朝ということで訪れている人は自分と数名のみ。旅の安全と今年もたくさん楽しい旅ができますように!とお願いして神社をあとにした。

大津海岸とジュエリーアイスと初日の出

午前5時前には大津海岸、ジュエリーアイス観光客用の駐車場に到着した。レストハウス前の駐車場はすでに満車、もしかしたら彼らは前泊組だったのかもしれない。さらに観光者用の第一駐車場が工事中で使用🆖だったため仕方ないので第二駐車場へ車を止めた。どうも駐車場が工事中で使用できないことがアナウンスされていないようで辺りを見ていたら駐車場難民で右往左往している車が結構いた。更に路駐も増えて結構大惨事だったと思う。

夜明け前の大津海岸
昨日の雪で真っ白になっていたけれど踏み跡がたくさんあったので歩きやすい。

氷点下10℃、積雪あり風もそこそこあり。去年もそうだったけれど結構エクストリームなコンディションだったと思う。そんな中、日が少し昇るまで約2時間過ごすことになるのだから大変だ。もちろんホッカイロは靴下にも腰にも装備。顔も寒いからバラクラバを被って完全防備で挑んだ。


夜明け前の大津海岸①
夜明け前の大津海岸②

・・・ただ、今年は元旦にジュエリーアイスはきれいに見ることができなかった。おそらくは昨日までに打ち上がった物だろう。絶対的な数も少なくたとえあったとしても汚れてくすんでいるものばかりだった。


三脚立てて長時間露光で撮っていた
波打ち際に近いところは雪の上に凍った砂が氷のように張っていて場所によっては歩くと陥没してボコボコになった

残っていた数少ないジュエリーアイスは大体波打ち際に散乱している。ローアグンルで撮っていたのが良くなかったのかもしれない。油断していたら時折大きい波がやってきて慌ててカメラを持ち上げ逃げるシーンが結構有った😂


波打ち際で撮ったジュエリーアイス

三脚の足元にギリギリ波が届いてもカメラが水没しない程度の波だったのが👆️の写真だ。波が通過したあとはシルエットとして、白波だったところが特に顕著に残る。表面が荒れて透明度も失われているのでこれでは砂浜に打ち上げられたクラゲだなっておもった。


あ、やばっ!って持ち上げてたときに撮っていた写真がこれ

景色と日の出直前の空が混じって幻想的な写真になった

大きい波がやってきて慌ててカメラを持ち上げたときに撮っていた写真だ。長時間露光で撮っていたので前半写っていた像がのこりつつ、日の出直前の空の色と混ざってなんとも言えない幻想的な写真になった。名付けて「夢幻ジュエリーアイス」😂

なお、この時思いっきり波を浴びてヒザ下がずぶ濡れになった。幸い靴が防寒防水仕様のスノーブーツだったので足は無傷。膝下も生地の厚いデニムパンツを吐いていたので肌までは海水は届かなかったようだ。秒速で凍りついて膝下がバリバリになった。強制撤収は免れたけれど、今日はパンツの洗濯は不可避だ。


そして日が昇る。2025年01月01日、初日の出だ。

2025年01月01日、北海道の大津海岸で見た初日の出

少し荒々しい波が打ち寄せる中、太陽は静かに確実に昇っていった。

2025年の初日の出とジュエリーアイス

2025年初日の出と、朝日に輝くジュエリーアイスとのコラボは少しがっかり写真になってしまったが、自然相手なので仕方ないな。綺麗な朝日が拝めただけでも良しとしよう。

大津海岸にて

陽の光が強くなってくると気嵐も出て幻想的な景色だった。ジュエリーアイスは少し不発だったけれど、それはそれで良いような気がした。きっと2025年は本命は空振りだったとしても他の要素で結果オーライ、大団円的な年なんだろう、しらんけど。

静かな初日の出と波の大きな音が印象的だった
撤収前の一コマ

足元はバッキバキに凍って、徐々に体も冷えてきたので8時前には撤収した。今年はジュエリーアイスのレストハウス前にキッチンカーも出ていて少しだけ縁日のようだった。

大津海岸(ジュエリーアイス)のレストハウスのトイレが結構強めに暖房が効いていたので休憩がてらヒエヒエの体を温めた。グローブはしていたけれどカメラを構えていた右手薬指と小指の感覚が少し鈍かったのでこれはもしや凍傷やっちまったかと思ったけれどギリギリセーフだったようだ。去年は夜の美瑛町、氷点下17℃の中で1.5時間ほど写真撮っていたら左手薬指と小指の第1関節から先が軽い凍傷になってしまったのだけれど、今年はグローブも厚めにして対策したのが功をなしたらしい。

そして大津海岸をあとに、帯広市街地へ移動するのでした。

つづく

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