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車旅記:冬の北海道旅2024-2025⑥ 鶴居村の丹頂鶴さん
😇「タンチョウヅルさんまつりやぁ~」
北海道上陸4日目、そして2024年12月31日大晦日の話。
2024/12/31 07:11 AM、釧路市
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車と周囲には薄っすらと雪が積もっていた(もちろんパウダースノーなので雪下ろしも簡単!)
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(このあとスクレイパーで削ぎ落としました)
気温氷点下7℃、天気は雪。どうやらこのあとこの界隈は大雪が予想されているらしい。ホワイトアウトの地獄絵図になる前に帯広方面まで退避離脱したほうが良いとおもって、そちら方面に進路を取ることにした。
帯広方面に向かう理由は他にもある。
・道東方面、終日曇りか雪で2024年最後の夕日は期待できない
・さらに翌2025/01/01の朝もお天気曇りがちで初日の出が期待できそうにない
と、言うことで道東方面から脱出することにした。本当は朝日に一番近い街根室の納沙布岬で初日の出を見ようと企んではいたのですが無理そう、ということで。
※ちなみに初日の出を日本で一番最初に見ることができるのは日本で最も東にある街である根室市(最東端の場所納沙布岬)ではなくて、実は千葉県銚子市の犬吠埼だったりします。地軸の傾きの影響で日本最東端の場所より早く日が昇るのだとか。
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目指す方向が決まったところで朝活です。
折角釧路市に来たので釧路湿原でタンチョウヅルさんを見たい、撮りたいと思って釧路市から北に30km、鶴居村に移動した。
鶴居村、音羽橋
まずは定番の音羽橋へ。
音羽橋はなんてことのないただの橋ですが、この橋を中心として雪裡川の上流域と下流域がタンチョウヅルの寝床になっているので、橋の上からタンチョウヅルさんを観察することができる場所だ。特に早朝は特に多くのタンチョウヅルを見ることができる。音羽橋はそれを見越して観察・撮影用に歩道がめちゃくちゃ広く取られていて駐車場、トイレも整備されている。
・・・ただ、出遅れた😂
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訪れた時カメラマンは2人しかいませんでした
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そして超望遠の600mmで撮っても遠い・・・
すでにほぼすべてのタンチョウヅルさんは餌場に飛び立ったあとで数羽、見れただけでした。しかも超望遠レンズで目一杯ズームしてもまだ遠い😂仕方がないので次のスポットに移動した。
鶴居村、(公財)日本野鳥の会 鶴居·伊藤タンチョウサンクチュアリ
釧路湿原界隈はタンチョウヅルの保護施設がいくつかあるのですが、ここもその1つです。
ちなみに鶴居村は村を上げてタンチョウヅルの保護に取り組んでいる自治体です。もともとタンチョウヅルは北海道各地で、更に関東近辺まで飛来するぐらい広く生息していたららしいですが、乱獲と開発の影響で彼らが住む湿地が激減した結果生息数が一気に減り、明治時代には絶滅の危機にあったらしい。その後、1950年代に給餌を始めたところうまくいき、個体数も回復し現在に至ったとのこと。(参考👉️日本野鳥の会 タンチョウ保護の取り組み)
ビジターセンター的な施設自体は年末年始休暇で営業はしていなかったのですが、タンチョウヅルへの餌やりは通年行われているらしく訪れたときも多くのカメラマンがいらっしゃいました。そしてここでたくさんのタンチョウヅルさんに出会えた!
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どれぐらいいたのかというと4、50羽、いやもっといたのかな。奥の方からはピヨピヨという鳴き声も聞こえてきたので雛も茂みの中にいるのだろう。ちょうど朝9時の給餌の時間帯に合わせて来ることができたのでこれだけのタンチョウヅルさんに出会えた、というのもあるかもしれない。
これだけたくさん被写体がいると、適当に撮ると構図がぼやけるのである程度主人公を絞って撮ってみた。まぁ風景として撮るか、タンチョウヅルさんのポートレートとして撮るか、ですよねぇ🤔
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小雪の降りしきる中、タンチョウヅルさんたちは時折寒そうな素振りをみせつつも優雅に振る舞っていた。時折求愛行動のような舞う姿は本当にきれいだと思った。
撮影には150-600mmの超望遠レンズで望んだ。距離的にはほぼ600mm湖底だった。そして手持ち。カメラのボディを入れると3kgぐらい。なかなか振り回すには腕がプルプルする😂そして雪がちらついているのでAFの食いつきが悪い。撮った写真もたくさんピンボケありました。
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いやー重いっす
雪が降りしきっていたのでカメラのボディにはカバーを掛けて撮影していた。ウェアもソフトシェルの山用ジャケットだ。それでも2時間ぐらい撮影していたら体はめっちゃ冷える。
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でもレンズ越しとはいえこの景色を見ていたら時間なんていくらあっても足りないなって思った。思っていた。
そうしたら雪が強く降り出した。
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流石に寒さも限界に近づいてきたので撮影を切り上げることにした。時計を見たら2時間ぐらい撮っていたらしい。氷点下8℃の中で!そういえば今日は大雪の予報が出ているんだった。すっかり忘れていた。
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片足立ちで丸まっていました
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体がヒエヒエになったので温泉で温めようと思って近くの日帰り温泉施設を探してみたら、幸い鶴居村にも温泉が湧いていることがわかったので朝の10時から営業していたこちらにお邪魔することにした。
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雪が強く降り出していて車から施設までの数十メートルでも行まみれになった
泉質はナトリウム-塩化物泉(アルカリ性低張性高温泉)で源泉温度は約46℃!カチンカチンに冷え固まった体を溶かすには十分でした。
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湯上り後、休憩室でこのあとどうしようかな~と考えていた。雪は強くなる一方で天気も十勝・帯広地域~道東全域で曇りか雪予報なので2024年最後の夕日は多分見れない。かといってインドアで楽しめる場所も年末年始休暇でほとんど営業していないしなぁ・・・と、Googleマップとにらめっこしながら考えていた。
とりあえずお腹すいたので釧路に戻ってご飯食べ考えることにしたのです。実はまだ北海道上陸後、海鮮料理を1度も食べていないことに気がついたので、お寿司食べたいな~と思ってさ。
・・・ということで冬の北海道旅2024-2025⑥ タンチョウヅルさんの話はおしまい。