必殺!俺死ぬ詐欺
私が昔お付き合いしていた『俺死ぬ詐欺男』くんの話をします。
先日、映画のモテキや奥田民生になりたいボーイ出会う男すべて狂わせるガールを家でまったり観てた所…。
日本男児の女々しさ全開でした。
なりたいボーイに関しては特に。
『●ちゃんと別れるなんていやだぁぁ〜!●ちゃんも殺して俺も死ぬぅー!』
『●ちゃんのためならなんでもするからぁぁお願い別れるなんて言わないデェェ』
『俺の何がダメなの?!直すから!全部直して●ちゃんの理想の男になるから!』
ちゃんを、君に置き換えても違和感ありませんね。さて、重いと言われるこれらの発言ですが、私はどれも言ったことありません。2番目、3番目を、言われたならば『下僕として可愛がってやろう』と思います。
では、本題の1番目である
お前も殺して俺も死ぬタイプ
とは、一体何か。私が出会った俺死ぬ君の特徴をご覧ください。
・主に愛の確認、別れ話の際に発動。
・常習的にこの展開に持っていこうとする
・窓から飛び降りるフリをする(5階)
・包丁を持ち出し自分に向ける
・泣き真似をする
・迫真の演技
・平常時、『死ぬわけないじゃん』と言う
・ラインやメールでは言わない
・『俺死ぬ詐欺』は対面の時のみ
リストカットなどをする本気度の高そうなタイプではありませんが、このリストからも伝わる通り、ズルくて幼稚なタイプでした。
このタイプは、本気で好きだからというより損得勘定がやや強いように思います。さらに言えば、好きという気持ちも嘘ではないのですが、思い通りにいかないのが納得いかないという気持ちの方が大きいので、相手が嫌がるような姑息な手段も平気で出来るのです。
はじめて死ぬ死ぬ詐欺を受けた時。
さすがに死なれたら大問題なので必死に止めました。
2度目もおそらく止めました。
3度目から、一切止めませんでした。
泣き喚きだしたら、PCをつけて『ごめん、明日納期の仕事あるから』とだけ伝え無視をしました。
そしたら…
『ねぇなんで止めてくれないの?!』
『そこは、大好きだよって言って引き止めてくれるんじゃないの!?』
『鞭が過ぎるよ!!!』
最後に…
いかがでしたでしょうか。
今回は、わりと箸休め的な記事にしました。
一方的な大きな愛をぶつけても相手は振り向きません。日頃から小さな愛を与え合うことが大切ですね。
自分を見失う程の愛は、愛ではありません。